先日坂道グループのWebページに、運営側から今年に入って2度目のファンに対するお願いが出された。ファンのストーカー行為についての内容だ。
坂道グループのメンバーの中に、ストーカー行為を受けているメンバーが、運営発表の言葉を借りると”多々”存在するらしい。それだけ推しメンとお近づきになりたいと実際に会いに行き、強引に実力行使にでた、他のファンがたくさん存在するということになる。
この事実だけを聞くと、こうしてはいられないと、自分も他のファンに負けないように、会いに行って推しメンにアプローチして、なんとか関係を結びたいと思ってしまう人もいるのかもしれない。
焦って強引にでも行動に出た方が、本当にアイドルと知り合いになることができるのか、それとももっとよい結果の可能性が広がる他の方法がないのか、今回は客観的に考えていきたいと思う。
- ファンへのお願いの内容
- ストーカー規制法の内容を知る
- 会いに来られたアイドル側の気持ち
- プライベートで握手を求められた側の気持ち
- 突然サインや写真を求められた側の気持ち
- 知り合いになれるか法的に罰せられるか
- アイドルが握手をするファンの人数
- アイドルからメールが届く仕組み
- アイドルに自分をアピールする手段
- 1番大切なこと
ファンへのお願いの内容
まずは、今回坂道グループの運営側から発表された内容が、どういう内容なのか確認しておきたい。内容を知らないことには対処のしようがない。以下のリンクは乃木坂46の運営から出されたお願いの内容である。
〇2019年5月発表
【お知らせ】ファンの皆さまへのお願い
http://www.nogizaka46.com/news/2019/05/post-12756.php?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&utm_campaign=officialnews
〇2019年8月発表
【お知らせ】ファンの皆さまへのお願い
http://www.nogizaka46.com/news/2019/08/post-56.php
比較してみると異例のたった3ヶ月で同じ内容を発表した理由は、以前よりエスカレートして、直接会いに行くストーカー行為を受けている、メンバーたちがいることが原因と推測される。”ファンへのお願い”には、その具体的な行為の内容まで示してある。
対象者:メンバー、メンバーの家族
行為:車両・徒歩等による追走
手紙やプレゼントを渡す
カメラ等による撮影や盗撮
握手を求める
待ち伏せ
場所:メンバーの居住エリア
事務所近辺
今回示された行為は、残念ながら警察に通報されてしまうと、ファンそれぞれの本来の意図を問わず、「ストーカー行為等の規制等に関する法律」にて処罰されるリスクが非常に高い行為だということがわかる。
ストーカー規制法の内容を知る
では具体的に、なぜ法律で処罰されないといけないのかを確認したいと思う。
車両、徒歩等による追走行為や待ち伏せ行為は、ストーカー規制法第二条第一項の”つきまとい行為”にあたる。
第二条第二項では面会や交際の要求行為が禁止されており、手紙やプレゼントを渡す行為、握手を求める行為は、この項で処罰される。
カメラ等による撮影や盗撮については、ストーカー規制法に該当の項目はないが、迷惑防止条例だけでなくアイドルであることから、肖像権で訴えられるリスクも伴う。
以上の法律が厳密に適用された場合は、第十八条により、ストーカー行為は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金で罰せられることになる。
この量刑が軽いとは思わない方がいい。あなたが近づいてアイドルが躓いて倒れてけがをしたとしたら傷害罪、無理やりサインや写真を迫ったりすると脅迫罪、アイドルが使っているものがほしいからといって奪ってしまうと強盗罪が、それぞれ加算され全て加算すると10年を超える量刑になる。
ちなみにブログのコメントにメンバーについての悪口を書いたり、手紙で批判する内容を送るのも、明確にストーカー規制法にて処罰される。特にこの場合は、コメントや手紙という証拠を押さえられているので、圧倒的に不利になるため注意が必要だ。
アイドルに会いに行って自らアプローチする行為は、かなりリスクが高いということがわかる。
