続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

「パスポート」は旅立ちではなく乃木坂に存在するための身分証明書

『今世紀最大のアイドル』

いつの間にか彼女の名前の前にはこんな修飾語がつくようになっていた。


どんな番組に出演しても欠かせないのは写真集の話題。
1万部売れると大ヒットの写真集の中で
増刷を繰り返し31万部に迫る勢いという。

桁外れの売り上げを聞いた周りの驚きとは対照的に、
いつも彼女は変わらない笑顔で佇んでいる。

そう7年前のあの時と同じように。


今や伝説になりつつある、遠くに感じるべきはずの今世紀最大のアイドルは
画面を通して、なぜかいつも身近に感じる。
普通の女の子と変わらないよ、と
いつもの満面の笑顔で語りかけられているような気がする。


トップアイドルとなった現在でも。


今回は日本テレビ「アナザースカイ」に出演された時の、白石麻衣さんが語られた内容をまとめてみたいと思います。

「パスポート、もうどこへでも行ける」と評された彼女が最も大切にしていることは
翼を持ち大空をはばたくことより、ともに苦労を乗り越えてきた仲間だということが
よくわかりました。

出典:日本テレビ「アナザースカイ」

 

 

 

名作の原点



もう裸足でいいからって靴をもって
自分に酔ってるいい女感出して、みたいなことを言われて
撮ったのはすごい覚えています。

 

 

街の景色で撮るっていうのもいいなって思って
で、もうここに決めました。
サンディエゴ 西海岸です。

 

  

意思表示



今回の2nd写真集は、わたしの意見もたくさん取り入れてもらって
本当に自分が作りたいような写真集を
一緒に作らせていただいたので

 

 

ライブとかでもみんなでこう意見出し合ってってことあるんですけど
私はもうずっと聞いてる側

写真集で自分が思ってることというか
意思表示をちゃんとできるようになったきっかけでもあるかな

 

 

豊かな表情



リアクションが大きいって言われますね
学生の頃とか、本当に嫌なことがあったらすぐ顔に出ちゃうから
「あんた気をつけなさいよ」みたいなことは、言われてましたよ笑

  

 



例えばすごい疲れているとき
MV撮ってからジャケ写みたいな時が昔あって
その時のジャケ写がくそブスで
高山と一緒にネタにしてるんですけど
私たちの史上最強のブスジャケ写みたいな笑
あー、これ使われてたかぁ、みたいな


 

四次元

 

自己紹介は昔は何かやってたんですけど
今はもう
「四次元から来ましたマヨラー星人白石麻衣」みたいなことを言ってたんですけど
ちょっとゆっくり考えたときに
「何言ってるんだろう」みたいな
本当に黒歴史なんですけど、わたしの中で
よくやってましたよ。なつかしい。


 

シャイ



めっちゃ悩みます。
お弁当とかも決めれない

肉か魚かみたいな時両方食べたいし
人数多いからいっぱいどんって置いてあって
こう早くなくなっている方を取りがち
みんなこっち取ってるなら私もみたいな感じで

 

 

自分で私で大丈夫なのかなみたいな
不安要素というのがすごい大きくて
でも性格的に昔から目立つようなことが苦手だったし
ひっそりしていたいタイプだったので
ちゃんとお仕事できるのかとかは
すごい不安でしたね、最初は


 

挫折 

 

わたし中学の時にちょっと不登校になったりして
陰口みたいなのがきっかけで
あぁ、だったらもう学校いいや、行きたくない
みたいな感じになっちゃって
そうですね。ちょっと引きこもってた時期もありました。 

 

 

正直そういう時になんかちょっと"人って怖いな"みたいな
仲良かった友達とかが、うちまで遊びとか来てくれて
行こうよみたいなことを言ってくれたんですけど
私も頑固な部分があるので、やっぱり行けないってなっちゃって
ちょっと一歩が踏み出せないときもありました。

 



転機



卒業してから音楽系の専門学校に行ったんですけど
通ってたら専門学校の先生から
「ちょっとこういうオーディションがあるからお前受けてみ」

 

  

何人もいるんですけど、好きなところに行って踊る審査ってなって
もう私は一番後ろの方で踊ってました。


 

もともとは音楽っていうジャンルを学びたかったので
アイドルになりたいっている選択肢はなかったんですけど

乃木坂入って再スタートみたいな人生
気持ちの切り替えにはなったと入った時

  

 

センター



正直その場に立ちたくなかったしセンターに
うーん、選ばれた時はどうやってやっていったらいいんだろうみたいな
不安とプレッシャーで

 

  

中学の時にいろいろ言葉で言われてきた分
何かちょっとでもそういうのがあったら
昔と重ね合わせちゃって

  

 

多分それ乗り越えたらいろんなことももうちょっと見えるというか
とりあえずやる精神で

 



支え



乃木坂入ってすごいこう楽しめてる自分がいるので
なんか今思ったら自分にとっては嫌な過去だけど
それがあったから今こうやって乃木坂入って
頑張れているのかなって感じがするので

 



そうですね、メンバーがいたから頑張れたというのはあります。

一緒に頑張ってるメンバー仲間がいてくれると
頑張らなきゃなって気持ちになるし
ひとりじゃないんだなって気づかされることが多いんで
頼りになってるのかなぁという感じです。

