こん○○は。かえるがおです。
唐突ですが、あなたの名前をGoogleで検索してみたことはありますか?
もし、一度も検索されたことがない方は、自分も知らない意外な自分の姿が浮き彫りになるかもしれません。自分のことを検索で調べることを「エゴサーチ」と呼びます。
習字や絵の展覧会などで芸術の分野で表彰されたときの様子や、陸上の記録会での記録内容、スポーツチームの戦績やポジション、などなど、自分でも忘れていた内容が表示されて、戸惑うこともあるかと思います。
現代のインターネット社会であれば、自分の生活してきた記録の一部が、情報として表示されてしまうのは、仕方ないのかもしれません。
ただし、中には驚くような内容が掲載されている場合があります。
- 個人を中傷するネット上の記事
- 中傷記事を書かれた心理的影響
- 訴訟により中傷記事を削除する方法
- Googleに直接削除依頼する方法
- 2chの書き込みを削除する方法
- アメリカの画期的なサービス
- 最後に
- ドメインパワー
個人を中傷するネット上の記事
自分にとってプラスの内容の記事であれば、日常生活にさほど影響はないとは思いますが、問題となるのはネガティブな、個人を中傷する内容の記事です。
自分に身に覚えのない事実と異なる情報、また記事を書いた人が一方的に感じたネガティブな意見、以前悪いことを起こしてしまったけれども、立派に更生しているにもかかわらず、過去の情報のみが10年も20年も残り続けているなど、
書いてある本人にとってみれば、とてもショックを受けてしまう内容が書かれていることも多いのが、残念ながら現代のインターネット社会の現状です。
そういう私も現在2つのネガティブな内容の記載が、今もなお残っています。
1つ目は新聞の発表と記載してある、2chに書き込まれた事実ではない内容です。
犯罪で逮捕されたという内容ではないですが、実名入りでセクハラをしたと記載されています。
冷静になってみると、経済新聞でそんなこと発表することはないのですが、新聞の発表と併記されていることにより、見た人はそれが事実だと思い込んでしまうには、十分すぎる情報です。
2つ目も2chです。地方に赴任していた当時の、同じ会社の人から書かれてしまいました。女性が大半の職場だったのですが、女性から男女感のいざこざの相談を受けていたところ、それを見ていた別の人から、これも「セクハラ」と書かれました。
これまで分け隔てなく女性でもうまくやっていける、と思ってたのですが、書き込まれて初めて、女性ばかりの職場は難しいことにようやく気付きました。後日書き込みが問題になり、書いた本人が特定され謝罪してくれましたが、本人の意図とは別に、今も書き込みだけが残っています。
中傷記事を書かれた心理的影響
膨大なインターネットの情報のうち、たった2つのわたしでさえ、時々心配になって
頭をよぎることがあります。
この人は2chのネガティブな書き込みを読んでないだろうか
会う人会う人にそういう目で見られてないだろうか と。
そういうときは開き直るしかないんですけどね。
まずその書き込みの内容を、読んでいるかどうかは、どれだけ考えて悩んでも本人しかわからないことですから、悩んでいるだけ無駄な時間を過ごすだけです。
また、読んでいたとしても、そのことを面と向かって聞いてこないのは相手のやさしさだろうし、書かれた方は書かれた方で、それが事実でないことを、言動で信頼を勝ち取っていくしかないと、自分で自分を言い聞かせています。
が、時折急に不安になってしまうのも、まぎれもない本音です。
たった2つの記載だけでも、普段の人間関係に影響し、悩むことになってしまうのですから、有名人や芸能人の方々は、それこそ星の数だけ誹謗中傷が、書いた側の一方的な思いで、書き込まれている分、精神的な苦痛は相当のものでしょう。
書かれた方は本当にかなりのショックです。私の友人は悩んでしまって、今も立ち直れないほど、苦しんでいる人さえもいます。
表現の自由が、人権を侵してもいいのか、という正論を振りかざしてみても、現実的ではなく、いま実際に起こっている、検索結果にネガティブ情報が表示されるという問題を、どう解決していくかを考える方がより生産的です。
今回は、インターネットの検索結果から中傷記事を消すには、どのような方法があるのか、考えていきたいと思います。
訴訟により中傷記事を削除する方法
検索最大手Googleを相手取って2014年10月9日、自分の検索結果の削除を求める裁判で、約半数の144件について、裁判所は削除を認めました。
この判例の注目点は、検索結果の削除に裁判を起こして削除を求めた結果、約半数が削除されたという点です。
普通の人であれば、裁判を起こすというのはとてもハードルが高く、時間と費用がかかります。結果的に努力が実って裁判に勝ったとしても、削除を認められたのは約半数でありかつ、相手がGoogleなので削除されるのは検索結果のみです。
ということは、検索結果に表示される元のページは、すべて残っている状態です。そのまま対処しないことで、他の検索エンジンでは表示される可能性も十分あります。
また、2017年2月の最高裁の判例では、Google検索結果の削除は認められなかった
例もあります。
この記事で触れられているのは、削除のガイドラインとして以下の判断が示されたそうです。
(1)表示された事実の性質・内容
(2)申立人の具体的な被害の程度
(3)申立人の社会的地位や影響力
(4)記事の目的・意義
(5)社会的状況
(6)その事実を記載する必要性
まぁ難しい言葉が並んでいるので、詳細は触れませんが、注目してほしいのは(2)の内容です。ネガティブな中傷記事による、明確な実害がないと削除できないんですね。
わたしのように、まわりの人たちに知られているかもしれないという、精神的な苦痛では、削除できないということが、判例のガイドラインで示されています。
