こん○○は、かえるがおです。
今回は第8回岩谷時子賞奨励賞を受賞した、乃木坂46生田絵梨花さんの話題です。
受賞おめでとうございます!
今回一緒に受賞したメンバーが、加山雄三さんや斉藤由貴さんなど、とても豪華なメンバーに並んで、われらが生ちゃんが受賞するとは、本当にすごいことが起きてしまったような気がします。
きっと最近活躍されているミュージカルの部門での受賞だとは思うのですが、生田さんのどういう活動が認められた、どんな賞なのかが、ミュージカルとは縁がないわたしにはわかりませんでした。
今回のかえるがおは岩谷時子賞奨励賞とはどんな賞なのか、そして生ちゃんはミュージカル女優としてどういう評価を得ているのかを調べてみました。
また、ファンとしてはちょっと心配な、ミュージカル女優と乃木坂の活動の両立についてどうなるのかという疑問についても、考えてみたいと思います。
2017/06/20 NHKごごナマで語った内容を追記
出典:音楽ナタリー
- 岩谷時子賞とは
- 岩谷時子さんの功績
- ミュージカル女優生田絵梨花
- ミュージカル女優生田絵梨花の評価
- 生田絵梨花受賞コメント
- 乃木坂メンバーとしての生田絵梨花のこれから
- 生田絵梨花の変化
- NHKごごナマでミュージカルを語る
- 伝説となったアイドル出身のミュージカル女優
岩谷時子賞とは
岩谷時子賞とは、日本の音楽や演劇界の未来を担う人材や、芸術の発展、向上に功績があった個人、団体を表彰することを目的に、岩谷時子音楽文化振興財団が2010年に制定した賞だそうです。
今回は8回目にあたり、大賞は長きにわたり音楽や芸術に寄与されてきた、加山雄三さん、特別賞が斉藤由貴さん、そして奨励賞が我らが生ちゃんこと生田絵梨花さん、野田あすかさん、瀧山久さんが受賞されました。
また音楽・芸術を志す方を支援する岩谷時子Foundation for Youthに服部百音さんが選出されました。
岩谷時子さんの功績
岩谷時子さんは作詞家で翻訳家をされていたとのことです。残念ながら2013年にお亡くなりになられています。
生前は歌手の越路吹雪さんを親友としてマネージャーとして支えられました。越路吹雪さんといえば、日本のミュージカル女優第1号で、また越路吹雪さん以降になかなか出てこない日本で有名なシャンソン歌手でした。
忌野清志郎さんも歌っていた「サン・トワ・マミー」そして「愛の賛歌」「ろくでなし」「ラストダンスは私に」を日本に紹介してヒットさせたのが、シャンソン歌手越路吹雪さんと、訳詞岩谷時子さんのコンビだったんですね。
YouTubeで現在も視聴できるため、実際に視聴してみたのですが、今見てもほんとうにかっこいいです。60年前にこんなかっこいい歌を表現するというのは奇跡に近く、しかも当時に最先端の音楽を、世間に認めてもらうためには、大変なご苦労をされたのではないかと思います。
さすが今でも日本のシャンソンの第一人者といっても過言ではありません。
乃木坂ファンであれば、やっぱりこの場面です。「NOGIBINGO!」の岡田さんが転んだ企画での、梅垣さんが鼻から豆を飛ばすときに、歌っていた曲が越路吹雪さん岩谷時子さんコンビの「ろくでなし」です。数十年がたった今も色褪せずに歌い継がれている楽曲なんですね。
出典:日本テレビ「NOGOBINGO!」#08
また晩年はミュージカル『ミス・サイゴン』の訳詞を手掛けるなど、ミュージカルにも進出されて活躍されたそうです。そのため生田さんもミュージカルの活躍が評価されて今回の受賞につながったんですね。
ミュージカル女優生田絵梨花
正直ミュージカルというのはあまりにも高尚すぎて、さっぱりわかりません。
確かに生ちゃんは小学校1年生の頃、ミュージカル「Annie」を見に行って感激し、翌年ミュージカル「Annie」のオーディションを受けたというエピソードはよく知っています。
音楽性豊かな生ちゃんのことだから、乃木坂に加入したのも、最終目標としてミュージカル女優になりたいという目標を見据えていたというのも理解できます。
転機が訪れたのは、2017年に入ってからのことでした。
突然ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のヒロインジュリエット役に抜擢され、続けざまに「レ・ミゼラブル」コゼット役、そして2018年にはNHKの「らららクラシック」でも生田さんも好きだと言っていた「モーツァルト!」でコンスタンツェ役が決定しています。
いつの間にか、あっという間に本格的ミュージカル女優への階段を駆け上っていたのですね。ちょっぴりさびしいような気もしますが、それより夢がかなったことの方が、とってもうれしい限りです。
ミュージカル女優生田絵梨花の評価
夢がかなったミュージカル女優生田絵梨花さん。1ファンのおぢさんとして気になるのが、ミュージカル女優として、今後もコンスタントにミュージカルに出演できるのか、将来は大丈夫なのかという余計な心配です。
わたしみたいな素人にとってみれば、超絶歌がうまい生田さんでも、ミュージカルを観劇される方々の目は厳しいだろうし、より高度な音楽性を求められはしないかというのがちょっぴり心配です。
出典:音楽ナタリー
そこで、ミュージカルの口コミサイトで、生田絵梨花というミュージカル女優の評価を確認してみました。
ロミオ&ジュリエット
・生田ジュリエットはお人形のように可愛い。歌は可憐で小鳥がさえずるかんじ古川ロミオとのハーモニーも綺麗でしたよ
・素晴らしかったー 生田さんファンになりました。
・生田さんジュリエット思ってたより良くて安心したー
・生田さんかわいいジュリエットだった〜
・生田様のジュリエット可愛い!
