続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

齋藤飛鳥個人PVまとめ-乃木坂46橋本奈々未の系譜-

 こん○○は、かえるがおです。

今回は乃木坂46の人気メンバー、齋藤飛鳥さんの個人PVを、まとめてみたいと思います。


ファッション雑誌sweetの専属モデルや、写真集『潮騒』10万部突破、15thシングル「裸足でSummer」では、初のセンターに抜擢されるなど、最近の活躍はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの飛鳥さん。


乃木坂1期生の齋藤飛鳥さんは、加入当時は1期生最年少メンバーでしたが、月日が経つのは早いもので今年3月に高校卒業され、ますます活躍が期待されるメンバーです。

今回はデビュー当時から変わらない、愛くるしい笑顔とクールなのにキュートな飛鳥さんの魅力を、みなさんにお届けしたいと思います。

 

齋藤飛鳥個人PV

 出典:乃木坂 46 OFFICIAL YouTube CHANNEL

 

 

1st 齋藤飛鳥×フラッシュハリー『Catch me if ASUKA can』

まだ制服も大きめの飛鳥ちゃんが追いかけてきます。追いかける飛鳥ちゃんは、今では珍しいおでこ全開で追いかけてきてくれます。公園を逃げ惑っていたはずが、いつのまにか、都内の町中を追いかけてて来てくれます。飛鳥ちゃんはあなたをつかまえることができるのか。

 

齋藤飛鳥×フラッシュハリー『Catch me if ASUKA can』



2nd 齋藤飛鳥×阿相クミコ、山田一仁『二度目のデート』

 

王道アイドルの片鱗が見え隠れする作品です。先輩との2度目のデートに緊張する、飛鳥ちゃんの気持ちの揺れ動きを、ナレーションベースに綴った作品です。時折どきっとするような大人びた表情を見せてくれます。まだまだ線が細い少女時代の飛鳥ちゃん。「涙がまだ悲しみだった頃」のMVと同様に、大物の予感を感じさせる作品となりました。

2nd 齋藤飛鳥×阿相クミコ、山田一仁『二度目のデート』

 

3rd 齋藤飛鳥×廣池健二『 参宮橋をぶらり』

 

3rdシングルぶらり企画で齋藤飛鳥さんは参宮橋をぶらりします。参宮橋は新宿にほど近いのに、南新宿や代々木までは、庶民的な下町情緒が溢れる地域です。路地裏をぶらりする飛鳥ちゃん。文部省唱歌「春の小川」の発祥の地で、どんな出会いがあるのか、自然体な飛鳥ちゃんが見られる作品です。

齋藤飛鳥×廣池健二『 参宮橋をぶらり』

 

4th 齋藤飛鳥-Digest-『ネバネバ』

4thシングル苦手克服企画。飛鳥ちゃんは苦手のネバネバの克服に挑戦します。ネバネバといっても納豆は食べれるので、実際はオクラの苦手克服企画です。苦手克服のため頑張る飛鳥ちゃんが見られるのですが、なぜか徐々に無茶ぶりへ変わっていき、なんだかんだ言いながら、無茶ぶりに淡々と答えていく飛鳥ちゃんも必見です。

 

齋藤飛鳥-Digest-『ネバネバ』

 

5th 齋藤飛鳥×萩生田宏治『ミャンマー料理』

 

飛鳥ちゃんの料理をする様子が 見られる作品です。得意のミャンマー風卵焼きを作ってくれます。料理を作る飛鳥ちゃんは、とってもゆっくり丁寧に作る様子に、あんまり慣れてなさそうで、乃木坂工事中での料理企画のように、絶望的な料理になるか! ?と思いきや、ミャンマーの方が食べてもおいしい料理になりました。さすがやればできる子です。

齋藤飛鳥×萩生田宏治『ミャンマー料理』

 

