続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

「うさぎおいしいかのやま」の巻

「フレキブルームご風向き自由」の巻では
日本語の難しさについて
書かせていただきました。

聞くところによると
日本語っていうのは
世界で一番難しい言語らしいそうで、
そんなことを改めて聞かされると
日本人でよかったと実感するところであります。

しかし誰が日本語は一番難しいなんて言ったか知りませんよ。
僕が言い出したことでないことは確かです。
どなたかえらーい文学者の方が
言われたことなんでしょうね。
誰だかは知りませんけど。

僕も日本語って難しいなあと思うことがあります。
小さい頃「アルプス一万尺」という歌を
歌っていたときに、
僕はずーっと「アルプスは1万弱」なのかと思っておりました。
アルプスの山々が
1万mに少し足りないので
アルプス1万弱(いちまんじゃく)だと思っていました。

僕にとってアルプスと言えば
アルプスの少女ハイジです。
ハイジやペーターは
富士山よりも高い
1万m弱のところに住んでるんだあー。
へーーー。ってかんじで
少し賢くなったような
気がしていました。

ところがどっこい
漢字で表してみたらわかりました。
アルプス一万弱ではなくてアルプス一万尺ではないですか。
びっくらこきました。

国語辞書によると1尺が30.3cmだそうです。
ってことはですねえ
一万尺といえば
30.3cm×10000尺は303000cm。
mに直すと3030m。
一万尺はたったの3030mだったんですかあ。

なんだかひょうしぬけです。
ハイジやペーターは
1万メートルの遙か彼方に住んでいると思っていたのに
富士山よりも低いところにすんでいたなんて
僕のアルプスのイメージが
音を立ててくずれていくのでした。
しかも本物のアルプスには
ハイジもペーターも
ついでにクララまで住んではいないですけどね。

ほかにもまちがって覚えていた歌がありました。
冬になるとよく歌われる歌で
正式な題名はわからないのですが
「ゆきや、こんこん。あられや、こんこん」
なんていう歌です。

小さいときにはおもいっきり大きな声を出して
歌っていたものなんですが
最近になって気がつきました。
「ゆきやこんこ」なんですねえ。
当時ドリフもおもいっきり
「こんこん」と歌っていたので
ドリフもまちがってたらしいです。
いまさらドリフをとりあげるまでもないのですが
まあいいとしておきます。

「こんこ」ってどんな意味でしょう。
日本語にありそうもありません。
「こんこん」だったらですね
「こんこん」と雪が降るって
形容詞的な意味合いがありそうですよね。

「雪や」だから
「や」になにかひみつがあるんでしょうか。
係り結びの法則で
「こんこん」の連体形が「こんこ」なのかと
本気で考え込んでしまいました。

それに北の国からの見過ぎかもしれませんが
雪と言えば、きつねでしょう。
きつねの鳴き声はこんこん。
だったら歌いやすい「雪やこんこん」にしてほしいです。

北の国からを見ていない方、すみません。
北の宿からではありません。
北の国からです。
北の宿からだったら
都はるみになっちゃいます。
はるみ節は今も健在です。
あなたぁ、かぁわりわぁ~、ないでぇ~すかぁ~

ふるさとって歌がありますね。
この歌も僕は
まちがって覚えていました。
「うさぎおいし かのやま」

わるいひとがいるもんだなあと思っていました。
だってうさぎをおいしいだなんて
たべてどうするって思ってました。
小さいときにうさぎを飼ってましたからね。

大学の時に友達に教えてもらいました。
そしたらうさぎがおいしいのではなく
うさぎおいし(追いし)だったんですね。
追いかけたんですね。
まぎらわしい言い方を
しないでほしいですよね。
大学生になるまで気づかなかったのも
めずらしいことですが。

僕みたいな単純なやつがまちがえないように
言い方を変えてほしいものです。
「うさぎ、追っかけた かのやま」とか
「うさぎ、走って追っかけたけど逃げられた、かのやま」など
もっとわかりやすくしてほしいものです。
ただ歌いにくいですけどね。

あ、そうそう
このあいだ横浜のいたりあ料理屋さんに行こうと思ったら
メニューに「子うさぎのふりったー」がありました。
そんなのはちょっと食べる気には
なりませんね。残念ながら。
よってそこへ行くのはパスになってしまいました。

うさぎってとっても気性が荒いって
知ってました?みなさん。
うさぎのオスばかりを集めていると
一番最後にそこにやってきたうさぎとか
一番弱いうさぎは
うさぎ間の集団リンチを受けて死んでしまうんですよ。
だから1羽ずつゲージに入れて飼うなりしなきゃ
いけないんですよね。
意外とどうもうな生き物なんですよ。

ということで
今日のかえるがおはここまでです。
うさぎはどうもうないきものなのよの巻
ここでおしまいです。