続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

「おにいさん」と「おじさん」と「おぢさん」の境界線

こん○○は、かえるがおです。


今回のかえるがおはずばり「おにいさん」と「おじさん」と「おぢさん」の境界線、という仰々しいタイトルでお伝えしたいと思いますが、実は、完全にタイトル負けのいつものテイストのまぬけなお話です。

乃木坂の予定している記事2つのキャプチャー画像作成に時間がかかるため、それまでの間の単なるつなぎ記事です。

 

出典:なかむらるみ著「おじさん図鑑」

 

 

おぢちゃんの邪魔でしょ

いつかは忘れてしまいましたが、丸の内線の池袋駅で、茗荷谷まで通っていた時期がありまして、その池袋駅のホームで起きた出来事です。

ちいさい3歳くらいの女の子が、かえるがおのわたしに興味を持って、いつものようにかおを指さしながら近づいてきました。

なぜか小さい子に見つめられたり、指を差されたりしてしまって、きっとわたしを見て自分と同じ種類の人だと思うのでしょうか。そんなことももうなれっこですので、笑顔を振りまきながらも、まっすぐ近づいているその子を、なんとかよけながら交わしていました。

すると、子どもの意外な行動に気付いたお母さんが急に
おぢさんの邪魔でしょ」とその子に注意をしていました。

なんのことはない、日常の様子ではございますが、この話とってもわたし的には傷ついたのです。



傷ついた理由

実はそれまで、「おぢさん」と言われたことがありませんでした。
知らない人から言われるときには「おにいちゃん」でしたし、おいっこ、めいっこはちなみに呼び捨てされています。

 

このへんはいぢわる好きな姉の話が必要だと思うのですが、姉一家はおいっこ、めいっこ含めて完全になめられています。


なぜおみやげくれないのか、入学祝いがまだだのなんだの、要求が激しいこと激しいこと。きっとおぢさんとして尊敬はまったく、一切されていません。

そんなこんなで「おぢさん」と表現されることがなかったので、池袋駅のホームで「おぢさん」と表現されたことにたいへん衝撃を受けまして、「おぢさんと表現される年になったのかぁ」と自覚することにつながりました。

自分はもう「おぢさん」なんだ、と自分に言い聞かせるきっかけになった出来事なのでありました。


この事件以降、自分のことは「おぢさん」と表現することになりました。

 

おぢさんとおじさん

ここでまた脱線ですが、旧かえるがおのときからこれまで「おじさん」という表現は使わず、すべて自分を指すときには「おぢさん」と表現しています。

これは意図して「おぢさん」と言う言葉を使っています。
「おじさん」と書くと、何かタック付きの太いよれよれの茶色かグレーのズボンをはいて、でっかいよれよれのワイシャツを着ているような、勝手なイメージをなぜか想像してしまいます。


この「おじさん図鑑」を持っているからなんでしょうか。ちなみにこのおじさん図鑑は、おじさん好きの作者さんがまとめたおじさんのリアルな日常のイラスト集です。ほんとうにおじさんが好きなんでしょうねぇ、マニアックで分類が緻密でとってもおもしろい本でした。 

おじさん図鑑

おじさん図鑑

 


もちろん、おじさんに対する勝手なイメージは自分の偏見で、実際のおじさんはかっこいいおじさんもいますし、ロマンスグレーのおじさんも、やっぱりおじさんと表現してもかっこいいです。

「おぢさん」と書くとやっぱりちょっぴりまぬけなイメージもあるかと思うんですよね。

ちゃんと服装に気をつかうことができるようなおぢさんになるために、そしてちょっぴりまぬけ感を出すために、自分を表現する時には「おぢさん」と表現するようになりました。

「ぢ」ってひらがながまぬけです。ある病気を想像してしまうのですが、そのへんは割愛させていただきますので、みなさんそれぞれでイメージして、ほくそえんでみてください。

 

ちょっとおにいちゃん

 

そんなおぢさん歴を絶賛進行中のかえるがおですが、先日こう呼び止められました。

「ちょっとおにいちゃん、いいかな?」

お、おにいちゃんだそうです。さすがにもうおにいちゃんは通用しないとは思うんですけどね。

 

西新宿を運転中に、電話がかかってきたので路肩に止めて会話していたら、おにいちゃんと呼ばれました。その呼んだ人を見てみると…なんと警察官の方でした。


警察官の姿を見ると、あれ?交通違反でもしちゃったかな?と焦ってしまいます。1回でも違反をするとゴールド免許じゃなくなっちゃうので、何にも悪いことをしていなくても、なぜか緊張感が走ってしまうところがまぬけです。

