続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

乃木坂46メンバーの音楽アーティスト化が始まる

こん○○は、かえるがおです。

今回は乃木坂46の音楽アーティスト化について、楽曲制作という視点からまとめてみたいと思います。

「NOGIBINGO!9」#3乃木坂秋のポエム女王決定戦は、乃木坂メンバーが作ってきたポエムに、勝手に曲をつけて楽曲として披露するというおもしろ企画でした。

もともと楽曲にするつもりで書いてませんので、驚くメンバーの様子やポエムの内容も楽曲向きではなかったり、とってもおもしろい放送となりました。

ただし、視点を変えてみると、意外な側面も見えてきます。

音楽に関することを素人バンドレベルの音楽性で語るのはおこがましいので、ほかの乃木坂ファンサイトやゴシップニュースサイトさんが取り上げてくれるかな、と思って期待していたのですが、

残念ながら取り上げてくれそうにありませんでしたので、今回簡単に記事にまとめてみたいと思います。音楽性のレベルが低い記事かとは思いますが、最後まで読んでいただけるとうれしいです。

出典:日本テレビ「NOGIBINGO!9」#03

 

 

乃木坂46の音楽アーティスト化

乃木坂46が現在のアイドルから更に成長する方法として音楽アーティスト化を目指すという選択肢があります。

音楽アーティスト化を実現する具体的な方法としては、

・歌唱力の更なるレベルアップ
・ダンスユニットレベルのダンスのパフォーマンス
・バンド化
・楽曲を自ら製作する


という方法などがあります。

歌唱力のレベルアップについては、たくさんの歌唱力が高いメンバーが多い乃木坂ですので、既に多くの歌うまメンバーがすばらしい歌唱力スキルを身につけています。
 


2つ目のダンスユニットレベルのパフォーマンスは17thシングル「インフルエンサー」でレベルが高いパフォーマンスを披露することで証明しました。

楽曲のパフォーマンスのバンド化は人数が多い分だけ難しいとして、残ったのが楽曲を自ら製作するという方法です。

かつて多くのアイドルがアーティスト化を目指す場合に、最初に楽曲の作詞から始めたのはこのためです。ただし、乃木坂にとってみると、音楽アーティスト化して、作詞に挑戦するというのはタブーでもありました。

作詞のタブーにあえて挑戦

それは総合プロデューサー秋元さんの存在です。
乃木坂を含め48グループ、坂道グループの楽曲はすべて秋元さんが作詞されています。そのため物理的に、メンバーが作詞や作曲に取り組むことができない現状があります。

しかも歌唱印税より多い楽曲の印税が発生しますので、アイドルのメンバーが楽曲制作に携わることには、高い障害にもなります。

そんな状況にもかかわらず、今回秋元プロデューサー放送枠の日本テレビ「NOGIBINGO!」が、乃木坂メンバーの作詞企画を放送したというのは、単純に評価されるべき点だと思います。

個人的にはモニターをやってた頃に、毎回たくさんのアイデアを提供しましたが、ひとつも採用されなかった日テレさんが、よくタブーに踏み込んでくれたとびっくりしています。あ、思わず毒を吐いてしまいました。すみませんでっす。

 

詞のメッセージ性

では、実際に乃木坂メンバーが作った詞の内容を、放送内容から書き起こしてみました。最初は生駒里奈さん作詞の楽曲『手のひらサイズの幸せ』です。

手のひらサイズの幸せ
作詞:生駒里奈 作曲:erica


左手でコード、右手でメロディ
それは必ず 私を笑顔にしてくれる
一人でいるのに、一人じゃないの。


しかもどこへでも行けて、
メイクも、ごはんも、アクティビティも
いろんな事を叶えてくれる。

でもあんまりやりすぎると 急に会えなくなる。
会えない時はとてつもなく苦しくて
その存在の大きさに 気づかされる。
私はあなたなしでは生きられない。

YouTube。


生駒ちゃんはこの作詞を綴る時にポエムと思っていますので、YouTubeのことを言葉で綴りながら、かつ最後までYouTubeだとわからないようにして、最後にオチで笑わそうとする意図が見えます。


小学校でまどみちおさんとか金子みすずさんの作品の学習のときに、詩を綴った経験がみなさんにもあると思います。

その時にパッと思い浮かぶ文章を書くことはできても、最初から最後まで一貫したテーマをもって書くことって、普通はなかなかできない難しいことです。

でも、今回生駒ちゃんが書いた作品には、一貫したテーマ「YouTubeへの愛情」がありました。この一貫したテーマのことを、楽曲制作にあたってはメッセージ性と呼びます。

詞先の楽曲のメッセージ性

「乃木坂46のアンダー楽曲に名曲が多い理由を考える」の中で詳しく触れましたが、詞が先にできる楽曲の最大の売りは、どうしても伝えたいことを文字で先に綴ることによるメッセージ性です。