7th 齋藤飛鳥×戸塚富士丸『電波ジャック中』

放送の途中に乱れる画面。そして表示された画面には、飛鳥ちゃん出演のCMが流れます。映画専門チャンネルや生命保険のCMに出演する飛鳥ちゃんは、本当のCMかと思えるようなクオリティで存在しています。今となってはタウンワークのCMと同じ構図のCMがあるような気が…。

 

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9th 齋藤飛鳥×青山裕企『飛鳥はオレの、妹』

タイトルは「飛鳥はオレの、妹」ですが、飛鳥カタログと言える作品です。伝統的な和室の日本家屋でくつろぐ飛鳥ちゃんの様子を、存分に見ることができます。寝転ぶ飛鳥ちゃん、体操する飛鳥ちゃん、食べる飛鳥ちゃん。飛鳥ちゃんのための飛鳥カタログでした。あれ?ラジオ体操できないはずじゃなかったっけ?

 

齋藤飛鳥×青山裕企『飛鳥はオレの、妹』

 

10th 齋藤飛鳥×今泉力哉『水色の花』

 

はじける笑顔も素敵なんですが、アンニュイな雰囲気の世界観を表現したら乃木坂随一の飛鳥ちゃん。淡々と流れる日常を送りながらも、虚無感を内面に秘めて表現する飛鳥ちゃん。ナレーションの飛鳥ちゃんも淡々とした中にもの悲しさが溢れていて、構図が美しい映像美が合わさり、アイドルのPVとは思えない、名作の映像に仕上がりました。

齋藤飛鳥×今泉力哉『水色の花』

 

飛鳥ちゃんのナレーションについて、国語の音読という観点から記事にしています。よかったら合わせて読んで見てください。

 

  

11th 齋藤飛鳥&星野みなみ×前田彩『二娘一』 

 

今回は星野みなみちゃんとのペアPVです。Tシャツに顔料を塗って、2人だからこそできるTシャツへのデカルコマニー(転写技法)に挑戦します。深川さんが以前番組で言ってた飛鳥ちゃん独特の美術センスが見れる作品です。個人的には、いつでも冷静に、一歩引いて合わせてる様子が飛鳥ちゃんらしいと感じた作品でした。

齋藤飛鳥&星野みなみ×前田彩『二娘一』

 

12th 齋藤飛鳥&橋本奈々未『あなたがキライ』

 

橋本奈々未さんの凄みを感じた作品です。その凄みに引っ張られるかのように、必死に橋本さんについていく飛鳥ちゃん。そのビジュアルから一生懸命頑張っていないと思われることが多かった飛鳥ちゃんの、一生懸命さを引き出した橋本さんの存在を感じる作品です。体調が悪いはずの橋本さんが、なぜここまで飛鳥ちゃんに立ちはだかったのか、とても気になりますが、今となってはもうその真意はわからなくなってしまいました。

藤飛鳥&橋本奈々未『あなたがキライ』

 

13th 齋藤飛鳥×月田茂『ミュージカル 齋藤飛鳥』

 

緑色の大きな帽子が印象的な飛鳥ちゃんが、映し出されています。BGMは飛鳥ちゃんのソロでの歌声。ロック調のアレンジの楽曲でも、音程がしっかりした飛鳥ちゃんの高くて、細い声で歌うと、癒し系の曲調に変わってしまうところが不思議です。おしゃれな癒し系のミュージシャンのMVのような作品になりました。

齋藤飛鳥×月田茂「ミュージカル 齋藤飛鳥」

 

14th 齋藤飛鳥×近藤大介『サボタージュ』

 

いかにもSonyらしい映画のような映像美の世界に飛鳥ちゃんは佇んでいます。 映画の1シーンのような雰囲気なんですが、物語はだんだんおかしな方向に進んでいきます。物語の最後に明かされる、喫茶店で出会う共演者の意外な正体も気になる作品です。

齋藤飛鳥×近藤大介「サボタージュ」

 

