こん○○は、かえるがおです。
今回は乃木坂メンバーが活躍する様子から、集団の中での自分の個性のよさの発揮の仕方を見習ってみたいと思います。
集団の中で自分の個性の魅力を十分に発揮することは、本来とても難しいことです。
特に乃木坂46のような大勢の集団であれば、個性がかぶってしまったり、すでに同じキャラ渋滞が起こるリスクも大きいと思うのですが、乃木坂メンバーはたくさんのメンバーの中でどうやって差別化して、個性を発揮しているのでしょうか。
乃木坂メンバーの個性を発揮する方法を見習い、日常生活に生かすことができるように、個性を発揮する方法をまとめてみたいと思います。
出典:乃木坂46OFFICIAL BLOG 生田絵梨花「年末〜♪517」
望ましい集団活動とは
集団のひとりひとりの個性が発揮できる集団のことを、望ましい集団活動と言います。
望ましい集団活動では、個人が集団に貢献する方法として、個性に合わせて得意なことで貢献することが重要と言われています。
ただし、この望ましい集団活動を展開するためには、集団についてある程度俯瞰してみながら整理する存在が必要です。学校であれば担任とか、普通の社会であれば神様がそれにあたるのでしょうか。
学校や職場の場合は、プライベートの集団を管理してくれる存在は実質いませんので、
望ましい集団活動という観点から、個人の集団で活躍する方法は、どうも実践的ではありません。
では、そんな日常でも難しい集団での個性の発揮方法について、これまでの乃木坂メンバーの個性の発揮の仕方から、どうすれば集団の中で個性を発揮することができるのかを学んでいきたいと思います。
鈴木絢音の個性の発揮方法
最初は鈴木絢音ちゃんからです。
最近の活躍はめざましく、グループから離れて1人で活躍する場面をよく見かけるようになりました。
加入当初に紹介された絢音ちゃんのキャラクターは飛行機好きでした。その後読書好きなことやクラシック音楽好きで詳しいことがフューチャーされました。
出典:テレビ愛知「乃木坂って、どこ?」#081
正直言って、読書やクラシック音楽が好きなアイドルは、乃木坂に限らずたくさん存在します。趣味というのは、同じ趣味の人が多い分だけ、ほかのアイドルとかぶりやすく、なかなか差別化ができません。
飛行機好きアイドルも、今後アイドルとしてどう展開してい行けばよいのか、一見その戦略にも迷いそうな趣味でもあります。
この趣味という普通であればキャラ渋滞を起こしかねない個性に、新たな要素をプラスして差別化を図ったのが鈴木絢音ちゃんの成功の秘訣だと思います。
その新たな要素というのが、年配の人とのコミュニケーション力です。
出典:テレビ東京「車あるんですけど…?」
タモリ倶楽部に飛行機好きアイドルとして出演のチャンスが回ってきた絢音ちゃんは、そのチャンスに大御所タモリさんとも渡り合える笑顔あふれるコミュニケーション力で、そのチャンスを見事にものにすることができました。
その後は飛行機好きアイドルの地位を確立して、飛行機好き企画にグループを離れて出演する機会が増えてます。
出典:テレビ朝日「タモリ倶楽部」
どの出演をとってみても、語弊があるかもしれませんが、インパクトをお持ちな年配の男性飛行機好き出演者に対して、満面の笑顔で完璧にコミュニケーションができ、番組を盛り上げることができます。
正直わたしは、この手のパンチの効いた方々と、ちゃんとコミュニケーションを図る自信がありません。
でも絢音ちゃんは心から喜んでいるような笑顔を振りまき、共演者のインパクト系の方々もでれでれになって喜んでいる様子が伝わります。それくらいコミュニケーションがうまいのです。
もともと「乃木坂って、どこ?」初出演の時の屈託のない笑顔を見る限り、他のメンバーが緊張している中、絢音ちゃんだけが満面の笑顔でMCのバナナマンのおふたりと会話をしています。
このことから絢音ちゃんは、もともと初対面の大人に対しても、自分の魅力を出すことができ、特に男性に好かれる面を持っていたように思えます。それが生育歴から来るものかどうかはわかりませんが、末っ子で大人にかわいがられ慣れているという印象を持ちました。
