こん○○は、かえるがおです。
今回はアイドルの握手会について取り上げたいと思います。
以前「アイドルのグループ卒業後の進路と可能性を考える」という記事の中で、アイドルグループに所属していたことがある、ある女優さんのブログを引用しました。
とある女優さんはブログで、アイドルグループ所属時と比べて、卒業後にファンが半分になってしまったことを書かれていて、そのブログの内容をきっかけに、アイドルのグループ卒業後どんな可能性が開かれているのか、統計的に考えた記事でした。
ただし、私はその女優さんに謝らなければいけないことがあります。その記事の内容がそういう意図はなくても、誤解される可能性があった記事だったからです。
出典:パシフィコ横浜
- お詫び
- あるメンバーの卒業理由
- アイドルの人格
- 推しメンを傷つけるファンの存在
- コミュニケーション手段としての握手
- 推しメンのモチベーションを下げるファン
- 推しメンが握手会を楽しみにできるようなファンになろう
お詫び
「アイドルのグループ卒業後の進路と可能性を考える」という記事は、記事の構成上、女優さんのブログに書かれた内容ををきっかけに、卒業したアイドルを調べたところ、大成していないメンバーが多いことがわかり、そしてアイドルグループには多角的に一人の人材を育てることが苦手ではないか、と結論付けています。
わたしがこの記事を書いた当時と比べて考えが変わった点は、乃木坂46の中元日芽香さんの活動を振り返ったときに、グループにいるから成長しないのではなくて、グループにいる時間を、どうストイックに向き合って努力するかの方が、大切だということに気づいたことです。
記事は女優さんのブログを読ませてもらって、疑問が生まれて検証記事を書いたつもりなんですが、その女優さんへの卒業批判ではないかと思われるリスクも、少なからずあります。その点については深くお詫びをしたいと思います。
記事は一般的なアイドルの卒業後を調べただけで、女優さんの卒業とは全く関係がありません。誤解されるような記事を書いてしまってすみませんでした。
あるメンバーの卒業理由
実は個人的に、有吉AKB共和国でその女優さんをよくを見ていました。その程度しか記事を書く段階では、その女優さんのことは知りませんでした。これから書くことはその女優さんにとって、思い出したくもない非常につらいトラウマだと思いますので、女優さんのお名前でこの記事が検索でヒットしないように、女優さんのお名前は記載しません。
わたしの記事でその女優さんをもう一度傷つけることをしないためです。ご理解いただきますようお願します。それだけ心の傷は深く、一生残ってしまうようなトラウマとなるような出来事でした。
裁判記録も公開され、現在もなお確認ができるため、これから書くことは残念なことに現実にあったことです。女優さんのアイドルグループ卒業理由の大きな要素に、1人のストーカーの存在がありました。
当時15歳の女優さんに対して、握手会であるファンが大量に送り続けている手紙を読んでいるか、直接確認をしました。そんな気持ち悪い大量の手紙なんか読めるわけがないです。拒否を示して、その握手の場面は終わりましたが、その後再度ループしてきて、そのファンは拒否されたにも関わらず、結婚してほしいと言い出すのです。
常軌を逸しています。言いたいことが次から次に浮かんできて、表現は悪いですが、ぶんなぐりたくなるような衝動を抑えるのが精一杯です。
相手は15歳です。自分は30代のおっさんです。まず法的に結婚できません。しかも相手は児童なので、大人として守る義務があります。
相手はアイドルです。そのファンの私生活も知らなければ、性格も知りません。どんな人かもわからない人なのに、結婚を申し込まれます。もちろん、結婚の前段階であるお付き合いもしていません。
また、そのファンは大量の気持ち悪いファンレターを送ってくる人物です。その前の握手の時に拒否もしてつまみ出されています。それなのに結婚してくれと言ってくるのです。正直この精神構造が怖いです。
その女優さんは耐えきれず泣き出したといいます。15歳の女の子にしてみれば相当なショックです。その後ファンは主催者側が、愛し合う二人を引き裂こうとしていると主張し提訴します。妄想の世界に住んでいて、その人物にとっては妄想の世界の方が現実に見えてしまっているようです。
自分が応援している、推しメンアイドルをどれだけ傷つければ気が済むのでしょうか。
アイドルの人格
この例から読み取れるのは、過激な問題行動を起こした人物にとって、アイドル側の人格は存在しないということです。
現実に自分を拒否されても、自分の妄想が現実より優先されます。拒否されて目の前で傷ついて15歳の女の子が泣いていても、なぜか主催者側が愛し合う二人を引き裂き、拒否する態度を強要していると提訴します。
もう一度言いますが、常軌を逸しています。その人物の前では、一番尊重されるべきアイドルの人格はないのです。
こういう常軌を逸している妄想する人物の特徴として、現実と妄想の違いが理解できないことに加え、相手側の意志を感じ取ることができないことがあげられます。