警視庁のWebページがわかりやすくまとめてあるので、詳細は確認してほしい。
アイドルとのアプローチに成功し、NGTを活動停止に追い込んでしまったNGTファンは、運営側の配慮もあり刑事訴追は免れたが、現在、民事裁判で3000万円の損害賠償を求められている。
ストーカー行為は法律に違反することから、犯罪者として収監されて今後の人生を棒に振るリスクが高いだけでなく、アイドルの巨大なビジネスに与える影響から、高額の損害賠償を求められることになってしまう。しかも今後運営側は、”警察へ通報”することが発表されているため、リスクは高まるばかりだ。
そんな膨大なリスクを冒してストーカー行為をしてまで、アイドルに近づきたいと思うのか、もう一度しっかり状況分析をして行動に移す必要がある。
会いに来られたアイドル側の気持ち
いや、もともとアイドル側が好意を示してくれているから、まさか自分がストーカー扱いされているはずがない、と考えるファンもいるだろう。でも、はたしてそうだろうか。
筆者である私はまったく容姿はいけてないのだが、話を聞いてもらいたいという理由だけで、同じ職場の女性に夜道で待ち伏せされていた時期があった。
相手は普段の仕事ではよく話す職場の女性だったが、急に暗い夜道から現れると、正直本当に怖かった。相手が何を意図しているのかわからない得体の知らない怖さは、今でもはっきり覚えている。
アイドルに置き換えてみると、か弱い女の子である分だけ、男性が突然現れたらこちらの意図は伝わらず、何をされるかわからないと、非常に強い恐怖心からトラウマとして引きずることになってしまう可能性が高い。握手会のトラウマでグループを卒業したアイドルも記憶に新しい。
握手会で顔見知りであっても、握手会という環境であなたを認識しているかもしれないが、プライベートで出会うことは、そもそもアイドル側はまったく想定していない。
プライベートといえば私の場合の夜道と一緒だ。仕事モードでないだけではなく、握手会とは環境が異なる想定できない出来事に、アイドルが恐怖心を感じてしまうと、せっかく行動をしたことが裏目にでてしまう。
首都圏にいると、夏なのに帽子にめがねと、現在若い女の子に流行している黒いマスクをした、華奢な女の子に出くわすことがある。黒いマスクはおしゃれかもしれないが、まだ一般的に多くないため、結構遠くからでもよくわかる。
私はそんな時には絶対に、その女の子の方を見ることはなく、足早に通り過ぎる。アイドルに嫌われたくないからだ。万が一知ってるアイドルだった場合、思わず声をかけてしまって、自分がやってしまったことで、恐怖で引きつる推しメンの顔を私は見たくはない。
最近、貴重な休みを海外で過ごすアイドルが増えている。非常に少ない貴重な休みを、移動に時間をかけてまで、わざわざ海外に行かなければならないのか。
確かに海外に憧れを持って旅行したいという意思もあるだろうが、その一方自分は知らなくても、道行く人は自分を知っているため、いつ声をかけられるかという恐怖と戦いながら、行動を制限されながら、不自由な日常生活を過ごしているアイドルの姿が見えてくるように思えてならない。
プライベートで握手を求められた側の気持ち
握手やサイン、そして写真についても同様のことが言える。アイドルに限らずプライベートの芸能人に、握手やサインを頼むと、みんな喜んでサービスしてくれるのだろうか。プライベートを大切にしたい芸能人も多く、家族も一緒だと怒りをあらわにする人までいる。
また、アイドルというのは握手会があるかぎり、握手は費用が発生するサービスである。冷たいようだがビジネスだ。もし、そのメンバーだけがプライベートでファンに頻繁に握手をしてしまうと、グループ内での決まりが守れずグループ内での存在が危うくなる。
一方AKBグループを卒業した元アイドルのその後のコメントを聞くと、"握手会で握手をしたくなかった"と答えているメンバーも多い。年頃の女の子にとってみると、みんなと握手をするという行為は、進んで行いたい行為ではないらしい。
突然サインや写真を求められた側の気持ち
サインについては、ライブ前に山ほど積まれた色紙にサインするアーティストの後ろ姿を見てから、個人的にはサインをほしいと思わなくなくなってしまった。
