続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

乃木坂46の人気が今後も続いていく理由とメンバーそれぞれの個性

こん〇〇は、かえるがおです。

 

日刊スポーツコムに『乃木坂「箱推し」の多幸感、AKBと一線を画す魅力』という記事を読ませてもらいました。


この記事は、乃木坂の人気の理由をAKBと比較して書かれたもので、なかなか興味深い記事でした。

 

今回のかえるがおは、この記事を読んでみて、現在乃木坂が人気の理由、そして今後も人気が続いていく可能性が高いと思う人気の秘密を、かえるがおなりにまとめてみたいと思います。


出典:乃木坂OFFICIAL BLOG 新内眞衣2017/11/12

 

 

 

 

AKBと乃木坂のライブ演出の違い


日刊スポーツコムの記事の内容を簡単に触れると、AKBの場合にはLIVEのときに人気メンバーを主体にしたステージ構成、セットリストにする場合が多いそうなのです。

一方乃木坂の場合には、今世紀最大の写真集を売り上げた絶対的エースの白石麻衣さんをはじめ、卒業間近の温泉トリオの2人中元日芽香さん、伊藤万理華さんについても時間を大幅に割いて卒業セレモニーのような色合いは少なく、メンバー全員に対して平等な演出だったことが書いてあります。

 

そのすべてのメンバーに平等な演出のことを「平和感」と表現し、
その平和感が、グループ全体を応援する箱推し(乃木坂46というグループのファン)の雰囲気づくりに役立っていると書かれています。

 

正直AKBのLIVEのことはよくわかりませんが、確かに記事に記載されているすべてのメンバーに対する平等感が、1人のメンバーを推すというより、乃木坂46のグループとして現在の人気につながっている点については、確かに納得できました。

 

1人のメンバーのファンと箱推しの違い

1人のメンバーのファンと箱推しは、同じようなアイドルのファンに映るかもしれませんが、実は両者の間にはある違いがあります。その違いは、今後も乃木坂のファンであり続けるかどうかです。

1人のメンバーのファンだった場合には、そのメンバーが卒業した後、そのメンバーを続けて応援したり、また別のアイドルのファンになるかもしれません。


卒業したメンバーを応援する場合には、以前と比べて乃木坂というグループ自体とは距離が離れてしまうかもしれませんし、新しいアイドルを応援する場合は、乃木坂メンバーかどうかはわかりません。

最悪ほかのアイドルファンとなり、乃木坂ファンでなくなることもありえます。

f:id:faceflog:20171117193534j:plain出典:音楽ナタリーhttp://natalie.mu/music/news/255978


一方箱推しの場合には、推していたメンバーの卒業や、中心メンバーが卒業しても、今後も乃木坂ファンであり続ける可能性があります。乃木坂というグループが続くかぎり、だれが卒業しても乃木坂ファンでいる可能性が広がります。

実際御三家と言われたメンバーの橋本奈々未さん、選抜常連の深川麻衣さんの卒業後も乃木坂人気は衰えを見せず、現在もミリオンセラーを続けているなど、乃木坂人気はいまも上昇傾向にあります。

メンバー推しと箱推しは同じようなアイドルファンに見えるかもしれませんが、多人数アイドルグループにとっては、箱推しを増やすことは、人気を今後も継続できるかを考えるうえで、重要な要素の1つだと思います。

 

箱推しの特徴

大勢のアイドル好きの年代の男の子にとってみれば、乃木坂メンバーは会いに行ける分だけ、自分の生活に密着した触れ合える存在なのかもしれません。

ひと昔まえのアイドルは象徴的な偶像のような存在でしたが、現在のアイドルは日常の存在として気軽に会えることができるため、アイドル好きの年代の男の子が、1人のメンバーに対して恋愛感情に似た感情をもって応援するというのも、アイドルファン心理として理解できるような気がします。

一方個人的にももクロを見てきて感じたのが、箱推しのファンが多いことです。
ももクロの個々のメンバーを恋愛対象としてみているのではなく、その個性や成長過程を見て元気をもらったり、課題を一緒に共有したり、活動内容に共感したりする層がももクロファンになりました。

アイドルに興味がなかったわたしもまた、その一人です。
この層はこれまでアイドルと無縁だった年代や、女性にまでファンの範囲を拡大しました。

乃木坂も同様です。若い女性や年配の男性に至るまで幅広く支持を拡大している背景には、確かにお気に入りのメンバーはいるけれど乃木坂46というグループを推しているというファンも多いような印象を持っています。

メンバーの個性化

過去にメンバーが語っているのですが、乃木坂結成当初にひとりひとりのメンバーに対して、こんなイメージで売り出そうというイメージ戦略があったと語られています。イメージを作るということは一種の偶像化でもあります。


このエピソードから、乃木坂結成当初は作られたイメージで、アイドルとしてファンに提供しようとしていたことがわかります。

流れが変わったのは、生田IH事件くらいの時期からでしょうか。

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出典:テレビ愛知「乃木坂って、どこ?」#012


例に出してすみませんが、生田絵梨花さんはデュッセルドルフ生まれの才女で、見た目のおしとやかな雰囲気とピアノの実力から、お嬢様キャラのように見えていました。

そのお嬢様の生ちゃんが見せた生田IH事件の個性的なパフォーマンスは衝撃的でしたし、慌てふためく様子はこれまでのお嬢様キャラではなく、個性的でおもしろくて飾り気がない生ちゃんの魅力そのものでした。

 

持って生まれた個性的なキャラの方が、これまで偶像として作られたお嬢様キャラよりも、もっと魅力的で生ちゃんの人気を不動のものとしました。やっぱり持って生まれた個性がそれぞれのメンバーの一番の武器のような気がします。