出典:テレビ愛知「乃木坂って、どこ?」#081
飛行機という趣味に対して、もう1つの特性である大人の男性からかわいがられ、コミュニケーションがうまいという特性を合わせたことで、乃木坂だけでなくほかのアイドルの方ともかぶることがない、鈴木絢音というキャラクターを確立された例ではないでしょうか。
鈴木絢音の個性の発揮方法
趣味は他のアイドルとかぶることも多いため、もう1つの特性を組み合わせて、独自性を生み出す
齋藤飛鳥の個性の発揮方法
次は乃木坂のエースとしての貫禄も出てきた齋藤飛鳥さんです。
飛鳥ちゃんの場合には、乃木坂加入当初はアイドルらしいいちご好きキャラだと、キャラ渋滞に巻き込まれてしまうため、サクマのいちごみるく好きキャラにして、いちごみるくをもらうと、なついてしまうというおもしろ設定でした。
出典:テレビ愛知「乃木坂工事中」#044
ちなみにいちごみるくは、商品名なのでアイドルグループ所属のメンバーは、CM契約もないのに、ある特定のメーカーの商品を自己紹介の中に入れると発想もまたおもしろいです。
当初はかわいいアイドル路線だった飛鳥ちゃんは、乃木坂で反抗期を経て現在のさばさばしていて、かわいいことをしない系のキャラクターに変わっていきました。
アイドルでかわいいことしないし、さばさばしているだけでもアイドルというカテゴリでは非常に珍しいため、キャラクター的にほかのアイドルとの差別化ができます。
出典:フジテレビ「セブンルール」
「乃木坂って、ここ」で衛藤美彩さんから口が悪く、"くたばれ"と言われることを暴露された飛鳥ちゃん。当時はこの飛鳥ちゃんらしさの暴露に、とっても恥ずかしがっていますが、このシーンに今につながるヒントがあるような気がします。
みさ先輩から指摘されて再確認できた飛鳥ちゃんの個性は、現在の飛鳥ちゃんのスタンスにとても近い個性と言えます。みさ先輩の指摘に対して、集団の中での立ち位置や、集団の中でも負けない個性であることに気づき、その後の自然体のSっ気キャラクターを生かすことにつながったような気がします。
ちなみに普通の人が飛鳥ちゃん風の毒を吐いても、マイナスの感情を持たれてしまうだけなので気を付けてくださいね。
誰の話でもしっかり受けて、相づちをしながら合わせることができる飛鳥ちゃんならではの、個性の発揮方法だと思います。相手をじっくり観察して、そして本当はいじっぱりなだけでその深い愛情を示す、とびきりの笑顔とセット初めて成立する個性です。
出典:「乃木坂って、ここ!」アンダーメンバーだけで行う、スタジオトーク企画No.3!
齋藤飛鳥の個性の発揮方法
周りから指摘をされて、集団の中での立ち位置や、元来持っている集団でも埋もれない個性に気づく方法
伊藤かりんの個性の発揮方法
かりんちゃんの場合にも、これまでたくさんのキャラクターがありました。
高山さん推しの乃木坂オタクや、ディズニー好き、食いしん坊、ゴリラ界の天使などなどの器用な分だけたくさんの個性を持っているメンバーです。
確かにほかのアイドルでも、たくさんいるようなキャラクターもありますが、ゴリラ界の天使というキャラクターはインパクトがあるにも関わらず、残念ながら大きなブレイクを果たすことはできませんでした。
出典:日本テレビ「NOGIBINGO!3」#05
それが現在では、軍団対決ではさゆりんご軍団の軍団長を差し置いて軍団を仕切ったり、スイカではメンバーのチケットを取って海外旅行に行ったり、パーティーでは料理の手配をしたりと、抜群の存在感を示しているメンバーです。
かりんちゃんのブログでは、イベントの後メンバーだけのご飯会の様子がアップされることもあり、かりんちゃんのブログを注目している乃木坂ファンも多いことでしょう。
では器用な分だけ、個人内でキャラ渋滞を起こしていたかりんちゃんは、どうやってほかのアイドルとの差別化を図ったのでしょうか。
出典:テレビ愛知「乃木坂工事中」#137
