こん○○は、かえるがおです。
東洋経済ONLINEの記事「ゴディバと森永製菓のどちらがおいしいのか」という記事の中で、目を閉じた状態で食べてみて比べた結果、ゴディバがおいしいと回答した人が17人、森永がおいしいと回答した人が18人と、わずかに森永の方が勝ってしまったという記事を読ませてもらいました。
この結果を受けて、今回のかえるがおは本当はどっちがおいしいのか、国産チョコレートメーカーを集めて、実際にGODIVAのチョコと食べ比べみたいと思います。
最初の部分は、東洋経済ONLINE記事の背景や、今回比較する条件の説明と、いつもの脱線した話題が続きますので、食べ比べの部分だけを読まれたい方は、最初のぐだぐだは飛ばしてお読みください。
- スーパーのチョコの値段を高くできる?
- 国産チョコの方がおいしいと困る
- 今回の比較する条件
- GODIVAの店員さんに違いを聞いてみた
- Meltykissフルーティー濃いちご
- Charlotte
- GODIVAエクリプス フレーズ ライチ
- SWEETS DAYS おいしいハイカカオ72%
- バンホーテンチョコレート
- FERRERO ROCHER
- SNICKERS
- GODIVAトルビヨン II
- 番外編チョコシェイク比較
- まとめ
スーパーのチョコの値段を高くできる?
「東洋経済ONLINE」の記事の内容は、価格差が8倍あるにもかかわらず、おいしいと答えた人がほぼ同数だったという検証結果をもとに、国産ブランドの価値をもっと上げることができるという高尚な提言記事です。
まぁこのへんは難しい話になるのですが、心理学的に言うと、スーパーで売ってるブランドのものを、いくら質がいいからと言って、高い値段で買おうとは思わないのが人の心理なんですよね。
そのため森永のチョコがどれだけおいしくても、スーパーで薄利多売して成立しているブランドから、高い商品を販売するというのは、かなり難しいです。
安いユニクロから、海外ブランド並みの価格の服を売り出しても売れないのと同じです。TOYOTAは高価格帯のレクサスとすみ分けをして、自社製品を提供しているくらいです。
国産チョコの方がおいしいと困る
難しいはなしは置いてきまして、記事の中でテイスティングした方々は日本のある大学のゼミの方々です。国籍も年齢層も同じなため、ちょっと統計としての抽出方法としては弱い気がします。
って、なぜ高尚な記事に対して、こんないちゃもんめいたマイナスなことを書いてしまうかと言いますと、記事がどうこうということではまったくなく、個人的にGODIVAの方がおいしくないと困るのです。
これまで個人的にGODIVAでチョコレートを買ってきた金額は、合計で10万円をはるかに超えます。
日本には残念ながら、バレンタインの義理チョコ制度がありますので、義理チョコをもらったからには、どーしてもお返しをしないといけません。
それも男性側は義理チョコなのに3倍返しをしないといけないというのです。そんな性差の差別的な決まりは、どの法律に書いてあるのか教えてほしいほど、この3倍返しという世間の常識には困っています。
好意があるわけでもなく、ただのつきあいでもらった義理チョコに、なんで3倍もの金額のお菓子を、ホワイトデーに返さないといけないんでしょう。
でも、せっかくお金を払ってあげる以上は、おいしいチョコを食べてほしいと思うと、どうしてもGODIVAを選んでしまってるんですよね。
仙台赴任中は70個もGODIVAの1500円のチョコを買いました。これで国産のチョコの方がおいしいなんて、高尚な記事の中で言われた場合は、金額が金額だけにショックが大きすぎるのです。
早速東洋経済ONLINEの記事を読んで、自分で確かめないと記事の内容が本当だったら、来年の義理チョコのお返しの死活問題になると思って、早速チョコを買いに出かけました。
今回の比較する条件
記事の中では板チョコタイプで食べ比べていましたが、GODIVAで普段板チョコは買わないので、個包装タイプで比較してみました。本当はトリュフを調べたかったのですが、国産チョコにトリュフタイプが少なく、個包装タイプとしました。
また、カカオが多いのがGODIVAのチョコの特徴なので、国産チョコが不利にならないようにカカオ多めタイプを購入しました。
ただし、スーパーのチョコレートの品ぞろえが少なく、カカオタイプが用意できなかったメーカーはストロベリー風味に統一して、GODIVAのストロベリータイプと比べてみました。
価格差はパッケージの値段ではなく、個包装1個の値段で比較しました。
今回比べたチョコレートの種類は以下の種類です。
明治 Meltykissフルーティー濃いちご
LOTTE Charlotte
LOTTE SWEETS DAYS おいしいハイカカオ72%
グリコ バンホーテンチョコレート
FERRERO ROCHER
マース SNICKERS
GODIVAゴールド ディスカバリー
今回テイスティングしたのは、さっき「国籍も年齢層も同じなため、統計としては弱い」と書いたばかりなのに、わたしたった1人の独断と偏見です。ちなみに最近お気に入りのチョコは、「SNICKERS 孤高のカカオシングル」です。最近もう売っていませんが…
くれぐれも、いつも食べているチョコはもっとおいしいはずだー、という苦言はお控えくださいませ。あくまで個人的な感想です。ご注意ください。
このブログは乃木坂のファンブログですので、ちょっと系統は違いますが齋藤飛鳥さん枠として、今回は特別に「SNICKERS」も入れてみました。
値段はスーパーで購入時の値段で税抜きです。製品の価格ではなく個包装1個あたりで比較しています。
GODIVAの店員さんに違いを聞いてみた
GODIVAにチョコレートを買いに行ったらめずらしく男性の店員さんでした。チョコの違いについて一番詳しいのはプロの店員さんだと思い、店員さんに思い切って違いについて聞いてみました。
Q.GODIVAのチョコの特徴は?