裁判は時間や費用、またハードルが高そうな手段だと思います。ただし、相手側がとても悪質で、実害が発生していて、どうしても困っている場合には、拘束力が高く、確実に削除するためには有効な手段ではないかと思います。
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Googleに直接削除依頼する方法
次はGoogleに直接依頼する、ネガティブ中傷記事の検索結果を削除する方法です。
単に検索結果から、ネガティブ情報を消したいというのであれば、裁判を起こすという選択肢の前に、Googleに直接依頼したほうが早そうです。
以下の法的な削除リクエストのページから、依頼することが可能です。
また、朝日新聞デジタル版では、忘れられる権利として、10年以上前の社会保険料滞納の情報を、Googleが削除したという情報が記載されています。この事実からわかることは、どうも裁判を起こすよりも、Googleに直接削除を依頼したほうが、ハードルが低そうに思えます。
※最初のページだけ読めます。
2chの書き込みを削除する方法
次は検索結果ではなく、記載されている情報自体を削除する方法です。
今回は2chを例にとって考えてみたいと思います。
2chでは以下のページから、書き込みに対する削除要請が可能です。
ただし、残念ながら削除要請した内容は、その要請自体が書き込みとして公開されてしまう点に注意が必要です。
削除ガイドライン
自分で2chに対して、削除依頼する場合の依頼方法は、このサイトが一番詳細に記載してありますが、削除依頼後本当に削除される可能性は、とても低いと記載されているのが気になるところです。
2chの場合には、弁護士に依頼して削除する方法もあるようです。2chが認めた弁護士からの削除依頼には原則として削除対応してもらえるようです。2chにはそんな高確率で削除できるシステムがあったんですね。
ただし料金1件あたり、着手金:18~30万円前後と一時担保金30~50万円前後が必要だそうです。
日々多くの書き込みが更新されている状況で、1件あたりの料金を考えると、正直高いと思ってしまいました。どうしても許せない1件を削除するくらいであれば、現実な方法かもしれませんが、削除したい件数が増えれば増える分だけ、弁護士さんに依頼する方法は、現実的ではなくなりそうです。
アメリカの画期的なサービス
最近ニュース記事でアメリカの情報サービスが紹介されていました。
このサービスはネガティブな個人情報を、検索されないようにするサービスだそうです。
この発想がとってもおもしろい発想でした。
これまで見てきたように残念ながら、ネガティブ情報の発信源である記事を削除するのはたいへん難しいので、ポジティブ情報を流して、ネガティブ情報を検索結果の下位に押しやることで、ネガティブ情報を表示しないようにするサービスだそうです。
この発想であれば、今までの削除を目的とした方法よりも、ハードルが低そうです。
「Web担当者Forum」というwebサイトの記事には以下のように書いてあります。
一般的に、検索エンジン利用者のおよそ80%は検索結果の1ページ目まで、
残り20%が2~3ページ目まで閲覧するといわれています。
このデータをもとに考えると、ネガティブ記事が検索の4ページ以降、31位以降に表示されていた場合には、たとえ記事が存在したとしても、その記事の検索結果が、人の目に触れることは、ほとんどないということになります。
確かにどうしても情報がほしいときに検索ページを進んで行っても、進めば進むほど検索結果のページを見ている時間が短くなり、既リンクの一般的には紫色の文字がなく、青色の文字がずっとならんでいるので、文字を認識しにくくなります。
そのままネガティブな情報をさらしておくよりも、完全に消えるわけではありませんが
高確率で人目に触れにくくするという点では、とても有効な手段ではないかと思います。
裁判や弁護士に依頼する方法はどうしても費用と時間がかかってしまうため、ネガティブな個人情報を、ポジティブ情報で埋めていくやり方というのが、現在は一番現実的な方法なのかもしれません。
最後に
わたしはたった2つのネガティブな情報で悩んでいましたが、有名人や芸能人の方は、一部の方の悪意を持った身に覚えのない書き込みも多いため、本当に精神的な苦痛を感じられていることにも、今回の記事をまとめてみて気が付きました。
このブログは現在乃木坂46の内容を主なコンテンツとして記事を書いています。
日々努力して頑張られているメンバーのために、私ができることは、かえるがおの記事が1つでも2つでもいいので、検索結果でネガティブな記事を押しのけて、上位に表示されるようにすることくらいです。
少しでもネガティブな検索結果を下位表示にして、乃木坂の魅力を伝えることができるブログになりたいと思った、今回の記事でした。
今回のかえるがおはここまでです。
ドメインパワー
2017/04/09追記
Webページには、ドメインパワーという戦闘力のようなものがあるそうです。このドメインパワーが大きいほど、Google検索の上位に表示される、らしいです。
まぁ本当かどうかはわかりませんけどね。ドメインパワーを計測するページがGoogleの提供ではないので、全く同じではなさそうですが、どれだけ検索で上位に表示されやすいかという目安にはなりそうです。
ドメインパワーMOZ
ちなみにに主なブログサービスのドメインパワーは以下の通りです。
はてなブログ hatenablog.com :81
Amebaブログ ameba.jp :71
FC2ブログ fc2.com :86
では、このかえるがおのドメインパワーはどれくらいだと思いますか?
衝撃の結果をお伝えします。
かえるがお facefrog.net :1
1ですよ、1!平均が80くらいなのかと思ったら、まさかの一桁、それも1でした。
どおりで検索で全然出てこないなぁと思ったんですよ。
かえるがおの記事でネガティブな中傷記事を、下位に追いやることはできそうもないことにようやく気がつくのでした。
がっくし。