続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

「あながあったらはいりたい」の巻

まさにGWまっただ中です。
みなさんはどこかへお出かけですか?
いいですねえ。
僕はといえばどこにも出かけることなく
黙々と更新作業を続けております。

今日のお話は少し前の話です。
僕はよくタイマーをかけて朝洗濯をして
干してから、仕事へ出かけるということがよくあります。

帰ってきて洗濯物をしまう頃には、
もう冷たくなってしまっているのですが
しがない独身生活、仕方ないことです。

帰ってから干した洗濯物をしまえばいい方かもしれません。
疲れきって帰ってくると、洗濯物をしまう気力もなく
洗濯物を干しっぱなしで
何日も過ぎてしまい
そのうち雨が降り、洗濯物がぬれてしまい
もう一回洗濯をし直さなければならないこともあります。

ある日のことでした。
いつものように洗濯物を朝干して
帰ってきて見てみると
朝干したはずの洗濯物がありません。

物干し竿はベランダに落ちていて
干した洗濯物は
ハンガーごとなくなっていました。

ベランダをくまなく探してもありません。
隣に飛んでいったんじゃないかと思って
非常用の隣との間にあるしきりと
ベランダの手すりの間に顔を突っ込んで
隣のベランダに落ちてないかみつけます。

隣のベランダを真剣な目で見つめている場面を
たまたま見た方はどう思うでしょうか?
きっと泥棒さんか、のぞきだと思われると困るので
頭の中では
大きな声でいいわけをする言葉を探していました。

周囲を見回します。
幸い誰もいないようです。
前のマンションを観察します。
誰もいないようです。

これで思う存分隣のベランダを見ることができます。
しかしよーく隣のベランダを見ても
僕の洗濯物群は見つかりません。

前の道にでも落ちたのでしょうか?
細い道も街道も見渡してみます。
それでも見つかりません。

道の向こうまでとばされていないか見てみます。
ラーメン屋さんや床屋さんが並んでいるだけで
洗濯物はありません。
道に落ちて車にひかれている様子もありません。
僕はあせりました。

洗濯物はどこへいってしまったのでしょう。
ベランダであくせくしている僕の向こうには
かすかに富士山が見えていました。

マンションの上から見つけるのではなく、
下に降りて見つけようと
エレベータで1階におりました。

すると玄関のところに
帰ってきた時にはなかった
ファミリーマートの袋がおいてありました。
「なんだろ?」と思って中を見てみると
あせって僕が探していた洗濯物がそこには入っていました。
しかも全部たたんで入れてありました。

後でわかったのですが
僕の洗濯物はマンションの1階のファミリーマートに
落ちていて、それをファミリーマートの店員さんが
ひろって、さらにたたんでくれて
そしてマンションの玄関のところまで
持ってきてくれたそうです。

洗濯物といえばみなさんご存じの通り
見られても平気なもの、
たとえばTシャツとかジャージとかがありますが、
見られて恥ずかしいものもあります。
たとえばぱんつ類です。

僕はぱんつをひごろはいていません、ってなわけには
いきませんので、ちゃんとぱんつをはいています。
ということは洗濯をするわけで・・・
ということはぱんつを洗濯して干して・・・
そして行方不明になりました。

短時間の間にめくるめく頭の中でぱんつのことを
思い出した僕は、あわててぱんつを探します。
「ああ、あったー。」
ありました。確かにありました。
一番下に小さく4つ折りにしてたたんでありました。
まさしく僕の洗濯したぱんつです。

「はずかしーーー。」
洗濯物を風で飛ばしてしまっただけでも恥ずかしいのに
その上たたんでいただいて、さらにぱんつまで
僕はこれからどんな顔をして
1階のコンビニに買い物に行けばいいのでしょうか?
恥ずかしい限りです。

結局迷ったあげく
今後もコンビニは利用させていただくので
お礼に行くことにしました。

手ぶらでしたが、店長さんに顔を赤らめて
お礼を言いました。
店長さんの笑顔とお店の照明が僕にはまぶしかったです。
穴があったら入りたい気分でした。
とっても恥ずかしい思い出でした。

それ以来僕は洗濯物を干す時に
コンビニからできるだけ遠くなるように
注意しながら洗濯物を干しようになりました。
みなさんも気をつけてくださいね。
めちゃめちゃ恥ずかしいですよ。