最近多い曲先の楽曲は、メロディーラインに合わせて作詞をするので、どうしても最初に作詞をする場合と比べてメッセージ性が薄れてしまう傾向があります。

 


生駒ちゃんの楽曲は、YouTubeが生活の中で欠かせないというおもしろ発想ではありますが、終始一貫してその発想を貫いているため、そこにはおもしろいというメッセージ性を感じてしまいます。

この発想が大勢の人に共感される対象に向けられた場合、名曲ができあがる可能性を秘めていると思います。

出典:日本テレビ「NOGIBINGO!5」#12

ポエムと作詞の違い

次はポエムと作詞の違いについて、高山さんが作った『もやもや』という楽曲をもとに、説明してみたいと思います。

もやもや
作詞:高山一実 作曲:みさわ大福

「乃木坂の皆さんは仲良いんですか?」
という質問は返しが難しい

「仲良いですよ」と答えたトコロで
(まぁそう言うしかないですよね~)という雰囲気になるし

ちょっとふざけて「全然仲良くないんですよ」と言ったら
純粋なお茶の間の皆さんさから
「え!乃木坂って仲悪いの⁉」と思われてしまう

無責任に「ご想像にお任せします」といえばよいのだろうか
でも結局普通に「仲良いですよ」と自分は答える気がする

いっそのこと1回なぐり合いのケンカでもして
仲直りすれば
「この間ひどいぶつかりがありましたが、今はめっちゃ仲いいです」
と言えるのだが

そんなことはおこらないので
私は今度からも正直になんのひねりのないことを言って
平凡な毎日をくり返す


高山さんの作詞も。連載を持っている作家さんでもあって、最初から最後まで終始テーマが一貫していてメッセージ性を感じます。


ただ、生駒ちゃんの楽曲と比べて、文章が巧みな分だけ文字数が多いです。それに作品の文字数のバランスを比較すると、それぞれ文字数がバラバラです。

曲をつける場合、文字数がバラバラだと、メロディラインのの繰り返しというパターンが使えず、バラバラな文章があればあるほどだけ、それぞれ違ったメロディーラインを作り続けないといけなくなります

今回の作品が6つのパートからできていたと仮定すると、サビ前、サビになる部分を除と、4つのパート(Aメロ、Bメロ、Cメロ、Dメロ?)というような難解な楽曲の構成になります。
 
そのため、このような場合には詞を綴る過程、もしくは曲を作る過程で、意図的に文字数を前後合わせて削って作ったりします。

今回の高山さんの作品は文学要素は高くても、文字数が合わなかったため、結果的に語り調のメロディラインがない楽曲の作曲になりました。


その点、新内眞衣さんの『未来につながる今』という楽曲は、番組の構成上おもしろラッパーの芸人さんがラップにされていましたが、文字数が似ている分だけ楽曲として成立しやすくなります


未来につながる今
作詞:新内眞衣 作曲:MC親方

寝れない 食べれない 時間がない
美容院、ショッピング、病院
最低限の時間が欲しい。

それでもやるしかない仕事。
ネットショッピングが心の癒し。
今しか出来ないこと。

この状況に結構満足してたりする。

あまのじゃくでも私は仕事が好きだ。
最後まで輝けますように。

努力、感謝、笑顔。永遠に。


また、秋元真夏さんの作品は、さすが釣り師であるだけあって、最初から楽曲にするということがわかっているかのように、曲をつけやすい詞の構成でした。


もちろん言いたいことも終始一貫していて、メッセージ性も感じられる作品でした。 

晴れのち手遊びダンサー
作詞:秋元真夏 作曲:みさわ大福


晴れ 雨 曇り
いろんな顔があるけれど
あなたはいつも 晴れている


でもたまに塩梅を間違える
踊らなくていいのに踊ったり
会話をしててもひたすら踊る


しかもずっと同じところ
晴ればかりじゃなくていいのに


なぜかギラギラ照りつけて
終いにキメ顔決めてくる


それでもまた皆笑顔になる
高山一実

 

作詞が作曲へつながる場合

これまで乃木坂の4人のメンバーの作詞についてみてきましたが、最後の井上小百合さんの『えんえん』という楽曲には、また別の可能性を感じます。

最初のまとまりと次のまとまりを読んでみると、それぞれが対になっていることがわかります。対句法って国語で習ったことがあるでしょ。あれです。


もちろんさゆにゃんさんが対句法を意図して文章を綴っていないと思われるので、なぜ自然と対句法になってしまったのか考えてみると、そこには読むリズムが関係していると思います。

えんえん
作詞:井上小百合 作曲:みさわ大福

嘘でも笑っていれば
いつかそれが本当になるらしい

痛みも悲しみも
時間(とき)に消えてしまうが


微笑みはきっと連鎖する
眠る前 照らす
小さな温もりで満たされる


朝がきたら、また頑張ろう
いつの日かこの空の上でも笑っていられますよに


文章を綴る時に、さゆにゃんさんの中に、文章を読むリズムが生まれていて、その頭の中のリズム沿って文章を作った結果が、自然に対句法になっていたケースだと推測します。

 