A.甘さ控えめでナッツが入っている。とくにアメリカのチョコと比べると違いがよく分かる。
Q.具体的なアメリカのチョコとの違いは?
A.ゴディバの方が濃厚
忙しいときに教えていただき、店員さんありがとうございました。ちなみにこれ以上は図々しくて聞けませんでした。小心者ですみません。
Meltykissフルーティー濃いちご
14個入り218円 1個当たり15.6円
冬季限定のおなじみの明治Meltykissです。スーパーの棚にいちご味と抹茶味はたくさんあったのですが、プレミアムショコラだけが売り切れで、商品棚のスペースがあいていました。とっても人気があるようです。
コメント
口に入れたときの口当たりがとってもやわらかい。口当たりのやわらかさではNo.1。チョコの味よりいちごの味が全体に感じる。食べ終わった余韻のチョコレートの味は、ちいさい頃からよく食べた、食べ慣れた味のイメージ。チョコレートは少し薄目か。
Charlotte
9個入り228円 1個当たり25.3円
ロッテのCharlotteです。大切な人にギフトをあげるのと同じように、自分へのご褒美のチョコレートというコンセプトだそうです。パッケージはヨーロッパの老舗チョコレート店のイメージで、今回のレビューにはぴったりのような気がします。
コメント
とにかく苺ジュレの味わいが濃厚で強い。カカオ多めのチョコとは別系統のチョコ。後味の余韻は長めに残る印象。チョコレートの味わいは、よく食べるミルクチョコレートと同じように感じました。
GODIVAエクリプス フレーズ ライチ
6個入り2100円 1個当たり 350円
GODIVAゴールド ディスカバリーの中の1粒。ストロベリーだけではなく、ライチも含んだホワイトチョコレートムースを、ミルクチョコレートで包んでフルーティーに仕上げたチョコ。
コメント
全体的にミルクチョコなのかMeltykiss、Charlotteと比べて味は薄めのイメージ。いちご感もあまり感じない。つぶつぶで果実を使っている感と全体のバランスはさすがGODIVAというところ。
いちご味で比較した結果
いちご味が食べたいのであれば、個人的にはCharlotteの圧勝でした。Meltykissはチョコとしてでなく、あのくちどけを味わいたくて買っちゃいそうです。GODIVAは上品でバランスがいい分だけ、パンチを感じられませんでした。日本製の2つのチョコはよくある系のチョコ。
結論
Charlotteがいちごの味がおいしかったです。 GODIVAとの価格差13.8倍
SWEETS DAYS おいしいハイカカオ72%
14個入り125円 1個当たり8.9円
カカオは量を増やすと苦くなってしまうそうで、苦くならないようにドミニカ産のハイカカオチョコレートを、ガーナ産のカカオのチョコレートで包むことによって、なめらかなくちどけと毎日食べたくなる甘さに刷新したチョコレート。
コメント
甘さ控えめで、普通のチョコレートと違い、口に入れて噛んだ瞬間から、全体がカカオに包まれる。後味にカカオの香りの余韻が長めに残り、歯ざわりとカカオの感じは明治チョコレート効果に似てるように感じました。
バンホーテンチョコレート
12個入り125円 1個当たり10.4円
香りの変化と余韻が楽しめる粒型のソリッドチョコレートで、チョコレートのくちどけにもこだわっているそうです。オランダ産ココアパウダー4%使用。
コメント
チョコの味が濃い。甘さはハーシーズのキスチョコにとってもよく似たアメリカ砂糖感を感じる甘さ。後味にビター感が押し寄せてくる印象のチョコレート。
FERRERO ROCHER
178円3個入り 1個当たり59.3円
海外のお土産でもらうだけでなく、最近はスーパーやドラッグストアにも売っているFERRERO ROCHER。てっきりハワイのお土産かと思っていたところ、イタリアのチョコレートメーカーだそうです。ハワイ土産でもらっていたのって、いったい…
コメント
ヘーゼルナッツがざっくざくで、中にもウエハースが入っている軽い味わい。チョコも完全にミルク系でカカオ感はほぼ感じることができず。今回のカカオ系のチョコレートの比較の趣旨とは一番違う商品でした。お菓子としてはおすすめ。
フェレロ ロシェ(FERRERO ROCHER) T-16 チョコレート 16粒
- 出版社/メーカー: フェレロ
- メディア: 食品&飲料
- 購入: 6人 クリック: 45回