こんなことを言うと嫌われるんじゃないか、嫌がられるんじゃないかという相手の気持ちが理解できません。普通の人間関係でも、相手が不快になるかもしれないリスクがあることは、言葉を飲み込んで言わないことが思いやりです。相手を尊重して人間関係を築いています。小学校1年生で習うことです。
握手会でお金を払っているから何を言ってもいいと思っているのでしょうか、この人物だけではなく、一般的なファンの中に相手が傷つくようなことを、平気でアイドルに投げかける人物が存在するのも、残念ながら事実でしょう。
今回の人物も主催者側から嫌がらせをされているという、被害妄想だけがどんどん肥大化して、傷つけられたというくせに、アイドルに対しては立ち直ることができないようなひどい言葉を浴びせています。
主催者側の対応も裁判で明らかになっているのですが、企業としては異例のかなり特別な対応で努力をしていたことがわかります。
当該人物が握手会に来た場合には、返金処理を申し出ていたそうです。私も企業で務めているのでよくわかるのですが、ほかの店舗で買われた製品を、その企業で買い取るというのはかなり困難です。
システム的にできなくはないのですが、製造の部署や会社、販売店営業の会社、統括する会社、販売する部署や会社などの決済が必要で、相当めんどくさくてなかなかやらない対応です。
主催者側も無理なことまでして、そのアイドルを守ろうとした姿勢があったことは、裁判の記録からはわかります。
ただし結果的にその将来有望なアイドルは、たった1人のファンを名乗る妄想の世界に住んでいる人物の影響もあり、アイドルを卒業することになります。まだ若くアイドルとして未来もあったのに、本当にもったいないことです。
推しメンを傷つけるファンの存在
では、ほかのアイドルではどうでしょうか。私は握手会に行ったことがありませんが、インターネット上の書き込みや事例を見る限り、大なり小なりこんな事件は起きていると思います。
先ほどの事例のように判例がないので、100%事実だということが証明できませんが、乃木坂46においても、ほんの一部のファンのひどい言動を目にすることがあります。
乃木坂のファンは大多数が、心からメンバーを応援している人だとわかっていますが、ほんの一握りの妄想に取りつかれたファンにより、握手会でメンバーが傷つけられていることは紛れもない事実でしょう。
コミュニケーション手段としての握手
正直に言いますが、私は握手がとっても苦手です。元々日本には握手の文化はありませんでした。日本は古来からお辞儀をして、挨拶をする文化でした。明治時代以降、西洋の握手の文化が取り入れられたことを考えると、意外と日本での握手の歴史は浅いのです。
握手を求められたときのテンションはダダ下がりです。だいたい求めてくるのはそんなに仲が良くない年配のバイタリティ豊かな男性です。その年配の男性を汚いと思うから握手したくないのではなく、その握手の方法にテンションが下がる理由があります。
年配の男性は、握手の時にわたしの手を強く握りしめてきます。自分に自信があるのか、バイタリティ旺盛なのかわかりませんが、とっても痛いです。そして握った手をぶんぶん振って、前傾姿勢になり相手の顔が近づきます。この過程がとっても苦手なのです。
正直年配男性の手のひらの厚みを見るのも嫌です。太ってなくても、おまえは相撲取りかよ、とつっこみたくなるくらいに、そういうバイタリティ溢れる男性の手のひらは分厚いです。この手のひらの厚みを見ると、強く握りしめられた思い出がフラッシュバックして、冷や汗が出てきます。
強く握りしめられ手が痛くなるだけではなく、プラスして手を締め上げてくるおっさんの顔を、近くで見て目を合わせなきゃいけないのも拷問です。もともと目を見て話すのが苦手なのに、握手をすれば、もれなくおっさんの顔がすれすれのところまで近づいてきて、目をあわせなきゃきけないのです。
その結果、握手を求められたら、先に軽く触れて握られる前に手を引っ込める術を編み出しました。そして「こちらです」みたいに、すぐに手を開いて誘導すると、意外とばれないものです。急いでいるのかな?くらいに思ってくれるみたいです。
逆に若い女性にとってみれば、わたしの方がてのひらの分厚いおっさんに早変わりです。乃木坂メンバーの痩せてすっごい細い手に触れることで、メンバーが同じ思いをしていないか心配になるので、握手は遠慮したいです。
好きで手に触れるのは、正直な話デートの時に、好きな人の手をつなぎたいと思う時くらいです。スポーツの試合、例えばバレーボールやバドミントン、卓球の試合の時に握手するのも、軽く触れるだけなので違和感はないですけどね。
推しメンのモチベーションを下げるファン
アイドルだって同じです。いくら職業で給料をもらっているからと言って、妄想ファンや、てのひらの分厚いおっさんと握手をしたいと思わないはずです。おっさんのところはわたしの意見が多大に入りすぎているとは思いますが…
自分の人格を無視して、心ない暴言を吐いてくるファンと名乗るファンでもなんでもない人物もいます。そんな人たちと、毎週末握手会の日には一日中握手をしなければならないのです。あなたならモチベーションを高く、笑顔を振りまきながら握手ができますか?
