前回、どうしても急なダイエットが必要な場合に使えるように、簡単にダイエットする方法を「まだ、間に合う!2週間でウエストマイナス10cmに成功した誰でも簡単ダイエット法」という記事にまとめました。
前回の記事は、どちらかというと緊急を要している人用で、ダイエットの正攻法ではなく、炭水化物を少なくしたり、寝ている時間を脂肪を蓄える時間から、体中のケアをする時間に変えるということで、短期間で体重を減らすという内容でした。そのため摂取カロリーについてはまったく触れることがありませんでした。
そもそも太らなければ体重を減らす必要もありませんので、今回は摂取カロリーに着目して、1年を通して季節に合わせて、楽にそして簡単にダイエットして、リバウンドを防いでいこうという、長期的な視野でのダイエットサポート企画です。
もちろんかえるがおならではの視点として、運動づくめのつらいダイエットとか、ストイックに食べないダイエットは長く続かないので、楽に痩せる方法論を考えていきたいと思います。方法論の説明があるので、今回も文章がかなーり長いです。ご注意ください。
- ダイエットの基本的な仕組み
- 消費カロリーとは
- 年齢を重ねると太る理由は基礎代謝
- 基礎代謝と気温
- 気温を使ったダイエット方法
- 夏の基礎代謝は低い
- 夏に合ったダイエット法
- 体温を上げて基礎代謝を上げる方法
- クエン酸とお酢
- まとめ
ダイエットの基本的な仕組み
今日の体重+(摂取カロリー-消費カロリー)=明日の体重
簡単にカロリーとダイエットの関係を、わかりやすいように式にまとめてみました。そんなの知ってるよ、という方ばかりだと思います。
1つだけ追記すると脂肪は1kg7200kcal程度ですので、摂取カロリーと消費カロリーの差が7200kcalごとに、脂肪が1kg減るという計算です。720kgだったら100g減ると言うことですね。
前回の記事なかで、食べる量を減らさないで摂取カロリーを減らす(厳密に言うと吸収される摂取カロリーにしない)方法は書かせていただきましたので、今回は消費カロリーを増やすことにスポットを当てて行きたいと思います。
消費カロリーとは
消費カロリーと言ってもその中身は簡単なものではありません。
一般的に思い浮かべられるのは、運動によるカロリーの消費ではないでしょうか。
例えばランニング30分の場合(体重60kgと仮定)、消費カロリーは240kcal程度といわれています。240kcalが多いか少ないかは、みなさんの判断によって分かれるところだと思いますが、ランニング30分って結構大変です。かなりゆっくり走ったとしても、5km程度進んでしまいます。5km走って進むと思うと、結構ぞっとします。
つらいダイエットは長続きしませんので、できれば少しでも楽にダイエットしたいので、運動で消費カロリーを増やすという手段は、いったん置いておきたいと思います。
実は消費カロリーについても以下のような式で表すことができます。
1日の消費カロリー=活動による消費カロリー+基礎代謝
年齢を重ねると太る理由は基礎代謝
基礎代謝とはいったいどんな意味なのででしょうか。
基礎代謝とは、生命機能を維持するために、自ら意図することなく使用されているエネルギーのことです。もちろん知っている人も多いかと思います。スポーツジム系のダイエット機関では、筋肉を増やすことで基礎代謝を上げてダイエットを促進させるという考え方です。
基礎代謝は20代で体重が60kgの人の場合、約1400kcal程度あります。つらいランニング30分が240kcalしかありませんでしたので、まずはダイエットを考える場合には、運動よりも基礎代謝に着目した方がよさそうです。
また、基礎代謝はそれぞれ個人差が大きいのが特徴です。痩せている人は普通の人と比べて、基礎代謝量が大きいと言われていますし、中年の方が太ってくるのは、基礎代謝量が落ちているのに、普段と変わらない食事をしているからというデータもあるほどです。
