続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

20thシングル選抜発表で見えた次世代メンバーへの生駒イズム継承の機会

こん○○は、かえるがおです。

今回は20thシングルの選抜メンバーの発表を受けて、その意味を掘り下げて考えていきたいと思います。

20thシングルといえば忘れてはいけないのが、やっぱり乃木坂の顔としてこれまで支えてきた生駒里奈さんの卒業シングルであるということです。

発表された選抜メンバーを見る限り、やはり今回のシングルは生駒里奈というメンバーを中心に考えられたという印象を受けました。

今回の記事で掘り下げていく20thシングルの選抜メンバーについての意味合いは、あくまで乃木坂を好きな1ファンの思いを綴っただけです。内部の事情を知っているわけではないため、もちろん事実と異なる点も多いかと思います。

こんな受け取り方をするファンもいるんだな程度に読んでもらえると助かります。


今回のかえるがおは、生駒ちゃんのラストシングルの選抜メンバーの意味合いを考えるとともに、恒例となりましたかえるがおでの20thシングル選抜メンバー予想の、答え合わせも行ってみたいと思います。

生駒里奈 リーダーシップ

出典:悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46

 

 

生駒里奈20thシングルセンター辞退


20thシングルのセンターには白石麻衣さんが選ばれました。

このことは同時に、生駒里奈さんが選ばれなかった意味と、白石さんが選ばれた意味の2つの側面が見えてきます。

まずは生駒里奈さんがセンターに選ばれなかった意味から考えていきたいと思います。


選抜発表翌日の日刊スポーツの記事によると、打診があった20thシングルのセンターを生駒ちゃん自身が辞退していたことを報道されています。

乃木坂卒業を一番最初にリークして報道したのも日刊スポーツでしたし、乃木坂に近いメディアである日刊スポーツが報じている以上、20thシングルセンター辞退報道は事実だと思われます。

また、選抜発表翌日の報道というタイミングから、これまで卒業をセンター抜擢で迎えたメンバーも多かったため、生駒ちゃんの名誉のためにも、このタイミングでリークしてきたと推測します。

日刊スポーツの記事によると、生駒ちゃんがセンターを辞退した理由をこのように語っています。

20thシングル選抜発表 生駒里奈
出典:テレビ愛知「乃木坂工事中」#146

 「卒業を具体的に考えていた時から、卒業だからといってセンターはしたくないと思っていました。曲が私の『卒業シングル』になってほしくなかった。レコード大賞をいただいた後の大事なシングルだし、長く歌い継がれてほしいと思ったんです」

「秋元先生は『生駒センターの卒業シングルを作りたい』と言ってくださいましたが、『ありがたいお話なんですけど、私はそれを望まないです』と答えました。6回もセンターをやらせていただきましたし、これ以上やったらぜいたくですよ。グループ全体を考えた時、こういうパターンがあってもいいと思う。自分を貫かせていただきました」

「私は後輩がセンターに来るかも、と思っていたんです。でも、ファンの方やスタッフさんも、私の卒業を結構大きなことだととらえてくれているみたいだし、そういう状況でセンターを担えるのは、まいやん(白石)含め、同期なのかなと思いました」

「2列目の真ん中は、一番好きなポジション。冷静に、最後まで自分らしく頑張りたいです」

出典: 生駒里奈「卒業シングル」でセンター打診断っていた - 乃木坂46 : 日刊スポーツ

 

センターをほかのメンバー、特に後輩に譲ろうとしていたことがわかる内容が語られています。
"立つ鳥跡を濁さず"本当に生駒ちゃんらしく、とってもかっこいいと思います。

また、卒業シングルでセンターに立たないということは、これまでのセンター曲が語り継がれる、いわば伝説になるという意味合いもあります。

生生星のパフォーマンス、君の名は希望、制服のマネキン、と今後乃木坂のライブで何度も歌われる楽曲で、生駒ちゃんがセンターに立っていないことに、幾度となくさびしさを覚えることになるでしょう。

そしてそのことは同時に、伝説となった生駒ちゃんセンターのパフォーマンスを、みんなが思い出すことにつながると思います。

生駒里奈 全シングルポジション
出典:テレビ愛知「乃木坂工事中」#146


また、生駒ちゃんの乃木坂での活動の歴史は、ゴシップ記事とアンチファンとの苦悩の歴史でもありました。

生駒ちゃんがもう二度とセンターに立ちたくないと思った思考過程のひとつに、自分には関係ないことで、そして自分に関係ないところでバッシングされるリスクを考えていたとしたら、本当に胸が痛い限りです。