17th 齋藤飛鳥×林希『飛鳥マウス、街にあらわる』

 

CMでおなじみの飛鳥マウスが突然街にあらわれます。飛鳥マウスはいつものように気まぐれで、飛鳥マウスを見ているシソンヌ長谷川さんは振り回されっぱなしです。きまぐれ飛鳥ちゃんの魅力がたっぷりつまった、ツッコミどころ満載の作品となりました。


 

齋藤飛鳥×林希『飛鳥マウス、街にあらわる』

 

反抗期を乗り越えて 

 
乃木坂1期生最年少の齋藤飛鳥さんは、加入当時13歳でした。初期のPV作品は、今よりもっと線が細く、美少女感が漂っていながらも、あどけなさも残っています。

乃木坂加入後に反抗期を迎えたメンバーとして、星野みなみさんが有名だと思います。ただわたしは飛鳥さんもしっかり反抗期をクリアしてきたメンバーだと思います。

爪を長く伸ばしてマニュキュアを塗り、前髪が1㎜単位で乱れないようにパフォーマンスしていた頃がきっと反抗期だったことでしょう。

そもそも反抗期は発達心理学上、越えなければいけない発達課題の1つです。自我同一性の確立のためには、避けては通れない課題です。みんな反抗期を経て大人になっていきます。わたしも反抗期はとってもやんちゃで、まわりに迷惑をかけてしまいました。

反抗期は理想と違う社会や、大人のエゴにとっても傷ついている時期です。無力感と孤独に闘っている時期です。そんな反抗期を乃木坂での活動中迎えた場合、一番大変なのは本人です。かつて反抗期を迎えたことのある大人であれば、だれもが経験したことでしょう。

そんな時期を乗り越えて地道に我慢を続けて頑張ってきたからこそ、今の飛鳥さんの活躍につながったのではないかと、今回の個人PVを振り返って強く感じました。

齋藤飛鳥

 

 橋本奈々未の系譜

 

もともと飛鳥さんは乃木坂加入当初から橋本奈々未さんを尊敬していました。感受性豊かで心の動きに敏感な飛鳥さんは、瞬時に相手の気持ちを読み取り、誰とでも合わせることができます。

その飛鳥さんが必死に観察し続けたメンバーが、尊敬している橋本奈々未さんでした。
飛鳥さんは橋本さんの様子を観察して、いつもメモにまとめていました。

齋藤飛鳥 橋本メモ
出典:テレビ愛知「乃木坂って、どこ?」#175

人間観察力が高い飛鳥さんのことですので、細かい内容のメモだったのでしょう。結局詳細は放送されなかったのですが、観察する過程で橋本さんの仕事への姿勢を十二分に学んだことだと思います。

また、12thシングル「あなたがキライ」では橋本さんは、自ら鬼気迫る演技を飛鳥さんに見せて、飛鳥さんの必死な演技を引き出しました。
その結果坂道AKBでの活動では、懸命に乃木坂メンバーを代表してパフォーマンスをする飛鳥さんの姿がありました。

 

 
乃木坂のメンバーの中で、一番橋本奈々未というアイドルを近くで見て、影響を受けてきたのは、きっと飛鳥さんでしょう。橋本さんがいなくなった今、乃木坂の正統派である橋本イズムを受け継ぐ人材は、飛鳥さんしかいないとわたしは思います。

今回個人PVをまとめるにあたって、どのキャプチャー画像を使うかに、頭を悩ませました。

キュートなビジュアルもそうなんですが、要求されていることを瞬時に察知して、映像としての表現が巧みで、どのシーンを切り取っても、芸術作品のように飛鳥さんが映っていました。

確かに飛鳥さんには最初から才能がありました。でも乃木坂の活動の中で着実に成長してきた飛鳥さんが、将来どんなアイドルになるのかを考えると、末恐ろしいというのが率直な感想です。

これからどんな活躍を見せてもらえるのか、楽しみになった今回の個人PVでした。