わたしには無理です。それを乃木坂のメンバーたちはがんばってこなしているのです。よくがんばって握手会に参加できるな、と本当に尊敬してしまいます。
もしわたしだったら、1日中手のひらの分厚いおっさんと握手をすれば、100万円くれると言われて、握手をしたとしても生理的に受け付けず、きっと具合が悪くなって立っていられなくなると思います。
一部のアイドルファンを名乗る妄想する人物に、自重してアイドルの人権を一番に考えてほしいといっても絶対無理です。そういうあちらの世界に住まれている方に、何を言っても通じません。そういう人と同じ土俵で同じようなレベルに下がっても無駄です。
年齢は年上でも、魂の精神年齢がとっても低く赤ちゃんだと思って、同じレベルにならないのが一番です。ちっちゃい3歳くらいの子どもから「ばか」と言われても、腹が立たないのと同じです。外見は大人でもそんな人は「はい、あかちゃんでちゅねー」と言って、スルーすればいいだけです。同じレベルになって考えるだけ、時間と精神力の無駄です。
乃木坂に限らずアイドルのみなさんは、そんな妄想の人物や過去に言われたトラウマ、そして時には身の危険を感じながらも、がんばって握手会に参加しているという事実をわかってほしいのです。
推しメンが握手会を楽しみにできるようなファンになろう
ファンと名乗る、妄想の世界に住んでいる精神年齢が低い人物が1人いても、1000人のファンからの声援があれば、メンバーは握手会へのモチベーションを保てるかもしれません。
わたしは乃木坂ファンである以上、乃木坂メンバーの活動へのモチベーションが、上がる存在になりたいと思いながら、かえるがおを書いています。まだまだ未熟で至らない点も多いですけどね。
握手会という制度が、アイドルだけに負担を強いて、アイドルの我慢の上に成り立っているのは確かでしょう。だったら握手会をやめればいいということは短絡的で、現在のCD売り上げの構造上難しいでしょう。
であれば、我々ファンひとりひとりの手で推しメンが楽しみになるような、握手会の雰囲気を作ればいいのではないかと思います。
握手するときに、自分の新たな魅力を指摘されると誰でもうれしいし、過去の仕事を評価されることもうれしいはずです。髪型が変わったり、ファッションを褒められるのもうれしいでしょう。
握手会に来るファンは、みんなはその推しメンのアイドルに、活動を続けて活躍をしてほしいと願っているはずです。推しメンに自分が思う、プラスの思いを伝えて、ぜひそのアイドルの活動を後押しする存在になってほしいと思います。
長い目で見ればその方がアイドルにとって、そのファンの応援が欠かせない存在になっていくはずです。
パシフィコを見ながら、みなとみらいのカフェにて、そんなことを思った休日の昼下がりでした。以上今回のかえるがおはおしまいです。
追記
この記事に書かせてもらった女優さんが、今もなおこのストーカーと戦い続けていることを発表されました。
長い長い期間、心細かっただろうのに1人で戦ってこられたんですね。
一日も早く平和な日常を取り戻されることを願っています。
お役に立てるかどうかとても疑問なんですが、ストーカーの心理と対策の記事です。何か少しでもヒントにしてもらえたらうれしいです。