生駒ちゃんの卒業は、バッシングの歴史からの決別でもあります。ひとり実力主義の世界の中で戦っていくことになる反面、自分の意図しない抜擢でバッシングされることもありません。

そういう意味で、生駒ちゃんの背中を押せるファンでありたいと思います。

あれだけ一生懸命がんばって実力を蓄えてきた生駒ちゃんであれば、きっとソロになってもそのポテンシャルを発揮して、実力主義の世界の中でもやっていけると信じています。

生駒ちゃんを応援し続けたいと思いました。

 


2度目の単独センター白石麻衣の意味


次は20thシングルセンターに選ばれた白石麻衣さんについて考えていきたいと思います。


今世紀最高の売り上げの写真集や、専属モデルの雑誌では1年で半分の6回も表紙を飾ることになった白石さん。乃木坂の白石さんというより、もう白石麻衣という一種の女性も憧れる存在へと成長されました。

そんな白石さんですが振り返ってみると単独センター回数は6thシングル『ガールズルール』の1作のみ。3作センターを務めた西野七瀬さんと比べると、少ないような気がします。

Wセンター全盛の現在であっても、白石さんの現在の外部での活躍や認知度を考えてみると、結構意外な結果でもありました。

今回の白石さんの単独センターは、乃木坂の外で活躍する白石さんに対して、乃木坂の白石麻衣という存在を改めて世に訴求することができ、とてもよい選択だったのではないかと思います。

そして、生駒ちゃんが辞退した卒業シングルに、白石さんが気持ちで応えるという側面も個人的には感じます。

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出典:CM「5th year birthday live」

生駒ちゃんの卒業シングルというのは周知の事実で、どのメンバーにとってもそのシングルでセンターを務めるのは躊躇することと思います。特に生駒ちゃんが希望していた後輩の2期生、3期生だとしたらなおさらです。

そんなセンターに気持ちが向きにくいシングルに、あえてこれまで苦楽を共にした白石さんがセンターに立つという気持ちにも、個人的には胸を打たれました。

白石さんであれば生駒ちゃんの気持ちをよーく理解しているし、卒業する生駒ちゃんも立てながらの活動ができることが容易に想像できます。

白石麻衣の約5年ぶりのセンターが、とても楽しみになりました。

3期生4人の選抜入りの意味


次のポイントは大量4人もの3期生の選抜入りについて考えていきたいと思います。

正直、この4人の選抜メンバーの抜擢は、すでに気づかれていたファンも多いと思います。

3期生舞台「星の王女さま」がなぜか8人で上演されることが発表され、公式サイトには参加メンバーは記載されていませんでしたが、他のメディアでは今回選抜メンバー入りした4名を除く参加メンバーが発表されていました。

4名がいないということは、選抜に入るってことじゃないかって、Twitterにつぶやいたほど、この発表の時点で確信してしまいました。


個人的にはこの4名の抜擢は、今回のシングルの選抜発表の中で、とても評価できる点だと思います。

とくに生駒ちゃん最後のシングルに、乃木坂の未来を背負っていくべきメンバーが生駒ちゃんの一挙手一投足を学べる最後の機会に、ようやく間に合ったことに、とても安心しました。


この記事にも書きましたが、個人的には大園桃子さんを見ていると、初期の頃の生駒ちゃんを思い出します。

初めての生生星
出典:悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46


生駒ちゃんもデビュー当時はよく泣いていて、プリンシパルでの出来事もありました。

由利本荘の温かい人柄の方が多い地域で育ってきた生駒ちゃんにとって、東京での出来事は初めてのことばかりで、きっととまどいも多かったことでしょう。でも7年たった現在、立派な乃木坂の顔に成長されました。

大園さんも乃木坂工事中の初出演時には、緊張が見ている側にまで伝わってくるかのようでした。

神宮球場のリハーサルでメンバーと離れ、うなだれてスタッフに囲まれている様子を見たときに、ふとデビュー当時の生駒ちゃんのことを思い出しました。

剣道 大園桃子
出典:NHKBSプレミアム「乃木坂46のガクたび!」香川県琴平町


大隅地方のあたたかいのんびりした地方で育った大園さんも、生駒ちゃん同様に東京での出来事は初めてのことばかりだったことでしょう。

乃木坂工事中で見せた剣道の切り返し、そしてガクたびでの剣道の試合を見る限り、剣道の実力はかなりのものです。相当これまで努力してきたことがうかがわれます。

今はまだ発展途上ではありますが、7年後に生駒ちゃんに匹敵する存在になる可能性を感じます。

20thシングルでは生駒ちゃんを、大園さんと久保史緒里さんで挟むポジションとなりました。これ以上の絶好のポジションはありません。ぜひ、生駒ちゃんから学ぶ最後の機会として、一緒に活動してほしいと思いました。

