こん○○は、かえるがおです。
今回は乃木坂46の3期生単独ライブで、偽造の身分証明者を提出した
東京都内の教員が、書類送検をされたというニュースを取り上げたいと思います。
最近時事ネタの記事が多いように、自分でも感じてしまいます。
実はこのニュースですが、NHKの全国ニュースで報道されたようです。
結構大々的に放送されたようで、今回はこのニュースを受けて、
今後の乃木坂46への影響を客観的に考えていくという内容の記事です。
出典：NHK NEWS WEB
NHKでの放送
まず、今回の事件の内容とは直接関係ありませんが、NHKのニュースが放映したという意味がとても大きい意味を持っていると思います。
ご存知のように、NHKは公共放送の役割を担っています。
放送法第15条で(日本放送)協会は、公共の福祉のために と記載があります。
公共の福祉のためと文章は公務員の職務とまったく同じです。
確かに知り合いのNHKのプロデューサーは、公務員と同じ給料体系でした。
その公共放送で今回の乃木坂ライブでの身分証偽造の放送があった意味を考えると、
すでに乃木坂46の情報が公共の福祉というべき、国民的アイドルに成長したことを意味していると思います。
結成から6年目を迎えて、とうとう国民的アイドルまでぼりつめたと思うと、感慨もひとしおです。乃木坂すごいです。
ちなみにNHKニュースのライブでの過去の偽造ニュースを調べると、紅白歌合戦のチケット偽造の事件があるくらいです。
しかもNHKニュースの記事を見る限り、3期生と明言されています。
乃木坂46というグループの記事ではなく、3期生と詳細まで書かれていることから
世間での乃木坂の認知度がかなり高いことがわかります。
書類送検とは
今回は乃木坂のライブで身分証を偽造した教員が、書類送検をされたというニュースでした。
では、いったい書類送検とはどういう意味合いがあるのか調べてみました。
弁護士ドットコムの記事を見る限り、書類送検は身柄も確保されておらず、起訴される可能性がとても低いことがわかりました。
起訴されないということは、今後の罰金刑もありません。前科もつきません。
起訴もされないニュースをNHKが報道したというのも、大きな事件というより、世間の関心が高い乃木坂関連のニュースとして、報道した意味合いが強いことがわかります。
今回処分を受けた教員ですが、地方公務員法では第16条で欠格事項というのがあって、欠格事項に該当すると、公務員でなくなってしまいます。
欠格事項の中には以下記載があります。
「禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又はその執行を受けることがなくなるまでの者」
今回の教員は起訴されないため、犯罪を犯した以上処分を受けることになるとは思いますが、免職にはならなそうなので一安心しました。
本来は犯罪ですのでかばうわけではありませんが、乃木坂のライブを転売の高いチケットを買ってでも見たいという気持ちもわかりますし、今回のことで一生を棒に振るのではなく、まだまだ若く未来もあるため、復活のチャンスを与えてほしいというのが私の思いです。
一般的に考えると甘いかもしれませんけどね。しっかり罪を償って出直してほしいと思っています。
もうひとつ念のため触れておきますと、今回の刑事処分が穏便に済んだのは、被害者である乃木坂の運営から穏便に処理してほしいとの意向があったからこそ、無難な処分となったことが想像できます。
今回のニュースから、乃木坂運営のファンに対する温情が見えてくるような気がします。
ニュースの背景にあるもの
今回のニュースの背景にあるものは、ずばり乃木坂人気がすご過ぎてチケットが手に入らないということです。
3期生のライブは5月9日～14日と5日間もあったにも関わらず、わたしのまわりでも全然チケットが買えなかったという人が続出しました。箱も小規模だったことから、まさにプラチナチケットです。まだデビューしたての乃木坂3期生はすごい人気です。
この人気からどうしても転売チケットを手に入れてでも、ライブを見たいという思いは乃木坂ファンであれば誰でもわかるはずです。身分証を偽造する行為をするかどうかは別としてですね。
転売の倫理上の問題点