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SNICKERS
128円 1個当たり128円
アメリカのマース社の製品、齋藤飛鳥さんのCMでも有名なSNICKERSを、今回の食べ比べのチョコレートの系統とは違いますが、飛鳥ちゃん枠で入れてみました。
コメント
中のキャラメルとヌガーのおかげで一番食べごたえあり。残る甘さはヌガーなのかチョコなのかどちらかわからない甘さ。チョコはカカオ感は感じない。できれば限定商品で現在販売していないカカオ味で比べたかったところ。
GODIVAトルビヨン II
6個入り2100円 1個当たり 350円
出典:ゴディバ(GODIVA)公式サイト|トップ
GODIVAゴールド ディスカバリーの中の1粒。カカオ85%のダークチョコレートガナッシュを、ダークチョコレートで包んだ製品。ストレートで濃厚な味わいのチョコレート。
コメント
カカオ85%なのにまろやかで苦くない。口当たりのよさとやわらかさは、きっとチョコレートガナッシュの存在が大きいと思います。このガナッシュは他のメーカーで同じような感じを探すのは大変そう。トリュフ感の風味が高級感を醸しだしていて、とってもおいしい。濃厚な甘さ。
カカオ系で比べてみた結果
カカオ系のチョコレートそのものの味で比較すると、国産のチョコレート、イタリアのチョコレート、アメリカのチョコレート、そしてベルギーのGODIVAと各国の味わいが全然違いました。
GODIVAの高級感の美味しさがずば抜けていて、日本は素材のよさを生かしている印象。甘さを求めるならスニッカーズで、おなかがいっぱいになる。
結論
GODIVAが断然おいしかったです。ただしSWEETS DAYSとの価格差は39.3倍。GODIVAを1個食べるか、SWEETS DAYSを39個食べる方がいいかは判断が分かれるところだと思います。個人的には、普段食べる分にはSWEETS DAYSで十分おいしいかと。
番外編チョコシェイク比較
GODIVAでお会計をしていいると、どうしてもチョコリキサーのメニューが目に入ってしまい、お店の外は寒いのに我慢できなくなって買っちゃいました。ということで、チョコリキサーもマクドナルドのシェイクのチョコ味と比較してみたいと思います。
ダークチョコレート タンザニア75%
600円
全体的にチョコレートの味わいが濃くてしかもおいしい。冷えてる分だけ味が感じにくいはずなのに、甘さも感じるのでかなりおいしい部類に入るのチョコリキサー。
特によく飲んでいたダークチョコレートデカダンスと比べると、上に乘っているクリームのカカオ風味がよくそしてすごく甘い。
マクドナルド シェイク チョコ味
120円
飲み比べるとチョコ感を一切感じませんでした。味覚がどうにかなってしまったかと思うくらいチョコ感がなく、バニラのアイスに、入っていないはずの桃の風味をわずかに感じてしまうくらいで、比較はおすすめしない。単体で飲むもの。
結論
GODIVAのチョコリキサーはすごくおいしいです。マックのシェイクはあきらかに別物。マックでバイトしてたからかばうわけではありませんが、もともとバニラ味にフレーバーを加えただけで、クーリッシュと同系統の商品と思ってください。
まとめ
東洋経済ONLINEの記事の中で、日本のチョコレートがGODIVAに勝っていたように、ミルク味とかいちご味のチョコレートは、価格差が大きいにも関わらず、国産のチョコレートもとてもおいしいことがわかりました。
今回検証したいちご味では、日本製品の方がGODIVAよりもおいしかったほどでした。
ただ、現在のチョコの主流であるカカオ多めとかビターの製品であれば、国産のチョコレートも十分検討していましたが、個人的にはGODIVAがずば抜けている印象でした。
東洋経済ONLINEの記事では、価格差があるからブランド力を伸ばして高価格化できるという可能性に触れてありましたが、39倍の価格差を利用して、価格の割にはおいしい商品として、質のよい日本のチョコレートを海外に広めていくのも、手段のひとつではないかと思いました。
でもやっぱりチョコレートは食べ過ぎるものではないですね。胸はむかむかするし、口の中は何をやってもチョコの後味がずーっと続いていて、とってもブルーな気分になったかえるがおなのでした。
最終結論 チョコを食べるのはほどほどに。