ファンに向けて全力でパフォーマンスする必要があるライブ前に、大量のサインをするのに前向きな感情を持つ人はいないと思う。アメリカの文化でもある崩したサインよりも、普通の文字で心のこもった手紙のような文章をもらった方が、個人的にはうれしい。
写真はみんなもわかると思うが、プライベートで準備もしていない自分の姿を、写真で残したいと思う人はいない。
特にアイドルであればメイクをして衣装を着て、ファンのイメージを損なわない写真ならまだしも、私服でメイクも完璧ではない状態で、写真を撮ってほしいと思うわけがない。逆にそんなことをされると、どこかに流出したらどうしようと、不安を抱かせることになる。
プレゼントや手紙を渡すことも同様に、その真意はどうであれ、アイドルにとってはプライベートに突然現れた怖い人に映ってしまう。
また、冷静になって考えてみると、そのプレゼントや手紙はアイドルから求められたものだろうか。いやほとんどが、こちらの気持ちで手紙を書いたり、アイドルに渡したくてプレゼントを渡そうとしているはずだ。
酷なようだが、アイドル側から頼まれたものではない。頼まれたものではないものを渡す方法として、アイドルのプライベートを狙うのは、相手にマイナスな感情が生まれやすいため得策ではない。
知り合いになれるか法的に罰せられるか
どうも、アイドルにこちらから近づくというのは、法的にも処罰され損害賠償を請求されるようなリスクの高い行動だけではなく、リスクを受けて行動してもアイドル側には自分に対してマイナスな感情を持たれるということがわかった。
突然そう言われても反論は山ほどあるだろう。
握手会でたくさん話して自分の名前も覚えていてくれる。そして、すごく笑顔で自分だけに”また来てね”とウィンクしながら言ってくれたから、こちらに好意を持っているに違いない。自分だけは他のファンとは違うので、アイドル側も認めてくれる、などなど反論も多いことだろう。
アイドルと知り合いになれるか、それとも法的に罰せられるかという大事な局面なので、ここはじっくり冷静に考えていきたいと思う。
アイドルが握手をするファンの人数
自分の場合、個人的に握手という行為がとても重く感じた。異性の手を握ったのは、小中学生の頃を除くと、過去につきあった彼女と、アイドルグループのメンバー1人しかいない。それだけ特別な行為だ。
でも冷静に考えてみると、握手会を見てわかるように、1日の握手会で朝から夜までアイドルは握手をし続けている。
仮に1部から5部まで7時間30分の間、1人15秒握手できたとする。1年で3作シングルを発売し、個別握手会が1作品につき6回行われると、1年でのべ34200人と握手することになる。
全国握手会が同条件で、1作品につき3回、1人3秒握手できるとして、のべ81000人。合わせて1年で10万人を越えるファンと握手をすることになる。
また、個別握手会の売れ行き状況は、人気のバロメーターとなり選抜メンバー選定への影響も大きいと思われることから、アイドルは全力でファンサービスに努める。
あなたを見つめて愛のような言葉をささやいてくれたのも、ぎゅっと手を握りしめてくれたのも、あなたの話に満面の笑みで答えてくれたのも、名前をよんでくれたのも、ウィンクしてくれたのも、残念ながらあなただけではないというのが現実だ。
もしアイドルがあなたに特別な感情を持ってくれてると思うのであれば、同じように思うファンが全国にたくさんいるということも理解しないといけない。
アイドルからメールが届く仕組み
また、モバメのようなアイドルから直接メールが来るサービスを受けていると、自分も勘違いしてしまいそうになることがある。
(あなたの名前を呼び)〇〇さん、今日はこんなことがあったよ
まるで自分に送ってくれたように感じて、毎日メールが来るのが楽しみだ。
でも、ここも現実をしっかり見つめてみたい。このメールはアイドルがプライベートで送っているのではなく、アイドルとしてファンに提供するサービスの一環だ。そのため当然有料のサービスである。
本当は同じ内容のメールが全国の数十万人のファンに送られていること、本当はあなたの名前が書いてあるところには、Wordの差し込み文書のような全員の名前がそれぞれ入る、”無意味な文字列”が入力されている。その無意味な文字列によって、全国何十万人のファンのデータが呼び出されて挿入される仕組みだ。
