続・今日もやっぱりかえる顔

なぜか巻き起こってしまうまぬけな日常を、ひらがな中心のまぬけなテイストでお届けします。ときどき乃木坂46。

「ビッグウエーブについての一考察」の巻

日本全国お盆真っ盛りです。
お盆を真っ盛りというのかどうかは
わかりません。
ちなみにいぼの糸は食べたことがないので
おいしいのかどうかも同時にわかりません。

日本全国というと、ちょっと違うようで
旧盆ではなく先月にお盆が終わっている地域も
あるらしいのですが
お盆というと旧暦の
8月13日、14日、15日をさすことが多いですね。

毎年お盆の頃になると
民族大移動が始まり
新幹線の乗車率が何%だとか
なんとか道の何とかトンネル付近20㎞の渋滞とか
よく聞くことになります。

僕はお盆のさなかに田舎に帰ったことはないので
よくわかりませんが
みなさん大変な思いで
帰省されているようで
ちょっとかわいそうになってきたりします。

新幹線の自由席が乗車率100%を超えると
席に座れなくて、立っている人がいるということになるようです。
新幹線で席に座れないのは
通勤電車なんかで席に座らないのとはわけが違います。

3分位で次の駅に着くのではなく
次の駅が1時間後ということもあります。
それまでラッシュの中我慢しながら
同じ姿勢で固まっていなければいけないのは
結構きついと思います。
僕はやっぱりかんべんです。

一番長い場合東京-博多間6時間も
立っていかなければいけないのはほんとうに大変なことです。
まるで立ち仕事です。
それに両手いっぱいの荷物とおみやげ
小さい子なんか連れて行っていたら
子どももかわいそうですし
おとなもかわいそうです。

あ、そうそう、今思い出しました。
一度だけお盆のぎゅぎゅうの
特急列車に乗ったことがありました。
まだ僕が3歳くらいだったときでしょうか?
両親と姉2人と一緒に
いとこのうちに遊びに行く途中に
ぎゅうぎゅう電車に乗り合わせてしまいました。

しかーし僕は小さくて、
またかわいらしーい顔を(自分で言うとはちょっと怖いです)
していたので、知らないご老人が
僕だけご夫婦の真ん中に座らせてもらい
そしておかしまでいっぱいもらったことを覚えています。
そして姉たちのするどいまなざしまでも・・・。

また話は変わるのですが
僕のおばが言うには
この年になって僕はどんどん幼いときの顔に
戻って来たようだというのです。
本当にそうでしょうか?
僕には自分のことなのでよくわかりませんが
叔母は僕の保育園の先生でもあったので
ひょっとしたら本当に僕は幼い頃の顔に戻ってきているのかもしれません。
ひげもありませんし。ほんとに。

幼いときは上が姉2人なので
よく女物の服を着せられていました。
ピンク系のファッションなんですが
そんな服を着ておきながら
満面の笑みで写真に写っている様子を見ると
当時本人もまんざらではなかったようで
現在客観的な視点で見てみると
女物の服を着て笑顔で写真におさまっている男の子を見ると
ふびんで、ふびんでなりません。(涙)

まあそんな幼いころのことはどうでもよくてですね、
僕が今かわいそうだと思うのは
ラッシュの中帰省される人たちです。

新幹線にラッシュの中6時間もたっていなければいけない人たち
ほんとうにたいへんですねえ。
せっかくの休みなのに
ぜんぜん体は休んじゃいません。
きっと仕事が始まった頃に
帰省の疲れがどっと出てきそうで
かわいそーです。

運よく新幹線の席に座れた人だってかわいそうです。
6時間席に座りっぱなしだと
おしりも痛くなるだろうし
といれにも行きたくなることがあると思います。

僕だったら6時間乗っていると
トイレに一回は行くかもしれませんねえ。

しかもトイレに行くための通路は
立っている人であふれていて、混み混みで
「すみません」「すみません」と連発しながら
人をかき分けてトイレに行くのも
至難の業です。

また運よくトイレに着いても
新幹線に乗っているお客さんの数をこなすには
新幹線のトイレの数は少なすぎます。
運よくトイレがあきになっているかどうかもわかりませんし
そしてトイレから自分の席に帰る時もまた人をかき分けて
なんてやっているとほんとうに大変なことになってしまいます。

僕なんかはそう思っただけで
トイレに行くのがいやになり
我慢して寝たふり作戦を決行するかもしれません。

しかし我慢できないトイレもあるわけで
トイレに行きたい急激なビッグウエーブが来たら
どうするんでしょうか?

ラッシュの新幹線の中で
青い顔をして座っている人がいたら
きっとトイレの急激なビッグウエーブと戦っている人かもしれませんので
そんな人を見かけたら
「がんばれ。負けんな。」
と声をかけてあげましょう。

そんなふうに考えると
お盆に帰省するのは
やっぱりぞっとしますね。

新幹線はトイレがあるからいい方かもしれません。
車で渋滞に巻き込まれたら
トイレはないし、ビッグウエーブにおそわれたら
ひとたまりもありません。

一度だけ20㎞の渋滞の道か

40㎞の渋滞の道かどちらかしか選べない
究極の選択の時がありました。
しぶしぶ20㎞の方を選んだのですが
渋滞を抜けるのに6時間かかってしまいました。

まあそのとき幸いにも
トイレのビッグウエーブがこなかったからよかったものの
ビッグウエーブが訪れる方もきっと多いことでしょう。

今度から車の渋滞の列を見るたびに
この車に乗っている人の中で
きっとトイレの大きな波と戦っている人がいるのではないかと
心の中で「がんばれ。」と応援することに決めました。
「がんばれ、見ず知らずの人」

きたない話ですが
トイレに行きたい大波と戦うと言うことは
負けちゃう人もいるわけで
負けちゃった人の車の中の状況は
どうなっているのかと思うと、
お気の毒です。
決して笑ってはいけません。
次はあなたの番かもしれません。

最後になりましたが
きたない話ついでに
僕が日頃疑問に思っていることを
聞いてください。

新宿とか人があふれているところに行くと
いつも思ってしまいます。
これだけの人が毎日ごはんを食べるんだから
全部あわせたらすごい量になるだろうな。
と同時に
これだけの人が毎日トイレに行っているんだから
そのトイレの量も集めればすごい量になるだろうな。
とってもきたないことに
思いをめぐらしてしまうのでした。

お食事中の方たいへん失礼いたしました。

それでは。