20代と50代では約20%も基礎代謝が違うと言われています。20%ですよ。1400kcalの20%といえば、280kcalです。つらいランニング30分ぶんが吹き飛んでしまうほどの違いです。それが毎日続くわけですから、そりゃ歳をとると太るはずですよ。
では具体的に基礎代謝を増やす方法を考えて行きたいと思います。
基礎代謝と気温
基礎代謝が多い人として、立って働く人の方がオフィスワークよりも基礎代謝が多いと言われます。
ただ職業の違いは、自分ですぐにどうにかできるものでもありませんし、立って過ごしましょう、という結論だと、つらいランニングで消費カロリーを増やしましょうという結論と変わりませんので、基礎代謝を増やす方法として、1日を過ごす姿勢とか体勢について考えるのはやめておきたいと思います。
すぼらでまぬけなかえるがおが着目するのは、ずばり気温です。
基礎代謝とは生命機能を維持するために、自ら意図することなく使用されているエネルギーと表現しました。
日本には四季があり、本人の意思とは関係なく季節が移り変わります。基礎代謝と四季は、実はとても密接な関係があります。
生命機能を維持するということはですね、体温を保つということでもあります。人間はへびやかえるなどの変温動物ではありませんので、気温にかかわらず体温を一定に保つ必要があります。
これをダイエットに利用しない方法はありません。
気温を使ったダイエット方法
まず、人間は体温を36℃程度に保つ必要があります。わたしみたいに低血圧で元気がでないタイプだと体温が35℃程度の人も多いと思います。
例えば冬に外気温が10℃のときに、体温を測ってみると何度くらいでしょうか。外が寒いので、体温も同じように10℃になるでしょうか。いやいやそんなことはなくて、やっぱり体温はいつもと同じ36℃だったりします。この外気温と体温の差を埋めているのが、基礎代謝です。
基礎代謝の作用がなければ体温は10℃であるはずです。
10℃の水を湧かすのと同じように、自らが意図しない基礎代謝の働きで、身体そのものが36℃まで体温を上昇させています。
中学校の理科の1分野で習ったように、1gの水を1℃上昇させるのに必要なカロリーは1calです。水と比重は全く違いますが、1kgの水を1℃上昇させるのに必要なカロリーが1kcalだとすると、体重60kgの人が10℃の外気温の時に36℃の体温を保つには、1560kcalが必要になります。
体温の維持に必要なエネルギー=60kg×(体温36℃-外気温10℃)
厳密に言うと、身体と水は比重が違いますし、体温はすでに36℃ですので、実際は外気温から体温まで身体を温めるというより、お風呂の追い炊き機能のように微妙にあっためて36℃を維持するといった方が、正しい働きです。
ただし、外気温と体温の差が激しい方が基礎代謝が増えて、ダイエットしやすいということはわかってもらえたかと思います。確かに冬の寒い朝、眠い目をこすりながらやっと起きて、ランニングして帰って来ると、自分のシルエットの違いに驚いたことがありました。
冬は気温が低い分だけ、誰でももれなく基礎代謝が高いため、食べる量さえ気をつければ、痩せるにはもってこいの季節であることがわかります。
夏の基礎代謝は低い
では続いて夏の基礎代謝量を考えて見たいと思います。
さきほど同様に夏の外気温が30℃だと仮定します。体重60kgの人が36℃の体温を保つために必要なエネルギーを、概算で表してみると
60kg×(体温36℃-外気温30℃)=360
へ、たったの360kcalしかありません。
冬の場合は概算で1560kcalありましたので、冬の場合の5分の1程度しかありません。
夏は残念ながら痩せにくい季節のようです。
よく夏痩せという言葉を聞きますが、これは夏バテによって食べる量が著しく減少して痩せている現象で、秋になって季候が良くなると食べ物がおいしくなり、もとに戻ってしまうリスクが高い症状です。少なくともわたしはこの方法でリバウンドしまくってまいりました。