もしくは最初から曲をつけるのを知ってた?と思うくらい完成度が高いです。

作詞をしていて楽曲が思い浮かぶ場合の大半が、わたしの詞先の曲の場合はこのパターンでした。その読むリズムや読むときの抑揚が音階に変換され、メロディラインにつながります

このへんは文章ではわかりにくいと思いますので、読んでいるときのリズムと音読の上がり下がりが、メロディラインにつながることがある、ということだけわかってもらえるとうれしいです。

さゆにゃんさんの作詞は、ちゃんとしたメロディラインをつけることで、本当にレベルの高い楽曲になりましたね。

 


みさわ大福さんも歌ってて気持ちがよかったようで、sus4、add9を多用して盛り上がっていたような気がします。

同じコードでも、人差し指で弦を押さえたり離したり、小指で弦を押さえたり話したりすることで、同じコードを押さえているのに、音に広がりとバリエーションを与えることができる方法なのですが、正式名称はなんというのか知りません。これやるとうまく聞こえます。  

試奏で使えるフレーズ「sus4、add9 コード編」:ザ・ギターコード - YouTube

 

簡単な作曲方法

これまで作詞についてまとめてきましたが、次は将来乃木坂メンバーが挑戦していくと思われる作曲についても、簡単に触れてみたいと思います。もちろんレベルはとっても低い内容です。

作曲って難しいイメージがあるとは思いますが、意外ととっても簡単です。

コード進行まで書いてしまうとよくないので省きますが、今回のみさわ大福さんの作曲はすべて、ほぼ初心者が弾ける5つのコード(C  G7  Em F Dm)だけでできていました。キーの違いはカポタストという器具を使って変えてあるだけです。

簡単に言うと、厳密でなければぱっと思いついたはなうたのフレーズも、ギターでこの中のコードで探していけば見つかることも多いです。はなうたに合わせてこの5つのコードを見つけてつなげれば、それで作曲は完成です。

まーったく楽曲が浮かばない場合でも、一般的なコード進行の例からコードを弾くていくと、その聞いたコードから自然とメロディラインがみつかることも多いです。


注意事項が1つあるとすれば、今回紹介した方法では、簡単に無数の作曲ができますが、これが売れるような名曲になるかどうかは別問題です。

こんな簡単な方法で、すばらしい楽曲が作曲できればみんな売れているはずで、きっとそこには音楽センスという一番大きい違いが存在するんだと思います。

わたしの場合には、まーったく音楽センスがないので、スマホに10000曲入れてランダムに流して、頭の中に様々な音符でいっぱいにしたうえで、その音符を引き出しにして楽曲を作ろうと努力はしているのですが、ぜんぜんうまくいかいきません。

まるでベルトコンベアーのように駄作だけが、大量に制作されております。

アレンジで楽曲を完成させる


今回の番組では乃木坂46メンバーの作詞から、とてもいいメッセージ性を持った楽曲ができあがりました。

せっかく作詞と作曲ができたので、最後は簡単な初歩的なアレンジ方法についても触れてみたいと思います。

さすがにフォークギター1本だと古い感がでてしまいますので、何でもいいので追加すると、おもしろいアレンジなります。

だれか友達を呼んで上にハモってもらうだけでも、その完成度は増しますし、楽器ができない人でも、学校で習った鉄琴や縦笛もエレアコとの相性がよく、間奏に入れるだけで幻想的な雰囲気になります。


出典:テレビ愛知「乃木坂って、どこ?」#178


ちょっと小だいこが叩ける人は、スネアだけでいいので同じリズムでたたいてみるとギター1本の時と比べ雰囲気が変わりますし、バイエル程度のピアノが弾ける人であれば、コードを弾く指を分解して、そのコードの中で1音ずつランダムに弾くことにより、メインの旋律と一緒に奏でるサブ音階が簡単にできあがります。

まとめ


今回はNOGIBINGO!の企画で乃木坂メンバーの完成された作詞の才能を見て、今後の乃木坂メンバーのアーティスト化について、夢をはせてまとめてみました。

音楽好きの方からするとかなーりレベルが低い記事だったことをお許しください。そもそも音楽性のかけらもないわたしが音楽を語るなんて、おこがましいにもほどがあります。

今回は、たまたまNOGIBINGOの番組から、乃木坂メンバーの音楽性に触れる記事がなかったので、仕方なく書かせていただいただけです。そのへんはくれぐれもおまちがいのないように、おねがいいたします。

次こそ、音楽の記事はかかないぞー、と誓ったところで今回のかえるがおはここまでです。

しょぼい記事でした。がっくっしっと。