モバメのシステムはアイドルから直接ほぼリアルタイムでメールが届くすばらしいサービスだが、意外と忘れやすい大量送信されている現実にも目を向けないと、行動を起こすのかどうか幅広い視野で分析したことにはならない。
アイドルに自分をアピールする手段
どうも冷静に考えると、アイドルに自分をアピールするために、自らアイドルに会いに実力行使に出るのは得策ではないようだ。
冷静に現状を分析できた後は、本題でもある、アイドルにも喜ばれて、法的に問題がないアピール方法を考えて行きたいと思う。
運営を味方につける
まず運営との関わり方が大切になる。
運営に嫌われてしまうとデメリットが多い。どれだけ好意で行動したことでも、運営が出した決まりを守らないと、アイドルのイベントに出禁になってしまって、推しメンに2度と会えなくなってしまう。これは目を背けてはいけない非常に大切な現実だ。
アイドルは事務所に所属していることから、運営に嫌われるとあなたに対するアイドルの行動まで制限されることがある。すでにAKBだけでなく坂道グループでも発生したように、最悪他のストーカー起因でメンバーが卒業や引退しまうかもしれない。そうすると本当に2度と会えない。
運営が見ているのはファンの全体像であって、個々のファンではないが、いくら不満があってもアイドル界の法律というべく運営から出される決まりはしっかりまもって、運営側にそしてアイドルにこちら側にプラスのイメージを持ってもらおう。
手紙に思いを綴る
運営の決めた決まりをよく読んでみると、いくつかアピールの手段が見えてくる。
メンバーの安全を守る意味から、残念なことに、本来であれば1番贈りたいプレゼントが贈れなくなってしまった。
でも手紙は受け取ることが明記してある。
手紙は握手会と違い、自分の気持ちを丁寧に文章で説明ができる分だけ、とても有効だ。アイドル側もファンの突然の来訪とちがって怖がられることもなく、アイドルの時間があるときに読んでもらえるメリットもある。
自分の気持ちをしっかりと伝え、他のファンと異なる点をしっかりとアピールすることができる。
ちなみに乃木坂の場合、以下の宛先に手紙を送ることができる。
〒102-8353
東京都千代田区六番町4番地5「乃木坂46運営事務局」宛
もちろん大量に手紙を送ってしまうと、これもまたストーカー規制法で処罰されるため注意する必要がある。また、本当に気持ちを込めた手紙というのは、そう何回も書くことはできないはずだ。
同じようにブログのコメントも、手軽にメンバーに気持ちを伝えることができるが、私のようにハンドルネームでピックアップされていて検閲で掲載されなかったり、またたくさんのコメントが集まる場所でもある。
気持ちのこもった直筆の手紙を送ることが、ちゃんと気持ちが伝わる可能性が一番高い。
握手会での正攻法
また、費用はかかる握手会で数秒ずつ粘り強く気持ちを伝えることも、運営が決めた規約に違反しない、ファンとして認められた権利だ。1年に10万人以上のファンと握手するのであれば、たくさん応募して自分の握手の回数を増やすといい。
非常に費用がかかるが仮に100回握手できれば、1000分の1の握手の時間を占有することになり、自分の気持ちを伝えやすくなるはずだ。さすがに100回とは言わないまでも、しっかり準備してその数秒間を生かす方法を工夫することで、思いは伝わる。
そのときに絶対に忘れていけないのはメンバーの気持ちである。メンバーの気持ちに寄り添ったアプローチをすることで、プラスの思いが伝わる可能性が高くなる。
具体的には"付き合ってください"、"結婚してください"、と言った時点で会場からつまみだされる可能性が高いので、まずは知り合いになれるといいなということを、目標にした方がいい。
相手側が自分を知らないのに、付き合ってくださいとは、普段のコミュニケーションでは行わない。ましてや付き合ってもいないのに、結婚の可能性は限りなく0に等しい。
アイドルは人気商売のため、表面上顔では笑っていたとしても、内心はまちがいなく嫌悪感を持たれる。それよりも好感を持ってもらうためには、相手側に自分をよく知ってもらうことが必要不可欠であると肝に銘じたい。
性格や人となりを知らない男性に、若い女性が好感をもつことがあるだろうか。ジャニーズばりのかなり容姿に自信がある場合を除き、それは皆無に近い。もし万が一ずば抜けて容姿がよかったとしても、容姿より内面に魅力を感じる女性にとっては、無意味になってしまう。
