こん○○は、かえるがおです。
2017年4月5日よりNHKEテレ「テレビでハングル講座」に、乃木坂46キャプテン桜井玲香さんが、なんと1年間番組出演されることになりました。
桜井さんが一人で出演されることも珍しく、しかもEテレのハングル語講座という教育番組ということもあり、桜井さんが教育番組でどんな反応をされるのか興味津々で、放送された番組を見てみました。
今回はこのハングル語の教育番組に合わせて、乃木坂キャプテン桜井玲香さんというリーダーの、リーダーシップのあり方についても、一緒に見ていきたいと思います。
出典：NHKEテレ「テレビでハングル講座」
はじめに
まずはじめに、今回よりこのブログ「続・今日もやっぱりかえるがお」は乃木坂にならい、新体制でお送りいたします。新体制という言葉自体はちょっと大げさかもしれませんが、当初の目的と役割を果たしたので、ゆったりまったり小ネタを中心にお送りしたいと思います。今までと変わらず、ゆっくり読んでいただけるとうれしいです。
語学講座番組の雰囲気
最初、Eテレハングル語講座の番組に桜井さんが出演することをきいたときに、「本当に大丈夫かなぁ」というのが最初の正直な感想でした。
ポンコツキャプテンとして知られている桜井さんの、ポンコツ具合を危惧したわけでは決してなく、Eテレの語学講座番組の作り方が、桜井さんに合ってるのかなと、心配したのです。
Eテレ語学番組は基本的に2つのパターンがあります。
そもそも講師役の方のクールな、教える姿勢は変わらないので、2つのパターンは生徒役のリアクションの違いです。
1つ目のパターンは、講師役のクールさと対照的に、大げさにリアクションをして、雰囲気を盛り上げる方法で、もう1つのパターンは生徒役の反応も薄く、淡々と進んでいくパターンです。
桜井さんの出演が決まった以上は、きっと大きいリアクションで盛り上げようとするだろうけど、本当にメンバーが誰もいない場面で、1人で場を盛り上げていくことってできるかな、という心配がありました。
番組の意外な魅力
番組を見て率直に思ったことは、キャプテン桜井さんの表情豊かないろんな顔が見れて、とっても楽しい番組で、キャプテンを見ていたら、あっという間に番組が終わってしまいました。
見ている方は楽しめましたが、やっぱり本人にとってみれば、極度の緊張状態だったと思います。いつもに増して瞬きが多いところや、講師の方はそもそもEテレの講師の雰囲気で接してくるので、それを受けて場を盛り上げるのは、本当に大変だったと思いますが、見事演じきりとってもおもしろい番組になりました。
特にキャプテン推しにとってみれば、楽しい桜井さんの表情がたくさん見れたので、今後1年間キャプテンの反応を見るためだけに、録画必須の番組となったことでしょう。
キャプテンの表情が変わるたびに思い出すのが、17thシングルの個人PV「こわい」の霊役です。
「こわい」はキャプテンの魅力満載で、個人的には今までのPVの中で、一番のお気に入りです。あのキャプテンのいろいろな顔を引き出すなんて、きっと桜井さん推しの監督さんが撮影されたんじゃないかと思ったくらいでした。
今回のハングル語の番組も、まさに「こわい」と一緒で、少し緊張していてぎこちないところもリアルで、キャプテンのいろいろな表情を見ることができる、よい番組になりました。
キャプテンの努力
Eテレの独特の雰囲気の中で、しかもいつも一緒にいるメンバーから離れて、たった1人で結果を残すことができたのも、キャプテン桜井さんの努力の成果だと思います。
番組の最初から、普段のリーダーとして全く変わらない様子で映っていたのですが、よく見ると瞬きが多かったり、キャプテンの目や手振りでの会話を見ていると、どれだけ緊張されているかが伝わってきました。
高山一実さんの愛されコミュニケーション術の記事でも触れましたが、手振りが多くなるということは、なかなか発言しにくい中、頑張って発言しているときに、手振りが多くなることがあります。
この日のキャプテンは、LIVE前に掛け声をかけたり、選抜発表で最後にまとめを振られた時でも、事前に想定していたことをよどみなくすらすら話すのと比べて、本当に一生懸命話をされていました。
体調不良の噂も届いていたので、ちょっと心配してしまったのですが、これだけあまり知らない人にでも合わせることができ、得意の豊富な表情でリアクションまでできて、いつもと変わらないように話ができていたので、とっても安心しました。