普通はどうしても見たいライブのチケットにはずれた場合、見たくても見れないのですが、どうして今回のように、応募ではずれてもライブのチケットを手に入れることができたのか、というと理由にチケット転売サイトの存在があります。
チケットの転売が絶対悪ではないので名前を出しますが、チケットキャンプはとても有名で、購入はしませんが、私もよく見るWebサイトです。
ここでは3期生のライブのチケットが15000円～売られていました。ちなみに定価は4600円です。
では定価との差額、残りの10000円はどこへ行ってしまうんでしょうか。ライブとは関係のない第三者の利益になってしまいます。
ここに倫理的な問題があります。
以前ももクロの記事でも書きましたが、ライブ会場を準備するにはかなりのコストが発生します。この記事で調べるまで、会場を抑えるのに莫大なコストがかかることは知りませんでした。ライブハウスを借りるのとは全然システムが違うことがわかりました。
また、3期生はまだまだライブに慣れていないのに、1から振り付けや歌入れをして、懸命にライブに向けて頑張って準備してきた料金も含めて4600円です。
それを何もしないインターネット上で転売するだけで、3期生の努力以上の利益を得るのは、なんだか3期生がとてもかわいそうになってしまいます。
どうしても見たいという気持ちはわかりますが、一生懸命がんばっている3期生や乃木坂メンバーとと異なる第三者が高額の利益が発生する転売チケットを購入するのは、乃木坂メンバーを裏切ることにもなってしまうため、私は購入しないようにしたいと思います。
確かに4600円は安いくらいで、いくらお金を出しても見たいですけどね。
そのお金が乃木坂の利益になるのであれば、高額で購入してもいいですが、全く違う第三者の利益になるのであれば、我慢したほうがいいなと今回のニュースを見て思いました。
また、チケットキャンプがすべて悪いわけではありません。
本人確認がないライブで急に用事が入っていけなくなった人が、定価で同じファンの人に譲る時に使っている人も多く存在します。
チケット転売自体を取り締まると、チケットを買った側の予定が拘束される問題があるため、現在も賛否が分かれています。
わたしも知り合いからLiveにいけなくなったから、行ってくれない？という誘いを受けて、Liveに行くこともありますが、転売自体を取り締まることになると、知り合いからチケットを渡されることも取り締まりの対象となってしまうという問題が発生してしまいます。
個別握手会の転売にも注意が必要
今でもチケットキャンプでは、個別握手会のチケットがかなり大量に売られています。
本当に用事ができていけなくなったのでしょう。良心的でちゃんと1000円で売りに出されているチケットも多くあります。
あるチケット情報の中にはこんな記載がありました。
学生証をお貸ししますので代わりに貼り付ける顔写真をご用意ください。
出品者様は何歳ですか？
乃木坂メンバーの握手会に行きたいけどはずれてしまった、という気持ちはわかりますが、残念ながらこれは明らかに違法行為です。
本人ではない学生証に、本人の写真を張り付けるのは文書偽造に当たり
文書偽造罪と偽造文書行使罪で1年以上10年以下の懲役で処罰されます。
今回ニュースで報道されている現在もなお、同様の行為が行われている現状を考えると、NHKで報道した最大の理由は、同様の犯罪行為の抑止力を狙ったものだと思います。
乃木坂ファンの人たちの中にも、日常生活や勉強にとっても頑張ってて、行きたい学校に行くために、就きたい職業に就くために、日々頑張っている学生の皆さんもたくさんいらっしゃることでしょう。
せっかく頑張っているにも関わらず、乃木坂のイベントに行きたいあまりに、我慢ができず違法な手段でチケットを手に入れ摘発され、未来がなくなってしまうことがないように、今回の報道で明確に犯罪であることを周知した意図もあったかと思います。
文書を偽造して乃木坂のイベントに行くことは、法律に違反するだけでなく、推しメンの乃木坂メンバーに対しても道義的に裏切ったことになります。
乃木坂のファンはみんな、乃木坂のイベントに行きたいのは変わりありませんので、
文書偽造や転売に手を染めるのではなく、正々堂々と自分の名前でチケットを当てて
イベントに参加したいなと思う今日この頃でした。ただし、よくはずれちゃいますけどね。
以上今回のかえるがおはおしまいです。