・さすがアイドルのキラキラ生田
レ・ミゼラブル
・生田さんめちゃくちゃ前よりまた格段に上手くなってた
・生ちゃんがこのメンバーの中でここで演じている凄さを感じて欲しい
出典:「ENjOY THEATER」
ちょっと「かわいい」というような、見た目の評価が多いような気がしないでもないですが、おおむねというか、新人ミュージカル女優とは思えないほどの高評価を受けているようです。
1ファンのおぢさんが心配するまでもなく、生ちゃんのミュージカル女優としての実力は既に備わっていて、現在の一流のミュージカルに出演される方の中でも、十分これから活躍できるレベルの実力であることがわかりました。
これから長きにわたりミュージカル女優として活躍される生田絵梨花さんの、今後の作品も楽しみです。ミュージカルって古典戯曲が多く、わたしレベルではなかなか理解できないので、現代劇のミュージカルの時に、一度生田さんのミュージカルでの存在感を見に行きたいと思います。
生田絵梨花受賞コメント
まさか自分が賞をいただけると思っていなかったので本当に光栄です。
普段アイドルとして活動していて、舞台の世界に足を踏み入れたことで、今まで舞台を観たことがない方が興味を持ってくださったり、観たいと思ってくださったり、そういう声を聞くと本当に嬉しいな、とやりがいを感じます。
これからも一人でも多くの方に魅力が伝わるように頑張っていけたらと思っています。でも私の力はまだまだだということはわかっているので、これから長くコツコツとやっていけるように努力を重ねていきたいと思います。
※『レ・ミゼラブル』よりコゼットの歌「プリュメ街」を歌唱
今後の目標
ミュージカルが大好きなので、これからも長くステージに立ち続けられるように頑張りたいと思います。そして歌やピアノなど、音楽にずっと触れながら生きていきたい。
出典:RBBTODAY
乃木坂メンバーとしての生田絵梨花のこれから
乃木坂ファンとして気になるのは、ミュージカル女優として活躍されるのはうれしいですが、今後の乃木坂の活動はどうなるのかという点です。
正直わたしも生ちゃんは高尚なミュージカル女優におなりになられあそばされたので、少し距離を勝手に感じてしまっていたのも事実です。
ただ、受賞コメントの中にこんな言葉がありました。
「普段アイドルとして活動していて、舞台の世界に足を踏み入れたことで…これから長くコツコツとやっていけるように努力を重ねていきたいと思います。」
国語の授業っぽくなりますが、ここで突然問題です。ちょっと難しいです。よく読んで答えてみてください。
問題1.
このコメントという随筆を書いた作者は、自分は今後どのように進んでいきたいと思っているでしょうか。現状、将来的という言葉を用いて35字以内で答えてください。
設問はドへたですが、気にしないでください。このコメント全文を読み込めば読み込むほど、今後の生ちゃんが進もうとしている将来が見えてくるような気がします。
現状はどちらに軸足を置いているのか、そして将来的にどうなるためにどうすればよいのかが、このコメントには詰まっています。
ちなみにわたしは第三者でしかなく、答えを書くと無責任になっちゃいますので、答えは書けません。生ちゃんの今後の活動内容で答え合わせをしてみてください。
生田絵梨花の変化
わたしレベルでもわかることがあるとすれば、生ちゃんは全く変わっていないということです。SHOWROOMで大好きなひめたんと一緒に見せた、あの飾らない姿が、今現在の素の生ちゃんです。
大好きなひめたんと一緒でうれしくてうれしくて抑えきれない、縦揺れ、横揺れ、テンションの高さ、そして時折見せるいくおくん。笑ったり、おどけて見せたり、独特の感性で考えたり、ひらめいたり、あのSHOWROOMの様子が自然体の生ちゃんだと思います。
乃木坂のオーディションで「イワタ」と呼ばれて、名前が違っているとこだわったり、スタッフにしつこくお昼の時間を聞いたり、みんなにどうして人は死ぬのかと聞きまわったり、生田IH事件を起こしてしまったり、個性的でちょっとぶっとんでいておもしろい、女性アイドル顔だけ総選挙の記事で、「ちょっと古い昭和の子ども」と評した生田さんのままでした。
その様子を見て、安心すると同時に、この人やっぱすごいなぁと制御不能の生ちゃんを手なずけるひめたんに感心しました。あ、まちがいまちがい、生ちゃんすごいなって尊敬しました。嘘のように聞こえるかもしれませんが本当ですよ。
出典:乃木坂OFFICIAL BLOG 2017/06/15 生田絵梨花
ちなみに生ちゃんらしいシーンを確認されたい方は、SHOWROOMの記事か、顔だけ選手権の記事をご確認ください。いろんなエピソードをかきましたので、生田どんここにあり!という存在感がすごくて、ちょっと凹んでいる気分の時でも、きっと笑っちゃうかと思います。