 

その後、乃木坂メンバーはそれぞれの持って生まれた個性を隠すことなくどんどん披露するようになり、46人ものメンバーがいる中でもそれぞれの差別化につながり、それぞれのメンバーの認知度を上げるきっかけになったと思います。

 

メンバーそれぞれの活躍の場


それぞれのメンバーに特徴的な個性があったとしても、その個性を発揮できる場がないと、ファンにメンバーそれぞれの個性を知ってもらうことができません。

この点でも、選抜メンバーだけでなく、現在は恒例となったアンダーライブで、アンダーメンバーの活躍の場が作られました。

それぞれのメンバーがそれぞれのフィールドで、自分自身をファンにアピールできる場があり、選抜、アンダーに限らず、ライブではすべてのメンバーに活躍の機会が与えられる環境があるのは、日刊スポーツさんの記事の通りです。

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出典:音楽ナタリーhttp://natalie.mu/music/news/255978

 

3期生が単独で活動する理由

では、3期生に目を向けてみたいと思います。3期生は2期生の加入当初と違い、3期生だけの楽曲が用意され3期生単体で外部のライブに参加したり舞台を披露したりしています。

これも3期生の個性を埋もらせることのないように、運営側の個性重視の方針が見えるような気がします。

個性を重視した結果、乃木坂メンバーはとても個性的なグループに成長しました。加入直後の3期生メンバーを選抜やアンダーに入れてしまった場合、どうしても先輩たちの間に入り委縮して自分の実力が発揮できなかったり、埋もれてしまったりするリスクがあります。

そのため第三極を作って3期生自体が主体のフィールドで活躍できる場所を作った点から、3期生単独での活動には意味があることだと思います。結果的に、選抜、アンダーと並んで3期生という新しいメンバーをくくるカテゴリができ、3期生が人気を集める要因になったような気がします。

乃木坂 東京ドーム公演 3期生
出典:音楽ナタリーhttp://natalie.mu/music/news/255978

 

選抜メンバーの選考要素に高校卒業⁇

また、これまでの乃木坂の流れを見てきて気がついたことがあります。

これまでの選抜メンバーは、基本的に高校を卒業したメンバーで、大学に進学していないメンバーが中心だということに気が付きました。

学業で忙しいメンバーは、学校がある期間中に活動が制限されます。人気アイドルに成長した乃木坂は超多忙なスケジュールをこなしています。

もし主要メンバーに選んだ場合、学校でどうしてもイベントに参加できないときに、主要メンバーでありながら参加できず別のメンバーに代替を常にお願いすることになってしまいます。

これは18thシングル逃げ水での3期生Wセンターにも通じます。

18thシングル逃げ水の期間中は、3期生の高校生コンビ2人は、夏休み期間中で学校があるときに比べ時間に余裕があり、おねぇさんメンバーと帯同することができたという背景が見えてきました。

そう考えると、今後も中学高校生メンバーの選抜入りは長期の休み以外はないのかもしれません。また、そんな環境下でも3期生の個性を発揮できる場として、3期生単独での活動も今後期待していきたいと思います。

 

46人それぞれの個性の魅力


メンバーそれぞれが自分らしく個性を発揮できる環境、そして十分ではないかもしれませんがそれぞれの活躍の場が揃っている乃木坂メンバーは、順調にアイドルとして成長してきました。

以前書いた乃木坂かるたの記事では、50音全46文字を46人のメンバーに見立てて、全員分のメンバー紹介かるたを作りました。

アイドルに限らず学校でも職場でも46人もいれば、外部から見た場合差別化できなくて、混同するメンバーがいても不思議じゃないのに、それぞれのメンバーが強烈な個性を持っているからこそ、46人分のかるたができたんじゃないかと自分でも驚きました。

 

もう1つ触れておきたいのが、ポンコツという形容詞がついているのを見かけるキャプテン桜井玲香さんのキャプテンシーです。

「まとめる」「目を配る」「基準を示す」など、一般的なリーダーシップとは、かけ離れたキャプテンシーを桜井さんは持っています。

 

いつもまとめようとはさらさら思ってなさそーなご様子に見えるのですが、話を振られた時には、キャプテンとして本当にすばらしいスピーチができます。

 

リーダーシップというより、キャプテン桜井玲香のキャプテンシーといった方が正確かもしれません。

個人個人が大切だと思っている桜井さんは、メンバーを無理にまとめようとしないから、メンバーの個性が様々な方向に伸びていったんだろうし、あえて先頭に立って引っ張っていこうとしないから、メンバーの積極性を引き出したんではないかと思います。

 

ちなみにキャプテンのことをほめていますので、悪口言ってるんじゃないかとか、そのへんの誤解がないようにお願いします。

 

 

まとめ

 

今回のかえるがおは日刊スポーツコムさんの記事から、乃木坂46のメンバーそれぞれの個性の魅力について、まとめてみました。

 

主要メンバーが卒業しても、乃木坂には個性あふれる次世代を支えるメンバーがあふれています。


個性が魅力的な乃木坂メンバーがいる限り、乃木坂人気はまだまだ長く続くだろうと思うのが、今回の結論としたいと思います。

東京ドーム 乃木坂46
出典:音楽ナタリーhttp://natalie.mu/music/news/255978

 

きっと乃木坂では飛びぬけて人気があるメンバーでなくても、かつてアイドルから女優になった仲間由紀恵さん、満島ひかりさん、篠原涼子さん、菅野美穂さんのように、卒業後ブレイクするメンバーも出てくるような予感もします。

 

乃木坂メンバーのみなさんのこれからのさらなる活躍を願って、今回のかえるがおはおしまいです。