街を歩いているとき、そしてジョギングしているときなど、わたしにとって外出時に必要不可欠なものがあります。それが音楽です。
歩きながら好きな音楽を聴き、気持ちを落ち着けてリラックスされている方もきっと多いことでしょう。イヤホンをしながら街を歩くのは危険も多く、やめるべきだとは思っていてもなかなかやめられません。
そういえば最近、結構イヤホンをしながら街中を歩いている人が結構増えてきたような気がします。
個人的にはヘッドフォンのように、イヤフォンと表現したいところなんですが、今回の記事では一般的にわかりやすい表現方法として、イヤホンと表記したいと思います。
最近はBluetoothのイヤホン製品が、増えてきていることもあるかとは思うのですが、街中で音楽を聴きながら歩いている人が増えた理由は、果たしてそれだけでしょうか。
今回のかえるがおは、なぜイヤホンが手放せないのかその意外な理由を考えて行きたいと思います。
音楽は気持ちとつながる
まず音楽は気持ちとリンクすることが多いツールです。
あえてツールと表現したのは、音楽を利用して自分の気持ちを、自らの意思でコントロールできるからです。
わたしのまわりには出勤時にプロレスラーさんの登場音楽を聞いて、テンションを上げながら出勤をされる先輩もいます。朝眠くて気持ちがなかなか仕事モードに切り替わらないときは、とても効果的な手段なのかもしれません。
また逆に音楽は気持ちを落ち着けてくれる効果もあります。落ち着いたリズムや音色だけでなく、いつも聞いているお気に入りの楽曲も気持ちを落ち着けてくれます。わたしなんかはとっても単純なので、意図せずお気に入りの音楽が流れてきたら、ラッキーなんて思って、その日はいいことが起きそうな予感すら漂います。
音楽を聴いただけでテンションが上がってしまうなんて、われながらとっても単純です。
イヤホン中毒
では、外出時にイヤホンを手放せない理由はそれだけでしょうか。
SONY社製のノイズキャンセリング機能付きハイレゾイヤホンを、使っていたことがあるのですが、そのときにはまーったく外界の音は遮断されていました。気がついたら、足の後ろに車のバンパーがあったことが何度あったでしょうか。
そんな危ない目にあってもイヤホンは、絶対に手放せない必需品でした。よい子のみなさんはまねしないでくださいね。
今でもランニングの時に使ったまま置きっぱなしにしてしまって、外出中にバッグに入っていないことに気がついてしまうと、とたんにぶるーな気持ちになって、今日は何かいやなことが起こるかもしれないと思ってしまいます。
たなみに、いやなこともへんなことも、まだなーんにも起こってないのにぶるーな気持ちになってしまいます。われながらほんとにあきれてしまいます。
現在はApple社製のAirPodsを使っているのですが、先日充電が切れてしまって音楽が聴けないことがありました。あーあ音楽が聴けないのかぁと思いながらも、いつものくせで耳にAirPodsを装着してみると、何にもきこえないはずなのに、なぜかほんのり落ち着くんですよね。
ちなみにiPhone初心者のわたしは、最近までAirPodsの充電にわざわざLightningケーブルを使わないといけないと思い込んで、めんどくさいなーと思いながらLightningケーブルを準備してから充電をしていました。
でもAirPodsって置くだけで充電ができるQiワイヤレス給電に対応してるんですね。わざわざLightningケーブルをしまってるところから引っ張り出してたのに、損した気分です。
ちゃんと商品のWebページに書いとけよなーなんて思ってみたら、しっかりちゃんと書いてありました。ちゃんと読んでいない自分が悪かっただけだったんですねぇ。とほほ。
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イヤホンの意外な効果
あれ、大切な話を見過ごしてしまったようです。
そうそう、充電が切れて音楽がイヤホンから流れていなくても、なぜか気持ちが落ち着いたという話に戻してみたいと思います。
音楽を聴くという目的のイヤホンなのに、音楽を聴かなくてもイヤホンを装着しているだけで落ち着くのは、なぜなのでしょうか。
最初に思い浮かべたのが、自閉症スペクトラムの子どもがよく使っている、イヤーマフでした。ヘッドフォンのようなイヤーマフを使っている子どもを見かけられたことはありませんか。
自閉症スペクトラムに限らず発達障害をもつ子どもは感覚過敏な子どもが多いのが特徴です。一般的な人よりも周囲の物音が大きく聞こえたり、耳障りな不快な音に聞こえたりします。聴覚過敏を防ぐために、イヤーマフが用いられます。
