こん○○は、かえるがおです。
今日街を歩いていると、通りすがりにすれちがいざま
わたしの顔を見てハッとされました。それも1日に2人も同じようなことが起こったのです。
通りすがりなので、急にハッとされる、とこちらまでびっくりしてしまいます。
2人とも女性なんですが、よーーく見てみると確かにどっかで
会ったことがある人なんですよね。
最近どこかで会ったことはあるはずなんですが、考えても考えてもまーったく思い出せません。一体あの人はどこで会った人なのでしょうか。
小さい子に見つめられる
たしかに通りすがりの小さい子にじーっと見つめられることがあります。
前を歩くお母さんに抱っこされた赤ちゃんがじーっと見つめてきたり、
一緒にエレベーターで出くわすと、エレベーターに乗ってる間ずーっと見られたりします。
なぜ、見つめられるのかというと、人気ものであるとか、かっこいいとかいうことでは決してなくて、きっとこの人おもしろい顔してるなーとか、なんだか我々(あかちゃん、ちっちゃいこ)と同じ人種のひとなんだろうなーとかと、おもしろがっているだけだと思います。
一人でなくても、だれかと一緒にいても、大勢でいても、なぜか私だけを、じーっとピンポイントで見つめてきます。
早速「小さい子」「見つめられる」でGoogle検索してみると、たくさんの知恵袋の記事がヒットしました。
記事を読んでみると、結構小さい子に見つめられる人は多いみたいです。
理由として、
小さい子は視野が狭いからじーっと見るとか
みんなに対して見つめるんだとか
眼鏡に興味があって見つめるとか
若い女性が好きだから見つめる
というような回答がありました。
ほかの人にも見つめられる理由があるかとは思うのですが、
わたしが見つめられる理由は、きっとちっちゃい子からしてみてば、自分の仲間だと思われているんだと自分なりには思っています。
ただ、子どもには特殊な能力があります。
その人が子ども好きなのか、子どもを苦手としているのか、すぐに見抜く能力です。
あんた好き
わたしが教員の頃、なぜか小さい子どもにすぐになつかれてしまうため、入学式に行く前の1年生のお世話係をよくやらされてやっていました。
入学式が始まる前の子どもたちと保護者の方々を、教室に集めておいて、入学式が始まるまでの間、時間を持たせるという仕事です。
バラエティ番組の前説みたいなものですね。おもしろいことを話したり、興味を引いたりして、子どもをなんとか机につかせておく仕事です。
子どもは子どもで、暴れたいさかりなので、なかなかいうことを聞いてくれません。あっちいったりこっちいったり、走り回ったり、トイレに行きたいと言い出したり、入学式で浮かれているぶん大騒ぎです。
そこで、なぜかわかりませんが、私が教壇に立って漫談をやっていると、なぜか一人のおませな女の子が、席を立ってまっすぐ私に向かって近づいてきて、私を指さして「あんた好き」と突然言い放った後、またまっすぐ自分の席に戻るという、謎の行動を目にすることになります。
「あんた好き」と言われた私は口あんぐり状態です。
好きと言ってるくせに、まったく何もなかったかのように、ドライに席に戻っていきます。そのドライさは好きと言っている人の行動ではありません。
すると、1年生くらいの子どもたちは、ほかの子が言ったから、自分も言わないといけないと思うんでしょうね。次から次から変わるがわるやってきて、私を指さして「あんた好き」と真似して言うのです。
入学式に起こるカオスな状況
まぁ何と言っていいかわからないほど、入れ替わり立ち代わり「あんた好き」と言い放って自分の席に戻っていくというカオス状態が、教壇の前で繰り広げられるのです。
それを見ていた保護者の方は、子どもに囲まれているからなのか、なぜか私を1年生の担任だと思わてしまうようで、子どもだけじゃなく保護者の方もやってきて、名刺を差し出しあいさつされます。