これから1年間、どんな楽しい番組になるのか、とても楽しみになりました。
一般的なリーダー像とのギャップ
乃木坂46のキャプテン桜井玲香さんは、番組でよくメンバーからポンコツとか、今まで一度もまとめられたことがない、とか暴言を吐かれています。
そのメンバーと言い合っている様子を見るのもおもしろいのですが、ふと桜井さんは一般的なリーダー像とは異なるキャプテンであることに気が付きました。
一般的に思われているリーダーシップというのは、
メンバーをまとめる、メンバーをけん引する、メンバーに目を配る、率先して行動する、メンバーの疑問に答える、組織としての基準を示すなどなど
一般的なリーダー像として考えられることが多いと思います。
ただし、桜井さんは違います。マイペースだし行動遅いし、メンバーに目を配るよりどちらかというと配られる方です。しかも約束をドタキャンするなどきまぐれで、自分から絡みにいかない限り、あんまりみんなと絡まなそうです。
一般的なリーダー像と桜井さんはちょっと違っているような気がします。
新しいキャプテン像
文部科学省の特別活動という教科等の目標にはこのように記載があります。
望ましい集団活動を通して、(中略)
集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする
自主的、実践的な態度を育てる
まぁ簡単に言うと、特別活動という授業は、望ましい集団活動の中で、集団の一員として自分らしく貢献していくような姿勢を育てることが目標と言っている部分です。
言い換えれば、集団の活動の在り方は、ひとりひとりが自分らしく自分のやり方で集団に貢献する、ということができます。
乃木坂のキャプテン桜井さんを見る限り、キャプテンとしてメンバーを拘束する様子が見られません。そのため、メンバーがそれぞれいろいろな方向に成長することができる結果になりました。
まとめられない桜井さんをみて、まとめるのが得意でまじめで芯がぶれない若月さんが、桜井さんの補助的な役割を担って、能力を伸ばしてきました。
これも桜井さんの名誉のために触れておきますが、まとめられないのではなく、個人個人が大切だと思っている桜井さんは、まとめようとはこれっぽっちも思っていないのです。
そのためモデルやちゃんとした現場では、白石さんのリーダーシップが発揮されることになりました。バラエティでは生駒ちゃんやまなったんが自由に自分らしく活躍できるようになりました。
それぞれが乃木坂というグループに縛られずにそれぞれに合った方向を向いて、それぞれの道で成長できてきた背景には、新しい桜井さんのリーダーシップがあったのではないかと思います。
もちろん、17thシングルの新体制など、グループ全体の危機的状況の時にはスタッフも合わせて、一緒に同じ目的に頑張れる凝集性も保ちながらということがすごいです。
そしてちゃんとキャプテンとしてアウェイの番組に出演して、まとめの言葉を求められた時には頭がいいからとってもいいことを言ってくれます。
対外的にはキャプテンとしてのグループの一体感を示しながらも、内部的には自由で何でもやっていける雰囲気づくりができる、これが桜井玲香というキャプテン像だと思います。
メンバーが成長するためのキャプテン
文科省のいうように、集団活動で、ひとりひとりが自分らしく自分のやり方で集団に貢献する、ということを目的にするとしたら、一般的にメンバーをまとめて引っ張っていくキャプテン像と桜井さんのようなキャプテン像のどちらが、目的に近づくことができると思いますか？
メンバーが拘束されず、強制されず、自分の個性に合わせて成長できるのも、またいざという時に凝集性高く乃木坂のためにひとりひとりが頑張れるのも、新しいキャプテン像があったからではないでしょうか。
乃木坂のメンバーひとりひとりが、それぞれの得意分野に合わせてどんどん成長して、坂を上ってこれたのも、桜井キャプテンの存在を忘れてはいけないと、今回身に染みて思いました。
桜井キャプテンのようなタイプの人が、自分らしく活躍できるためには、マイペースを守ってあげるが重要です。ひとりの世界にいることで、リズムを作っていく人が多いので、キャプテンが遅いときでも、よかったらそーっとしておいてあげてください。
ハングル講座でリアクションを頑張っているキャプテンを見ながら、乃木坂のキャプテンとしての在り方を、ふと考えてしまう番組でした。
これから1年間楽しみにしています。身体に気をつけてぼちぼちマイペースで頑張ってください。