ガクたび 山下美月

出典:NHKBSプレミアム「乃木坂46のガクたび!」動物専門学校

また、3期生の選抜メンバー、山下美月さん、与田祐希さん、久保史緒里さん、大園桃子さんの4人については、かえるがおでは18thメンバーの選抜入りに予想したメンバーでもありました。

特に山下さん、久保さんの人気がすさまじく、個人的にはもっと早く選抜メンバーに選ばれるべき逸材と感じていました。

18thシングル逃げ水では、人気がありながら選抜入りを逃しても、気持ちを切らさず努力をしてきたお二人の努力が報われたことがとてもうれしく、フロントメンバーとして山下さんの名前が呼ばれた時には、思わず力が入ってしまいました。

初選抜入り、本当におめでとうございます!

乃木坂46のガクたび! 動物専門学校
出典:NHKBSプレミアム「乃木坂46のガクたび!」動物専門学校


3期生4人にとって、乃木坂の歴史は始まったばかりです。

今後語り継がれるであろう、生駒里奈というメンバーを近くでしっかり学んで、来るべき未来に乃木坂の顔の生駒イズムを伝えていってほしいと思いました。特に久保ちゃんは、ひめたんの最後にも間に合いました。どうしても歌姫としての可能性を感じてしまいます。

さらに、4期生募集の発表もありました。3期生という別動隊の活動が終わりに近づいているということでもあります。いよいよ3期生がスタートラインに立ったという意味合いでもあると思います。3期生は前途有望なメンバーが多いですからね、3期生の更なる活躍を期待してしまいます。

選抜メンバーとタイアップの関連性


数少ない公表されている選抜メンバーの選考基準の中に、「タイアップ」という言葉があります。
 


19thシングルが『あさひなぐ』という作品とのタイアップだったように、20thシングルも、紳士服のはるやまのCMとタイアップということがわかります。


そのため、CMに出演しているメンバーの選抜メンバー入りは、18thの『あさひなぐ』出演メンバー全員の選抜同様に順当だったと思います。

ただ、ちょっと違和感を感じたのは、はるやまのCMですでに20thシングル『シンクロニシティ』が流れているということです。
 


CMの公開が2月6日でした。そして今回の選抜発表は、すでに生駒里奈さんと川村真洋さんの卒業が発表されている段階での収録だったと推測されます。生駒里奈さんの卒業の発表が1月31日、川村真洋さんの卒業の発表が2月2日です。

CMの公開まで最高に長い期間があったとして最大4日間ありますので、タイミングが合えばレコーディングがぎりぎりできるのかもしれませんが、2月3日に都合よく収録があったとは思えず、『シンクロニシティ』の一部のメンバーのレコーディングは前撮りだった可能性があるかと思います。
 

はるやまCM 乃木坂46 
出典:CM紳士服のはるやま、PerfectSuitFactory


多くの選抜メンバーがいる分だけ、楽曲はパート分けをしてハモった方がいいんじゃないかと考えた時期もありましたが、最近は乃木坂メンバーの奏でるユニゾンが、無垢な子どもが歌うかのようにメッセージ性にあふれていて、個人的にはとってもお気に入りです。

レコーディングしたメンバーの声をミックスする担当の方の、音楽性のすばらしさにも気がついてしまいました。

また、選抜発表前に生駒ちゃんにセンターの打診があったことが公表されていますので、そのこと自体、選抜発表前に大切な人事は前もって打診されていたことを意味します。

メンバーの気持ちの負担が大きい、番組内の一発勝負ではなく、大切なことは内示を受けていたという、メンバーへの心遣いがあったことも、今回のシングルで初めて気がつきました。
 

メンバーのコメントから


選抜発表のメンバーのコメントも心を打たれるものがありました。

松村沙友里さんの卒業するメンバーへの思いを聞いて、涙されるファンも多かったことでしょう。


西野七瀬さんは、みんなのことを見守る存在になりたいと語られていました。

悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46 西野七瀬
出典:悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46

精神力が高く、ストレス解消法を持っていてストレス耐性も高い西野さん。
もっともっと自信をもって、是非遠慮することなく、メンバーを引っ張っていってもらいたいと思います。

初期の頃とは違い、もうそういう立ち位置のメンバーですからね。生駒ちゃんもいなくなりますし、成長された西野さんという頼もしい存在は、メンバーの卒業という危機が乃木坂に訪れた時でも頼りにできる、乃木坂の財産ではないかと思いました。
 


齋藤飛鳥さんは、自分がどう思われているのかわからないと涙していました。

本当に人というのはげんきんなもので、自分がよいときと悪いときに合わせて、あからさまに態度を変えてくる人もいます。わたしみたいに勝手な解釈の飛鳥ちゃん像を表現するファンもいますしね。本当に申し訳ありませんでした。反省しています。 

ただ、お世辞でもなんでもなく、書籍に頼らなくてもまだまだ経験が少なくても、立派で素敵な存在であることには変わりないと思います。説得力はないですが…

 

新理論高校生、大学生メンバーは選抜に選ばれにくい!?