思いっきりアディゼロのサッカージャージ姿のわたしは、名刺なんて持ってないにも関わらず、とってもステイタスありそうな紳士の方々が、若造の私に頭を下げて挨拶をするのです。
名刺を見ると、何とか会議所の会長さんとか、一流会社の部長さんとか、
どこかの議員さんとかなんですよ。
今の入学式には子ども1人に対して4人くらいの保護者が入学式に参加する時代です。
子どものあんた好き攻撃と、ステイタスあるえらい大人たちの名刺交換の列が、ジャージのかえるがおのわかぞーの前に大量に並んでるのです。
これをカオスと呼ばずに何をカオスと呼ぶのでしょうか。まぁ異様な空間でございました。
大体低学年の担任は、ちっちゃいこにも容赦なく注意することができる、しつけに厳しい年配の女性の先生です。
その先生があらわれて「手はおひざ!」っておっきな声を上げたとたんに、しーんとなって
今までカオス状態だったのがうそかのように、さーっと席に帰っていきます。
そして姿勢をよくして静かになるのです。
この光景を何度も見るたびにきっと、子どもは大人が子ども好きかどうかを、瞬時に見破る能力を持っているんだろうなと思っていました。
まぁ、こういう子たちと接するのは楽しいですけどね。
思い出せない人その1
話を戻しまして、今日の話です。
家の近くを歩いていたら、ある年配の女性とすれ違いました。
明らかに私の顔を見て「ハッ」としているんですよ。
「ハッ」とされたからには、なんか過去に悪いことしてしまった人かもしれないし、わたしに恨みを持っている人かもしれません。
わかっているのは、相手が確実に私を知っているということです。
読んでもらっている人の中にもいらっしゃるとは思いますが、イケメンやかわいい女の子であれば、通りすがりの人に見とれられるということはたくさんあるでしょう。
ただし、イケメンでもなんでもないかえるがおのおぢさんに、見とれる人がいるわけがぁありません。
年配の女性は確実に私を知っているのです。
頭をフル回転して思い出します。そういわれてみると、記憶のかなたでその女性を知っているような気がします。どっかで見たことありそうです。
あの人は誰だろう、誰だろう、誰だろう?
一生懸命考えてもまったく思い出せません。
声の記憶をたどる
では、視点を変えてその人と接するシチュエーションを考えてみます。
話を交わしたことはあるのでしょうか。
その人の声は思い当たりますが、会話をしたことはなさそうです。
でもこっちから一方的に話をする人なのです。
こっちから一方的に話すけど、会話をしたことがない?
このわずかな記憶から、きっとよくいくお店の人ではないかと仮説を立てました。
クリーニング屋さん、レストラン、ラーメンやさん、松屋、すき家、吉野家、
フレッシュネスバーガー、そしてマクドナルド…
あー思い出しました。マックの店員さんです。
SWのおばちゃんですね。
あの青い制服を着ていないので、顔だけではまーったく思い出せませんでした。
どうも、制服込みでそのマネージャーのおばちゃんを認識していたようです。
顔を見たら間違いありません。
マックではこっちが注文するので、こちらから一方的に話をするだけで、会話をすることはなかったんですね。
なんで声をしっかり覚えていたかというと、中学生くらいのやんちゃな女の子がマックにペットボトルの水を持ち込んでて、それを見つけたおばちゃんマネージャーが怒って、お店から追い出したのを目撃したんですよ。そのインパクトが大きくて声を覚えていたんですね。
「あれなんだったっけな?ど忘れしちゃったな~、ここまで出てるのに~」状態だったので、思い出してすっきりしました。
出典:オテンキ「素人ものまね大会」
思い出せない人その2
では2人目です。今度は街中で会いました。
通りすがりでちっちゃい年配の女性に会いました。
あきらかにさっきのマックのマネージャー以上に「ハッ」としています。
その「ハッ」とされた顔を見て、今回はちゃんと覚えていました。
「あ、この人知ってる」って。
年配の女性は「ハッ」とされた後、気まずそうに前を見なおして、