ただ、駐停車禁止の路側帯でもないし、長時間停車していたわけでもないし、ちゃんとハザードつけていたし、あんまりつっこまれる要素がなかったんですよね。


それで「あ、どうしたんですか?」なんて平静を装い、免許証を出しながらわざとらしく聞いてみました。すると、車を降りてきてトランクを開けるように言われました。


どうも交通違反ではないようです。実はくるまいぢりが趣味みたいなものでして、トランクにはぎっしりパーツが入っているんですよ。もちろん違法ではないパーツばっかりですよ、ギャルソンのラグジュアリーパーツとか、足回りのサスペンションとか、スピーカーとか音響系のパーツです。

そもそも警察官の方って、話をするととってもフレンドリーな方が多く、会話をすると別の業界のいろいろ新鮮なことがわかって楽しいんですよね。

それで、車のパーツがとっても好きで、トランクにはたくさん入っているんですよー、みたいな話をしながらトランクを開けました。

その警察官の方もとってもフレンドリーで、トランクを見ると安心したようで「本当に車好きなんですねー」なんて話をされて、そのまま自然と世間話になりました

 

おにいちゃんと呼び止められた本当は怖い理由

 

一番気にかかるのは、なぜ交通違反でもないのに、警察官の人に声をかけられ、トランクを開けたのかとい言うことです。

よくよく話を聞いてみると、どうも車でいろいろ売買する人がいて、車のナンバーが特殊なナンバーだったので、その売人さんにまちがわれたとのことでした。

はぁ、売人さん、え!!!売人さんって、あの白い粉のやつでしょ。違法のやつ。
いやいやいやいやそんなの本物見たこともありませんし、この善良なかえるがおのやつが売人であるはずがーありません。

そんな怖いことしないですよー、なんていうと笑い話みたいになって、その後は警察官の方の苦労の話なんか聞いて、結果的には有意義な時間を過ごしたのですが、かなり驚いて動揺したのは確かです。

いい人だったからいいですが、へんに疑われて誤認逮捕なんてこともありますからねー。ほんとにこわいでっす。

 

そういえばおにいちゃんって呼ばれたことが…

そういえば、「おにいちゃんちょっといいかな」と呼ばれたことが、もう1回だけあったような気がします。夜中にマクドナルドのドライブスルーで買っているときに、建物の角から「おにいちゃんちょっといいかな」と呼ばれました。

これまた警察官の方でした。

その時は免許の提出を求められ、そのまま世間話をすることもなく、すぐにどっかいかれたのですが、このときも確かにおにぃちゃんと言われました。

 

ウーハーがうるさいから、へんにめだっちゃったんでしょうねー。音楽聞きながら夜中のドライブがストレス解消なんですが、ウーハーでご近所に迷惑かけないようにしないとです。

 

ご検討くださいませ

考えてみたら、おにぃちゃんと呼び止められたのは2回ともに、警察官の方から呼び止められたのでした。

 

警察官のマニュアルには怪しい人は「おにぃちゃん」と言って、呼び止めるように書いてあるのっしょうか?きっと、そんなわけないですよね。だって運転しているのが、女性かもしんないですし、もし女性におにぃちゃんと声かけたら、めちゃめちゃ失礼ですしね。

 

ということは、完全にわたしを見ておにぃちゃんと声をかけているはずです。

 

そういえば、免許を見せて生年月日を確認したあと、新宿のときには確か急に敬語に変わっていたような気がします。

 

そういえば、会社でもだいたい年下だと思われるんですよねー。無理に否定しませんが、童顔のかえるがおでわるうございました。

 

もうおにぃちゃんと呼ばれるような年齢ではありませんので、できれば警察の方の捜査協力時に「おにぃちゃん」はやめてもらえるとうれしいです。

 

かえるがおからのお願いでした。がっくしっと。

 

「おにいちゃん」と「おじさん」と「おぢさん」の境界線

結局「おにいちゃん」と「おじさん」と「おぢさん」の境界線を考えるときに重要なのは年齢ではないような気がします。


同じ歳の人でも老けて見える人もいるし、若々しい人もいます。きっとそれは見た目ではなくて、気持ちの持ち方なのかもしれませんね。

 

いまどきの若い人がどーのこーの言ったところで、昔の若い人もそのまた昔のおじさんにどーのこーの言われてたでしょうから、あんまり生産的な話ではありません。昔を振り返ってよかったなと思っているだけでも、今後の成長が期待できないような気がします。

まだまだ未熟でこれからなので、年齢や性別に関係なく尊敬できる方々からしっかり学んで、少しでも成長できたらいいなーと、めずらしくまじめなことを思いました。

 

やっぱり「年齢は背番号みたいなもの」で、年齢が大切なのではなくて、その人の考え方や気持ちの持ち方の方が年齢よりも大切で、年齢を経てもなかなか成長できない人もいるし、10代でも尊敬できる人はたくさんいるなーなんて思いました。

かえるがおではよく出てくるこの言葉「年齢は背番号みたいなもの」ですが、この言葉って自分が好きで使っているだけで、きっと誰もピンとこないんだろーなーと思いながら本日のかえるがおはおしまいです。