あれは、20代の頃の出来事でした。
多くの人が参加されている会の参加者のひとりが、ある残酷な告知を現実のものとして受け入れることができなくなり、
責任を転嫁させるために、つい、思わず嘘をついてしまいました。
残酷なことになってしまったのは、かえるがおのせいだと、かえるがおはわるいやつだと…
その一言をきっかけに、その会は大紛糾しました。
かえるがおというやつはどれだけ悪い人なんだと、たくさんの人から怒号が飛び交い
大半の人は涙を流しながら、そして指を指してわたしはひどい人だと激しく訴えていました。
一緒に参加した仲間も含めて。
いやいやそれ違いますよ、という雰囲気でもなく
あの方が嘘をつかれていますよ、と言えるわけでもなく
わたしに対する怒号が飛び交う中、次第次第に追い込まれていって
そして…
結果的には月日がたった後、罪の意識に苛まれ、嘘をついた人が本当のことを言ってくれて、批判をされたことが事実ではないと、みなさんにわかってもらったはずなのですが、嘘を隠すために集団が行ったもっと残酷なことは…
過去のこの出来事は、わたしのその後の人生を変えてしまいました。
まだまだ未熟なわたしはこの出来事を消化できないこともあり、
詳細は来たるべき時期に、このブログに書かせてもらいますので
もう少し、お時間をいただけるとうれしいです。
この出来事を現代の言葉に当てはめてみると
炎上、叩かれ、バッシングということでしょう。
正義をかざした個々が集団で個人に対して牙をむくことを
わたしは集団ヒステリーの一種の現象だと思います。