そそくさと去っていきました。
気まずそうに、そそくさとです。なんでだろうと首をひねりながら、
取り残された私は、道の真ん中に立ち尽くすことになりました。
本日二度目の記憶探索です。
今回はあのおばちゃんを、私は確実に知っているはずです。
ただし、前回同様まーったく思い出せません。
ということは、親しい知り合いや仕事関係の人ではなさそうです。
前回記憶をたどった手掛かりになったのが、その人との会話でした。
あのおばちゃんと会話したっけ?と考えると
心の底からなんだかいやーな思いが湧き上がってくるのです。
きっと会話をするんだろうけど、注意されるとか叱られるとか、
そういう関係のようです。
仕事以外で、だいの大人が叱られるとか注意されるという場面はめったにありません。
まず叱られたり注意をされるのは、親と姉くらいしか思い出せません。
うちの母親と姉は、いくつになってもわたしをばかにしていぢめてこようとしてくるので、とってもたちが悪いです。
ああいう人たちとはかかわらないほうが無難です。
この文章を読んでたら、姉はきっと高笑いをしていることでしょう。
それ以外に私を叱る女性がいるのかと思っていたところ、いましたいました、私にキレてくる女性がいましたよ。
さっきのおばちゃんは、まさしくわたしにキレてくる人に間違いありません。
叱られた記憶をたどる
郵便局の外務の窓口のおばちゃんです。
仕事でお客様に個別提供をすることがあります。
修正プログラムとか、証明書とか書簡とかいろいろあるのですが、
便利屋のわたしは自分でやろうと思って、郵便局に発送に行きます。
お客様も到着を待っているだろうから、もし聞かれたときにいつ頃着く予定ですよと
言えるように、窓口で出すときに到着予定日時を聞くのですが、それを異様に嫌がるのがこのおばちゃんです。
カレンダー通りですとか、なんで聞くんですかとか、
時間がかかるから待っててほしいとか、なんだかんだ言ってくるおばちゃんに
違いありません。
確かに日本郵便のWebページに目安が書いてあるのですが、夕方に集配の便が終わっても、そのリードタイムでいいのか心配になって聞くんですが、それに答えるのが、めんどくさいみたいなんですよ。
一度はかりにかけて、郵便番号を入力すると、着日が表示されるというシステムのようなんですが、私が出すのは多くて5,6通あることもあるので、めんどくさいのでしょうねぇ。
私も嫌がるとわかっている人に、聞くのも悪いんですけどね、
仕事である以上きっちりしたいなと思って聞いてしまうのがよくないです。
そのおばちゃんに間違いないです。
まぁ、さっきすれ違った態度を見る以上、ちょっと悪いなって意識も持ってくれてるようだし、毎回しつこく聞くわたしも悪いです。
まとめ
今回の事例で分かったことは、
制服を着ている職業の人は制服を着ていないと誰だか思い出せないということです。
絵が下手な分ちゃんと物事を見ていないんでしょうねぇ。
鳥の足は2本だって、わかってていざ絵に描くとなぜか4本書いてしまいます。
鳥の足を4本書くなんて、絵が苦手な人にはあるあるネタなんでしょうが、絵が得意な人にはきっとわかんないんだろーなーなんて思ってしまいます。
今後は職業の制服を着られていても、しっかりその人の人格を尊重して、マックの人とか郵便局の人とかいう分類ではなく、その人の人格として接しなきゃいけないなーと反省してしまいました。
それにしてもよく会う人をまったく覚えてないなんて、忘れ具合はかなりの重症です。
以前は名前と顔をセットで覚えたら、忘れることはなかったんですよ。
いまやマックや郵便局で会う人すら覚えていません。
マックも郵便局も両方ともバイトしてたのにですねー。
そのうち、昨日のばんごはんに何を食べたか思い出せなくなったり、
食べたことも忘れて、何度も何度も朝ごはんを食べ続けるようにならないか
とっても心配な今日この頃でした。
以上本日のかえるがおはおしまいです。