ここでのキーワードは集団との関係性だと思います。もともとかりんちゃんは、メンバーの中でも年上の方でおねぇさんメンバーでした。乃木坂はマイペースのメンバーが多い分だけ、持ち前の世話好きを発揮して、メンバーの信頼を集めることに繋がったのではないでしょうか。
かりんちゃんに任せておけばまちがいないというメンバーの信頼感から、自分の集団での立ち位置を作りだし、ほかのアイドルとの差別化ができた例だと思います。この信頼感は学級委員を選ぶときに似ているかもしれません。
出典:テレビ愛知「乃木坂工事中」#107
ちなみにかりんちゃんは、加入当初から乃木坂というグループという意識が強く、乃木坂流行語大賞を独自に発表したり、乃木坂メンバーを将棋の駒にたとえたり、今になって振り返ってみると、乃木坂全体に対して考えている様子が見受けられます。
そのグループとしての考え方が、個人ブログなのに、全員のメンバーが参加する乃木坂としての恒例行事の食事会の話題を扱ってくれる、現在につながっているように思えます。
伊藤かりんの個性の発揮方法
集団から信頼され、役割を認められて自分の立ち位置を作る方法
例外の場合
これまで乃木坂メンバーの集団の中で個性を発揮する方法から学んできましたが、中には例外があります。個性を発揮しようと思わなくても、その人がいるだけで、その人の雰囲気になってしまうという、集団での個性を発揮する天才というべき人たちが存在します。
これも乃木坂メンバーで例を挙げると、和田まあやさんや能條愛未さんです。
その前にどんな会話をしていても、まあやさんが口を開くだけで全部持っていかれて、その場の雰囲気がすべて和田まあやワールドに変化してしまいます。
能條さんも中元日芽香さんを、なぜか"めーちゃん"と呼び始めてメンバーにその呼び方が浸透するとか、高山一実さんにズミリー・リングイネ、川後陽菜さんに、ゴン・リザというあだ名をつけるなど、理解が難しいジョンソンワールド全開で、そのポテンシャルになかなかついていけません。
そして自分にはなぜかあみちゃん先輩と呼んでほしいというところも笑ってしまいます。
出典:テレビ愛知「乃木坂工事中」#138
この2人はきっとどんな集団であっても、またどんな時であっても、集団の中で自分らしさを発揮できる天才です。
この天才の方々には、今回の記事の方法はおすすめしません。自分らしく太陽のように輝いているだけで、きっと集団の中でも自分らしく、個性を発揮し続けることができるでしょう。
注意点
最後に注意点です。集団である以上集団でのルールがあるので、1人の時の自分とはある程度違います。このことを以前記事の中で、自分の本当の性格のことを先天的パーソナリティ、集団の中の自分の性格のことを、社会的パーソナリティと勝手に名づけました。
社会的パーソナリティは、先天的パーソナリティに、社会性やモラルを加えて、さらに集団の中での立ち位置や役割を加えたものと言い換えることができると思います。
そのため先天的パーソナリティと社会的パーソナリティは、もともと違って当然のものです。
ただし注意をしないといけないのは、無理をして立ち位置や役割を演じた結果、この2つの間が離れすぎてしまわないようにすることが重要です。
あんまり無理して、集団から認められようとすると、やがて周りからは無理してがんばっている自分を、普通の状態の自分と勘違いされてしまうため、もっと周りから評価をしてもらうためには、さらに無理に無理を重ねてがんばらなければいけなくなります。
この無理に無理を重ねた状態を続けると、頑張りすぎでわたしのように病気になってしまう危険性があります。
今回例に出させてもらった乃木坂メンバーのように、作った自分像ではなく、もともと自分が持っている個性を集団の中で発揮することが、今後長い間自分の個性を発揮して活躍する秘訣のような気がします。
以上、今回のかえるがおは、乃木坂メンバーの個性から、集団の中での個性の発揮方法を学んでみました。よかったら参考にしていただき、学校や勤務先で自分らしく輝いてもらいたいと願いつつ、今回のかえるがおはおしまいです。