また、暑いところにいると体重が減るなんてこともよく聞きますが、暑くて汗をかいて水分量が少なくなっただけで、身体にとってかなり危険な行為なのでやめた方がよいでしょう。
夏に合ったダイエット法
夏の基礎代謝は低いので、ダイエットは諦めましょう、というのであれば、この長い記事を書いたかいがありません。夏こそ薄着になるシーズンなので、少しでもかわいく、かっこよく見られたいというのが、おんなごころ、おとこごころというものです。
夏の基礎代謝が低いのはわかったけど、低いなりにも少しでも基礎代謝をあげようという思考で考えて行きたいと思います。
消費カロリーを増やすためには、ランニングなどの運動を長時間行うと…
あ、あぶないあぶない、ついうっかりつらい選択肢に逃げてしまうところでした。消費カロリーではなく、基礎代謝を上げる方法でしたね。夏でもスリムな人がいるので、絶対に何らかの方法があるはずです。
基礎代謝を上げるためには、外気温と体温の差が重要でした。冷夏になって冬くらいの寒さになれーって願っても、そんな願いをされる神様もたまったものではないので、外気温を変えることができないのであれば、体温の方を上げてみると、基礎代謝も増えるのではないでしょうか。
インフルエンザで高熱が出たあと、びっくりするほど体重が減っている、あの原理を利用しようと思うのです。
体温を上げて基礎代謝を上げる方法
この方法はこれまでダイエットを失敗したり、ダイエットに成功してもリバウンドを繰り返してきた人にぴったりな方法です。わたしもまたその一人です。なんと体重の幅は2倍以上ありました。えへへ。
ダイエットを繰り返してきた人は、身体にとってみると、何度も飢餓状態に陥ったということでもあります。もしもう一度飢餓時代が訪れても、対応できるように、身体自体に省エネ機能が働いています。これがダイエットを繰り返すたびに痩せにくくなる仕組みです。
食事制限ダイエットを続けていると、身体が飢餓状態と認識して消費カロリーを抑えて、停滞期がやってくるのと同じです。
こんな人は、例に漏れず体温が低いのが特徴です。低いのならば体温を上げる幅が大きい分だけ、ダイエット効果が期待できるというわけです。
理屈はいま述べた通りですが、実はこの体温をあげるということ自体が、とても難しいことなのです。何冊か文献に当たりましたが、わたしの場合には効果がありませんでした。
行き着く先は運動をして体温を上げましょうという結論しか残っていません。これでは、ずぼらでまぬけなかえるがおの結論としては受け入れることがでず、どうにかして楽に痩せる情報を提供したいのです。
実はここまでが、前回の記事「まだ、間に合う!2週間でウエストマイナス10cmに成功した誰でも簡単ダイエット法」の「ダイエットの味方その2クエン酸ドリンク」の項目の前に必要な説明だったんですよね。前回の記事で説明が足りずすみませんでした。
クエン酸とお酢
クエン酸回路って聞いたことありますか?学習された方も多いと思いますが、体内でエネルギーが簡単に生成できる仕組みです。前回紹介したクエン酸ドリンクは、この働きを活発にすることを意図していました。
同時にこのエネルギーが使われるとどうなるかというと、身体の中で熱が生まれるのです。
言い換えると簡単に多くの使用しやすいエネルギーを生成させ、効率よく使用することで熱を発生させると、楽に簡単に体温を上げることができます。さらにクエン酸は脂肪をエネルギーに変えるというおまけ付きです。
クエン酸水以外で同様の効果が期待できるのは、酢酸を含むお酢です。黒酢やもろみ酢などドラッグストアによく売ってありますが、お酢自体も脂肪の蓄積を抑える酢酸や、アミノ酸とクエン酸でクエン酸回路の効果も期待できます。
紹介したクエン酸であれば950g600円ほどですので、水に溶かしてご自身でクエン酸ドリンクを作ると、コストパフォーマンスが非常に高いです。