NHKごごナマでミュージカルを語る
ちょうどタイミングがいいことに、生田絵梨花さんがNHKのごごナマに出演し、ミュージカルについて語っていました。
その語られた内容は、今まで語られることがなかった貴重な内容が多く含まれていました。
まずは生田さんのお父さんのことです。
「これからはあんまりむりしないほうがいいよ、また大変なことになるからね」の予言めいた手紙で有名な、お父さんの話が語られました。
出典:テレビ愛知「乃木坂工事中」#59
生ちゃんが語るお父さんとは、サハラマラソンやスパルタスロンを走られるような、かなりストイックなスポーツマンだそうです。お父さんから学んだことは「限界を決めない」こと。いかにも生ちゃんらしい言葉です。
チャレンジ精神旺盛で何でも挑戦できるのは、お父さんから受け継いだ能力なのかもしれませんね。めずらしく大学の話もありました。ちょっと心配ではありますが、生ちゃんなら大丈夫。きっとすべてに全力で頑張られることでしょう。
乃木坂に入ってから音楽の楽しさを知ったと語る生ちゃんを見て、限界が見えない才能の奥深さに正直怖くなるほどでした。生ちゃんはこれからも更に成長していく可能性に溢れていることに気がつきました。
生ちゃんの印象的だった言葉を紹介します。生ちゃんを象徴しているかのような言葉でした。
大きな船に乗って行ってるっている感じがするので
それがふと、なくなった時に
自分に何もないというのが怖くて
だから武器とか自分に何ができるか常日頃考えてしまう
出演者の方のアイドル観まで変えてしまった。象徴的な言葉だったと思います。
この日の生ちゃんを見て最初に思ったのが、知らない間にとってもきれいになられたなということでした。ミュージカルの感想の通り、白いレースのワンピースが似合っててキラキラしていました。
このきらきらはきっと心理的なものから来ていて、そのキラキラの理由を分析すると…今回は心理分析の回ではありませんので、割愛させていただきますね。
まわりに話を合わせつつも、生ちゃんらしい自然体で話す今回のような場面を、今後はたくさんテレビで見ることになるんでしょうね。
出典:NHK総合「ごごナマ」
伝説となったアイドル出身のミュージカル女優
最後に生田絵梨花さんとは、まったく関係ない話です。
わたしは個人的にはじめてアイドルを好きになったのがももクロで、そして個性豊かな乃木坂ファンになったと言っていましたが、今回の岩谷時子賞の記事を書いてみて、懐かしい思い出がよみがえってきました。
わたしがまだ幼かった頃に、1度だけアイドルのイベントに連れていかれたことがありました。そこで歌って踊るアイドルの人はとってもきれいなおねぇさんで、こんなきれいな人がこの世に存在するのかと、とても驚いたのを覚えています。
そのアイドルは当時ヒットしている曲ではなく「Temptation」という歌を歌っていました。その歌声がすごいことすごいこと、アイドルってこんなに歌がうまいんだなぁととっても感心しました。
そのアイドルの方はその類まれな歌唱力を生かして、その後ミュージカル女優になられました。きっかけは「ミス・サイゴン」日本初演のときのオーディションで、15000人の中から見事ヒロインのキム役に選ばれたことでした。
「ミス・サイゴン」の訳詞を手掛けた、岩谷時子さんとそのアイドルの方はとても仲良くなられて、一緒に音楽活動を行ったりされたそうです。だから、岩谷時子さんのお名前を聞いたことがあったんですね。
ミュージカル女優として数々の賞を受賞することになっても、岩谷さんとのご縁で、そのアイドルは、今回の記事で最初に紹介した越路吹雪さんを目標にしていたそうです。
ミュージカル女優としてこれから世界に羽ばたいて活躍するという時期に、運命とはとても儚いもので、アイドルを病魔が襲います。
日本が誇る世界に羽ばたくはずだった、ひとりのミュージカル女優は、残念ながら世界に羽ばたく直前に、病魔に倒れ天使になって飛び立っていってしまいました。
その人の名は本田美奈子さんです。
出典:WOWOW
その類まれな実力を備えていながらも、残念ながら本田美奈子さんが見ることができなかった夢を叶えるのは、とっても勝手ですが生田絵梨花さんしかいないと、個人的には思っています。
日本ミュージカル女優の系譜。
越路吹雪から、本田美奈子、生田絵梨花へ…
夢をもう一度。
生田絵梨花さんにはその資質があり、今後すばらしい日本のミュージカル界を背負って立つような、ミュージカル女優となられることを、心より願っています。
今回のかえるがおはここまでです。