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そういえば感覚過敏というのは、発達障害の子どもだけではありません。
乗り物酔いをする人も感覚過敏の人が多いと言われます。そしてそんな人は感覚が敏感なので、感受性がとても豊かなのが特徴です。
実はわたしも自分の運転では乗り物酔いはしないのですが、船やジャングルジム、ジェットコースターに乗ると、確実に酔ってしまう感覚過敏です。感受性が豊かかどうかについては、こんな感じでございますので、見解が非常に分かれるところだと思います。
ただ、長らくメニエール病だったんですよね。これは本当です。光がまぶしくて聴覚と平衡障害がありました。しかし深刻なタイプではなく、わたしのことですのでもれなくまぬけな出来事が起こるタイプのメニエール病でした。がっくし。
イヤホンの気持ちを落ち着ける効果
どうやらわたしのような聴覚の過敏な人にとっては、イヤホンで耳を塞ぐというのは、聴覚の過敏を軽減でき、落ち着く効果があるようです。
そう言われてみると、オリンピックや大会で活躍するスポーツ選手が、試合前にイヤホンで音楽を聴きながら準備体操しているシーンって確かによく見かけますよね。
乗り物酔いには耳栓をしておくと平衡感覚が保たれるというし、きっとイヤホンを耳に装着しているだけで落ち着く効果があるのでしょう。
わたしの検証では、耳全体を覆うヘッドフォンより、耳の中に入れるタイプのカナル型でも、耳の中に置くタイプのインナーイヤータイプでもよいので、イヤホンの方が気持ちが落ち着く効果は高いと思います。
※イヤホンの詳細についてはこの辺に書いてあったかと…
試合や試験など重要な日には気持ちを落ち着けることができますし、元気が出ない時にはのりがいいお気に入りの音楽を流して、気持ちをあげるのもよいし、音楽を生活の中に取り込んで、日常生活をよりよいものにしていかれることを願っています。
以上今回のかえるがおでした。
ちゃんちゃんっと。
誤解されないように
あ、すっかり忘れて終わってしまうところでした。
とっても大切なことを書いていませんでした。
イヤホンで音楽を聴くと気持ちが落ち着く効果はよくわかりましたが、残念ながら歩きながらイヤホンで音楽を聴くということについて、市民権がありません。
市民権はおおげさですが、一般的に否定的な意見を持っている人が多いのが実情です。そのため、音楽を聴きながら街中を歩く以上自己責任として、しっかり対処することをおすすめします。
まずは安全面です。わたしのように車にひかれそうになることだけでなく、周囲の音が聞こえないと、せっかく気持ちを落ち着ける効果は期待できても、自分の身を危険にさらしているだけです。
そのため、ボリュームはBGM程度にしておいて、ノイズキャンセリング機能は使わない方が賢明です。ちゃんと音楽を聴きたいときには、じっくり自宅で聴いた方が、楽曲の世界観に入り込むことができて、しっかり鑑賞できます。
あくまで自分が主役の今日というドラマの中で、バックに流れているBGM感覚として、音楽を流しておく方がよいと思います。
コンビニやお店でもまだまだ市民権がありません。
わたしがお店に入る時には、とんとんと2回たたいてAiePodsの音楽を止めてからお店に入ります。
イヤホンをはずしているわけではないので、見かけ上音楽が流れているかどうかはわからないので、本当はとっても感じ悪いかもしれません。
ただ、よく行くコンビニの人はなぜかわたしに話しかけてくるんですよ。イヤホンしているわたしに、なぜはなしかけるのかなーなんてずっと不思議に思っていました。
結構悩んでもその原因がわからず、ようやくコンビニで購入するときの自分の行動を、しっかり観察してみてやっとわかりました。
小さいときからのくせなのか、レジでお金を払った後、きまってなぜか「どーも、ありがとうございましたぁ」と声高らかに、店員さんに言っていたのです。「あれ、こいつ話できるじゃん」って、この会話のボリュームから、音楽を聴いていなくてイヤホンをしているだけだってばれちゃったんですね。
自分がお客さんにもかかわらず、笑顔でありがとうございましたぁーというかえるがおのまぬけなおぢさんを見て、店員さんも思わず声をかけたくなっちゃったんでしょう。
本当に恥ずかしくなってしまいました。
実はこれって、わたしを育ててくれた祖母の影響なんですよねぇ。
ちなみに祖母が教えてくれたルールによりますと
お店に入る時に「ごめんくださーい」って叫ぶ
お風呂に入った後は「おっさーきしまーしたっ」とリズミカルに言う
電話に出るときは「もしもしかえるがおですけど、どなたさんでしょーかっ」と言わなければならない などなど…
ははーん。なるほど。わたしのまぬけは祖母譲りだということがわかったところで、今回のかるがおはおしまいです。
おっさーきしまーしたっ!