日常のコミュニケーションと同様に、たわいのない会話から初めて、自分の情報を提供しながら、唯一のアピールポイントである自分の人柄をよく理解してもらい、その結果アイドル側から他の人に言えない相談をしてくれるようになると、つきあえなくても、他のファンと違う特別な存在にはなれるだろう。
握手会、コンサートに祝花を贈る
最後に握手会やコンサートに、祝花も贈ることができる。
手紙よりもよりインパクトが大きく、費用面から他のファンが選びにくい選択肢で、差別化しやすくなる。
Webで検索すると握手会を得意とするお花やさんもあるので、デザインを選択するだけで発送まで一括して行ってくれる。花には自分の名前も大きく書いてつけてくれるというメリットもある。
握手会に祝花を贈る場合の送付先は以下の通り。
宮城/夢メッセみやぎ
〒983-0001仙台市宮城野区港3丁目1-7 TEL (022)254-711
千葉会場/幕張メッセ
〒261-8550 千葉市美浜区中瀬2-1
TEL:043-296-0001(代)
神奈川/パシフィコ横浜
〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
TEL.045-221-2155 (総合案内)
愛知/愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)
〒 479-0881愛知県常滑市セントレア5丁目10番1号
TEL+81(0)569-38-2361
愛知/ポートメッセなごや
〒455-0848 愛知県名古屋市港区金城ふ頭2丁目2
TEL052-398-1771
京都/京都パルスプラザ
〒612-8450 京都市伏見区竹田鳥羽殿町5
TEL 075-611-0011
大阪/インテックス大阪〒559-0034
大阪市住之江区南港北1-5-102
TEL 06-6612-8800
1番大切なこと
具体的な手段が少なく、リスクが高い内容が多かったことで、信頼される内容の記事になったかどうか、とても不安に感じている。
でも、誤解してほしくないのは、この記事を書いた理由として、一時期の感情で、これからの大事な将来を棒に振ることだけは、避けてほしかったからだ。
そのアイドルを人として好きな気持ちは、本当によくわかる。人として好きという気持ちもとても尊いものだ。
でも四六時中生活のほとんどを、アイドルだけになってはいけない。アイドルだけを見ていると、まわりの人があなたに好意を示してくれたのを見逃すこともある。アイドルだけを見ているあまり、他の全ての可能性を捨ててしまうことになる。
これは非常にもったいない。これから先アイドルを好きだったという気持ちは、決して無駄にはならず、あなたのコミュニケーション能力や恋愛能力を確実にスキルアップさせているはずだ。その成長したスキルを生かさないことは本当にもったいない。
これからの未来に、あなたに訪れるたくさんの幸運を受け取る権利を維持するためにも、自分の行動にアイドルはどう考えるだろう、そして法律に違反していないか、と俯瞰する視点は絶対に持っておきたい。
こちらからの直接のアプローチは制約が多く難しいことがわかったが、あなたの人間性を伝えることができて、もしあなたという人間性にアイドルが魅力を感じて、自分の生活に欠かせない存在と思われた場合には、いつかきっとアイドル側から適切な時期に連絡してくれることだろう。
運命論者じゃないけど、そうなったらきっと、お互いの成長に欠かせない、知り合うことが必要な宿命だった2人ではないかと思う。
究極はみんな自分が一番で、そして自分が心配で、自分が好きなのかもしれない。でも、その観点をメンバーにも当てはめてみると、メンバーが嫌だと受け取ってしまうことをしてしまうと、メンバーの今後の活動にも影響し、間違いなく自分も嫌われてしまうことになる。
アイドル活動は非常に過酷な環境だ。自分では絶対にできないと思う。だからこそ、好きなメンバーが活躍する姿を1日でも長く見ていることができるように、アイドルの気持ちを考え、活動を後押しするファンになることが、一番重要なように思えた。
なかなかうまくいかない現実に、彩りを与えてくれているのが、自分にとってのアイドルだと思う。おかげで毎日明るく過ごすことができる。そんなアイドル活動に心から感謝したい。