 

 

松村沙友理



まいやんの魅力は本当に、本当にたくさんあるんですけど
私が特に好きなのはやっぱりまじめさ。

すごいまじめなんですよね全部に
もう何年たってもそういうまじめさはずっと持ち続けているし
ステージ上ではほんとに、一緒に踊ってて安心感がある

 

秋元真夏

 

「みんなを照らす人」な気がします。
もちろんすごい乃木坂のイメージを引っ張ってくれてたりとか
乃木坂の顔でもあるんですけど
その自分が突っ走るわけではない
みんなを笑顔にしたりとか
みんなと一緒に進んでいくことがすごく多いので
「みんなを照らす人」な気がします

 

現状



わたしにとって乃木坂は
素直でいられる場所でもあるかなとは思います

  



人と話すことの楽しさとか、やっぱりそのいろんな人とかかわっていくうえで
人とのつながりも大事だなと思いましたし
入る前と比べたらだいぶ明るくはなったと思います。

 

 

今が一番楽しいかもしれないですね。
すごく自分にとっていい人生を送れてる
アイドルになってよかったなとすごい心から思います。

 

 

失敗もたくさんしていくと思うし、
まぁ今後はそういうのも楽しみに
いろんなことをとりあえずやってみたいという気持ちは今すごい強い

 



束の間



ディズニーも日本でもあんまり行ってないから
だから行きたいなと思って。うれしい来れて
お菓子まみれになりたい

 



さっき買いました耳
もう楽しもうと思って
すみません形から入ってしまいました
ちゃんとパレード見たかも初めて

  

 

ちょっと旅行気分じゃないですけど
楽しんでた自分がいましたね
仕事とはいえ

 



未来図



ちょっと社交的にはなった。ちょっとだけですけど

わたし今作詞がしたくって
音楽ができる立場に立ってるから
何かそういうメッセージが伝えられるものを
作れたらいいなぁと思っています。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

番組を見てファンそれぞれで受け取り方は様々だと思います。
ただ、わたしは個人的にトップアイドルであるはずの白石さんというアイドル像を、とても身近に感じることにつながりました。


今世紀最高のアイドル、女性がなりたい顔で第1位のアイドル白石麻衣さん。
努力で手に入れた称号とそして容姿だけを見てしまうと、とても近づけない触れてはいけないオーラを感じます。

でも番組で映る表情豊かなまいやんの様子を見ていると、今という時をだれにも負けないくらいに楽しんでいる、どこにでもいる普通の女の子と錯覚してしまうこともありました。


サンディエゴの風景に写真集の1ページのように映える白石さん
よく笑い、大きな口をあけておいしそうに食べる白石さん
とっても楽しそうで表情がころころ変わり、見ていて飽きない白石さん

そして実績があっても自信がもてなくて躊躇している白石さん
メンバーが一番の財産でメンバーに支えられて勇気をもらっている白石さん。
すべてひっくるめてこれが白石さんという1個人の飾らない姿なのでしょう。

 


若くして挫折を経験し、相手の心の痛みをよく知っているからこそ、白石さんの存在感はファンにやさしく語りかけているような気がするのかもしれません。

一方、気になる今後は作詞に挑戦したいという夢を語られました。
これまで坂をのぼってきた経験を積んできた白石さんの作詞となると、ファンはみんなどんな歌詞になるのかとても楽しみに思うことでしょう。

西野さんや齋藤飛鳥さんなど精神力が高く文章が巧みなメンバーも多いです。どんなことを綴るのかその作品に夢をはせてみたくなります。


ただ、残念ながら作詞をメンバーが行うことは、乃木坂のビジネスモデルでは、とても難しいのが現状です。

46、48グループで何百人のメンバーの中で、現在作詞に継続的に携われているのは
NMBの卒業を発表された山本彩さんくらいでしょうか。非常に高いハードルです。


『アンダー』や『Against』という楽曲の曲や乃木坂のパフォーマンスは本当にすばらしいですが、そこで謳われている詞の内容が、わたしにはしっくりこないように思えてしまうことがあります。


アンダーという状況やAgainstな環境を作られた方よりも、アンダー、Againstの状況を必死に懸命に乗り越えてきたメンバーが歌詞を綴ったら、どんな名曲が生まれるだろうと考えるからです。

確かにグループ全体で数百人いれば、その個性の違いもおぼろげな見かけのイメージだけしか把握できないだろうし、ましてや個々が持つ心の痛みまでは、気が付かないのは当然かもしれません。

白石さんが書きたいこと綴る詞先のメッセージ性が強い楽曲や、文章表現が巧みなメンバーの作詞であれば、曲をつけたいミュージシャンの方はきっと多いことでしょう。


白石さん自らが感じたことを綴った歌詞で、高い澄んだ鈴の音のような白石さんのさわやかな調べを聞くことができる日が本当にやって来るといいなぁと、思ってしまいました。

困難なことをあえて口に出した白石さんの勇気に、一緒にそんな未来の夢をみたくなりました。

白石さんの乃木坂での活動はまだまだ続きます。
白石さんの夢が同様にわたしの夢にもなった、今回の番組でした。

おしまい。