わたしが飲んでいるこのお酢であれば、1本500円以下でお得です。一般的な商品なので、お近くのドラッグストアで購入できます。Amazonと価格を比較して購入を検討してみてください。
まとめ
今回もまた、ながーい文章でしたがいかがでしたでしょうか。
日本にある四季を利用したらくちんダイエット方法をまとめてみました。
外気温と体温の差が大きいほど痩せやすい仕組みですので、冬でも体温を上げることで、もっと効率的に痩せることができるようになります。
結論が前回の記事で紹介したクエン酸水と、ちまたに情報が溢れているお酢が効果的ですよ、というだけであれば、いろんなブログだけでなくテレビ番組でも紹介され尽くしてきました。
せっかく、この長い文章を最後まで読んでいただいたぶんだけ、他の媒体と異なる情報を書いておきたいなと思ったところ、ありましたよ1つだけありました。ほとんどの媒体で触れられていない方法がありました。
実は5年くらい前、すごく痩せたときにあるプロテインを常用していました。このプロテインが1日小さじ半分程度でとても効果が高く、わたしも先輩から教えてもらったんですが、とっても驚いたのを覚えています。
このプロテインの効果はずばり、体温を上げるという効果です。今回の話題にもってこいです。飲んだ後は何もしなくても汗がたくさん出てきて、身体の内側から体温が上がっているのがよくわかります。体温を上げて基礎代謝を増やす今回の記事にぴったりです。
運動前や寝る前の服用で、基礎代謝をプラスαしてくれる印象なので、外出前とか学校や仕事に行く前に飲むのはおすすめできません。たちまち汗かきになるので、その対処に困るからです。
職場や学校で、汗臭くなっちゃうと困りますからね。朝シャワーを浴びる前提の夜とか、スポーツを楽しむ前など使用する機会は限定した方がよいと思います。
そんな驚く効果のプロテインなんですが、残念ながら、日本では発売されなくなってしまいました。どうもそのプロテイを長期間置くと、空気中の水分を吸って固まりやすいということが原因だったようです。
固まっても付属のスプーンで削るだけですので、量を調整できる分少ない量を長期間飲むことができるので、経済的にもお得だと個人的には思っていたのですが、どうやらそう思っていたのはわたしだけのようです。
そのプロテインがですね、プロテインという名前が消えて、今月Amazonで販売されているのを見つけました!
MUSASHI フアンという商品です。早速購入してみました。
出典:http://allin1.jp/user_file/musashi-sh/lp/huan.html
正直以前と比べて、汗をかきまくるということはなくなりましたが、身体が温まってじんわり汗をかきやすくするという商品にm改良されてしまったようです。それでももちろん効果があり、寝る前に飲んだらおなかがぺったんこになったというレビューあるほどです。
新商品の注意点として、1包ずつの小分けになったことです。固まることを防止するため小分けになったようですが、わたしにとってはこの1包の量が多すぎます。飲むときに粉っぽいし4gもいらないので半分程度飲んでいます。
一番の問題点は値段でしょう。普通のプロテインは一番大きくて5000円以内で購入できますが、この商品は90包で1万円程度ととても高価です。1万円をかけてまで痩せるべきか、自分で頑張るべきかはよく考えた方がいいでしょう。
先ほど確認したところ、MUSASHIの製品はなんとスポーツゼビオにおいてありました。高価なものなのでAmazonと価格を比較して、少しでもお安い方で購入されることをおすすめします。
ゼビオの店長さんに写真をブログに載せたいことを相談したところ、快く撮影を許可していただきました。かえるのかおをした、まぬけなひとの突然の依頼を、快く引き受けていただき本当にありがとうございました。
この記事がみなさんの自分磨きに役立つことを願って
今日のかえるがおはここまでです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。