前回の選抜メンバー予想記事に書かせてもらった新理論の、高校生、大学生メンバーは選抜メンバーに選ばれにくいという理論ですが、今回現役高校生メンバーの与田祐希さん、久保史緒里さんが見事に選抜入りとなりました。

久保さんは舞台『3人姉妹』にも出演されていることから、時間に融通がつきやすい学生生活を送られているように思えます。今後もどんどん表舞台での活躍が楽しみです。
 


ほかの学生メンバーを見てみますと、なかなか選抜入りがやっぱり難しいようです。

大学生であることが公表されている斎藤ちはるさん、山﨑怜奈さんはともに今回はアンダーでの活動となりました。お二人とも最近の活躍が目を引いていたので、期待してしまったのですが、本当に残念でした。

個人的には、過去最高に活躍が目立ち、乃木坂46時間TVの軍団冠番組配信メディア争奪のくじ引きの際にも人気を集めた、鈴木絢音さんの名前が選抜に入っていなかったことは意外でした。

 


文学少女の絢音ちゃんのことだから、きっと大学に通われているのかもしれませんね。

もし大学に通われていると仮定すると、現在2年生となり一般教養で一番単位を稼がないといけない時期です。国民的アイドルである乃木坂の殺人的スケジュールと、忙しい大学生活を両立するのは難しいのかもしれません。

20thシングル選抜メンバー予想の答え合わせ

センター:はずれ
予想:生駒里奈
正解:白石麻衣


選抜メンバー人数:誰でも予想できる範囲
予想:18人プラスマイナス3人 ちなみに前回まで21人と言ってたのに、急にはずしました…
正解:21人

選抜率上位の選抜メンバー:誰でも予想できる範囲
白石、西野、飛鳥、桜井、生田、松村、高山、秋元、若月、星野、堀、衛藤、井上、新内

年末インフルエンサーの代替メンバーのうち1人:誰でも予想できる範囲
予想:鈴木絢音、寺田蘭世、渡辺みり愛のうち最低1人
正解:寺田蘭世 
高校卒業メンバーの20th以降早い段階での選抜入り:誰でも予想できる範囲
予想:渡辺みり愛、山下美月、向井葉月、大園桃子
正解:山下美月、大園桃子
2作以内のアンダーセンター樋口日奈さんの選抜入り:誰でも予想できる範囲

次世代の乃木坂を支えるメンバー:誰でも予想できる範囲

<敬称略> 

 

以上の結果となりました。

まいどのことながら、精神分析には自信があると言いながら、この惨憺たる結果です。

生駒ちゃんの心理をちゃんと考えてみると、
センター打診→固辞→まいやんセンター受諾
の流れぐらい想定できるはずなのに、完全に視野が狭かったとしか言いようがありません。言い訳の余地もありません。

ファンの皆様方、関係各位の皆様方、頼まれてもいないのに勝手に予想して、勝手にはずして、今回もまた多大なご迷惑をおかけしました。反省します…

まとめ

20thシングルの選抜発表を受けて、乃木坂の顔として支えてきた生駒里奈というメンバーの大きさを改めて感じました。

そして、生駒時代の終焉と時同じくして、生駒イズムを受け継ぐべく3期生4人の選抜入りで、最後の最後で生駒イズムを近くで学ぶ機会ができ、乃木坂の未来がとても楽しみになりました。

ただ、本音を言うと、これまでの乃木坂の活動を振り返ってきて、そして選抜メンバーについて分析してきて感じたことは、

選抜とアンダーの違いって、いったい何?

と、1周回ってきて元に戻ってしまった感じです。
 


アンダーメンバーは、ビジュアルでもパフォーマンスでも選抜メンバーに負けません。選抜メンバーより人気があるメンバーもいます。

やっぱりたまたま時の流れや、個人的な事情で選抜に入らないだけのようにしか思えないのです。

アンダーは1つの乃木坂の形態だと改めて思うとともに、アンダーメンバーがいるからこそ、1つのシングルで2曲目の表題曲ともいうべき、アンダー楽曲を提供してもらえることに感謝しながら、今回のかえるがおはおしまいです。

1ファンの勝手な思いに最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。