続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

「絶対に起きれる目覚まし時計」の巻

毎日寒い日が続きますが、 
皆様いかがお過ごしでしょうか。 

この季節、朝が来てもあったか~い布団から 
なかなか出れない日も多いものです。 

冬は、動物は冬眠する季節ですからねぇ。 
動物である人間も本来は冬眠できるのかのしれないと 
本気で考えちゃったりしております。 

そんななか、ぼくのまわりでは、 
「今日は起きれなかった」とか「寝坊しちゃった」 
なーんて声を聞きます。 

しかーしこのわたくしモデレートには、 
絶対に寝坊をしないヒミツが、あるんですよ。 

まぁ、ここだけの話として、コッソリお話しますね。 

じ、実は、うちには、な、なんと 
「絶対に起きれる目覚まし時計」が 
ありますっ。 

しかも、この目覚まし時計、 
起きたい時間にセットする必要もなく 
きっちり5時に作動する、自動目覚まし時計なんですよ。 

まぁ、特殊な分、いくぶん難点がある目覚まし時計 
ではあるんですけどねぇ・・・ 

まず、この目覚まし時計の特徴として、 
毎朝、5時ぴったりに鳴り始めます。 

音は、ベルが鳴る「ジリジリジリ」とか、 
電子音の「ピピピピピ」ではなく、 
「ぷ~ん」という音が鳴ります。 

え、「ぷ~ん」?と不思議と思われることでしょう。 
なにせ、珍しい音ですからねぇ。あはは。 

そしてこの時計、音を止めるためのスイッチがありやせん。 

鳴ったら、鳴ったまんま。 
どうしても止めたければ、声で止めることは可能です。 

うーん、声を荒げて、「うるさーい」なんていうのが効果的ですね。 
2分くらいは、鳴らなくなります。 

ただーし、安心してはいけません。 
なぜか自動スヌース機能がついていますので、 
一度止めても、すぐに鳴り始めます。 
もっと大きな音の「ぷ~ん」がなり始めます。 

音は「ぷ~ん」ですよ。「ぷ~ん」 
なんとまぁ、まぬけな音でしょう。 

そのうちガサゴソガサゴソ、物音がし始め、 
「タッタッタッタッター」と部屋を縦横無尽に駆け回る音、 
「キーッ」とブレーキがかかって、 
さらに「タッタッタッタッター」と駆け回る音がします。 

このころになると、もう部屋の中は大騒ぎで、 
寝てられるもんじゃありゃーしません。 

そのうち、この目覚まし時計から、液体まで登場して 
僕のかおは冷たい液体で、どろどろの、でろでろになります。 

どんだけ眠い人でも、こんな状況で寝てられるわけは 
ないです。 

僕でなくてもどうしても起きるしかありません。 
せっかくひとが心地よく寝てるのに、 
この安眠を妨害するのは、何なんだ・・・って 
眠い目をこすりつつ、目をあけると・・・ 

目覚まし時計が、目の前にドアップで、いましたよ。 

そう、いましたいました。 
どんぐりのような、黒目ばっかりの 
おめめが2つのまぬけがおが・・・ 

あ、紹介が遅れました。 
この目覚まし時計こそ、ぼくが飼ってる、 
みにちゅあだっくすの「リゲル」です。 
おすでっす。 

ほとほと、リゲルには、まいりました。 
朝5時からですよ。5時から。 
関東地方はまだ、暗いでっす。 

ご近所迷惑もかえりみず、、走り回って、 
「ぷ~ん、ぷ~ん」(「朝ごはんがほしい」の意)とうるさい、うるさい。 

「うるさい、静かにしろっ」っていうと、一瞬だけ止まりますが、 
とまった後が、大運動会が始まります。 

狭い部屋を駆け回って、本人(本犬?)はごきげんのもようです。 
このころになると、もう1匹の犬「クレア」も 
おもしろそうとばかりに、 
便乗していっしょにおいかけっこを始め、 
こんなんで寝てられるわけがありません。 

そして最終兵器のかおべろべろ攻撃。 
おうじさまのくちづけではありませんが、 
白雪姫のねむりですら、かんたんにとけてしまいそうです。 

どんなに遅く寝ても、2時間しか睡眠がとれなくても 
きっかり5時ちょうどに暴れだすんですよ。 
寝られたものじゃあありません。 

しかたなく朝ごはんをあげると、やっと、ようやく 
目覚まし時計がとまります。 

だから、朝は眠くたって、どうしたって、 
体調のいかんにかかわらず、 
僕は、絶対に遅刻するわけがないのでっす。 

朝が弱くて起きれない方で、 
こんなうるさい目覚まし時計もいいっていう、 
物好きな方がいらっしゃいましたら 
おひとついかがですか? 

「リゲル」目覚まし。 

かおはまぬけですが、絶対に起きれますよぉ。 

そのかわり、使用上の注意、用法容量をよくまもって 
お使いください。 

ちなみに、出勤準備がおわって、出勤するときは 
リゲルのやろ~、ベッドに入って、いたちのように丸くなって、 
まったく動きません。びくともしません。 

朝早くから暴れて、そして 
ごはんをたべておなかいっぱいになって、 
しあわせ気分で寝てるんでしょうねぇ。 

ひとがこれから1日寒い思いして出勤して、働くっていうのに、 
しあわせそーなかおして、ねむりやがって、 
ほんとににくたらしいやつです。 

この「リゲル」目覚まし。 
曜日の感覚などというものは、まったくありませんので、 
今後も休日でも、平日でもまいにちまいにち 
5時になり続けることでしょう。 

休みの日くらい、ゆっくり寝かせてくれないかなぁ。 
「おい、リゲル」というと・・・ 

へーんな高い声で「ニャン」といいました。 
こりゃだめだ・・・ 
リゲルには、無理な相談なようですねぇ、 
がっくし。